二日前にTwitterでw-inds.の「We Don’t Need To Talk Anymore」のリミックスコンテストが開催されていることを知りました。

http://www.w-inds.tv/information/others/contents.php?id=VF6h5Hq0mO

オフィシャルサイトには曲のステムデータ(各トラックバラバラになったデータ)がフリーダウンロードになっており、即ダウンロードして5時間でリミックスを作りました。

最初は覆面というか名前を隠して応募しようと思ってたのですが、勢いで作り始めたために応募要項を全然読んでいなくて、作り終わってからプロダクションなどに所属している人NGということを知りました(笑)。
応募することもできずどこかにアップロードしても企画の迷惑になるかと思い、しかしせっかくだから聴いてもらいたいのでSKY-HIに繋いでもらって慶太くんに連絡したところ、快諾をいただいたので僕バージョンのリミックスをSoundCloudにアップしました。
https://soundcloud.com/koichi-tsutaya/we-dont-need-to-talk-anymorekoichi-tsutaya-remix

慶太君とSKY-HIは、僕とはやってることは違えどいつもシンパシーを感じています。
彼らはイメージと何か違う事をやれば揶揄され、違うフィールドの中に入れば色眼鏡で見られる、そんな経験をたくさんしてきたと思います。
アイドルと言われながら、常に新しいことに挑戦し攻めの姿勢を崩さず、思い立ったときの行動力と推進力、これは並大抵の人間ができることではないです。

僕も、世の中というよりは音楽業界の中では当然J-POPのプロデューサーとして認知されていて、仕事の9割以上はJ-POPないしはJ-ROCKです。
自分としてもポップスを作ることに誇りを持っているし今の自分を育ててくれたJ-POPには感謝しかないです。
しかし僕という人間にも当然ながら様々な角度があり、幼少期に聴いていたクラシックやジャズ、10歳から打ち込みを始めて、中学から没入したHIP-HOPやハウス、テクノなどのダンスミュージック、レコードを漁っていたソウルやファンクなど全ての音楽体験が今の自分の音を形成しています。

そして現在もより美しい音はないか、自分を奮い立たせてくれる音楽はないかとたくさんの音楽を聞くのが好きで、時間があれば音楽を聞くか仕事と関係ない音を作るのが趣味です。
子供の頃から自分自身をいつもアップデートしていたい想いは常にあって、そんなときに出会ったw-inds.のこのリミックス企画でした。

この企画を遂行したw-inds.は最高にかっこいいと思うし、こういうことが当たり前の日本ポップスシーンになってほしいです
そういう気持ちからリミックスを作ったので、ぜひみなさん聴いてください。

そして締め切りまでまだ4日あります。
全国のトラックメイカーたちよ、こんな楽しいことはないから絶対にトライしてほしい。
僕のような40代の大人が悔しくなるような、羨望するようなかっこいいトラックとトラックメイカーにたくさん出会いたいです。