バンド活動をやってると、どうしても気を使いきれないのが録音・撮影環境です。
スタジオ練習の録画や撮影はもちろん、ライブ映像の撮影をしたと思ってスマホで撮ってみたものの、画質も音質も微妙…反省会するにもちゃんと撮れてない…みたいになることって結構ありますよね。
あとはライブ映像をSNSとかで公開したいなーと思っても、この映像じゃ全然魅力伝わらないよ…とか。
「そんな悩めるバンドマンの強い味方はいないだろうか…」
います。絶対的強者が。1バンドに1つは欲しい存在。ぼくの長年の相棒。
それがHDR-MV1だー!
今日はこいつの魅力についてとことん語っていきます…!
ちなみに、このカメラはSonyが出しているミュージックビデオレコーダー(音楽用カメラ)ってことになってますが、場所を問わず非常に使いやすいカメラです。
Youtuberとして活動してる人とか、ビデオ撮影したいけど機材に困ってる…って人は是非参考にしてください。
HDR-MV1って?
前述したように、Sonyが出しているミュージックビデオレコーダーです。
公式HPはこちら▼
発売日したのは2013年11月で、かなり昔になるにも関わらず今でも十分の機能を有しています。
スペックや特徴については、公式HPでかなり分かりやすく、そして詳しく紹介されています。
ので、この記事では実際に使ってみて感じた魅力や良いなと思った特徴、逆にちょっとおしいな…って思うところを書いていきます。
HDR-MV1の特徴
1.ミュージシャンも唸るほどの高音質
やはり天下のSonyさん。ミュージックビデオレコーダーというだけあって、とにかく非常に音が良いのです。
動画を撮るってなると一番気になるのは当然画質です。最近のスマホやデジカメはとっても画質がいいので、キレイに撮れます。
が、しかし!
音が割れてる…
ノイズや雑音がうるさい…
急にでかい音なったりする…!
などなど、音が原因で観づらい動画になることもあるんですよね。バンドなどの音楽シーンなどでは特にそうです。
しかしHDR-MV1はそんな悩みを一蹴。公式HPで「ミュージシャンの完成に響く高音質」と言うだけあって、音にこだわりのある人が聴いても唸る音質です。
特にありがたいなーと思うのが「オーディオリミッター」という機能。一言で言うと、音割れを抑える機能です。
これのおかげで、どんなにうるさい環境で撮ってもキレイな音で撮れるんですね。
内臓しているマイクは「120°X-Yステレオ方式マイク」というのを使っているので、左右だけでなく奥行きまで再現してくれます。
ローカットフィルターってのもついてるので、ノイズが気になるときはカットすることも可能。
音が割れず、奥行きまで感じる立体感。それを映像と一緒に取ってくれる。控えめに言って最高です。
ちなみに同じくSonyが出している録音用機器「H2n」よりも音がいいです。完全上位互換←
2.とっても嬉しい広角レンズ
画質についても、全く問題ないレベルで撮ってくれます。
それだけじゃなく、ライブハウスのような暗所でもしっかり撮影できる「“Exmor R” CMOSセンサ」を搭載していて、暗くて全然見えない!という問題を解決します。
そして何より素晴らしいのが、120°の広角レンズです。
上の画像は同じ場所でスマホと撮ったときの違いです。HDR-MV1が圧倒的に広角!!
特にバンドって複数人でやるので、全体を映そうとすると普通のカメラじゃ全然収まらないんですよね。収めるとしてもかなり遠くからにしないといけなくて、当然音も遠くなってちゃんと聴こえないし…みたいな。
ぼくはドラムやってるんですが、ドラム視点の動画はドラム全体映すだけでも普通のカメラやスマホじゃ収まりません。
それがHDR-MV1なら!広角レンズで!がっつり映るんです…!!!
ほんと最高です。
3.スマホから操作できる!高操作性
HDR-MV1は、なんとスマホでリモコン操作可能です。
今映っている映像をスマホで確認しつつ、スマホから録画開始・停止の操作ができるんです!
これ、想像以上にめちゃくちゃ便利です。
カメラをセットしてるときは当然自分がその映像に入れないので、実際の映りってのが確認できません。でもスマホに映像が映れば、自分が映っている状態でちゃんとセットできてるか確認できます。
また、途中で一回録画を停止して、別ファイルとしてすぐ撮り直したいってときも、スマホで操作できればいちいちカメラまで行ってボタンをポチっとする必要がないんです。
動画って撮るのが面倒になることが多々あるので、そのハードルを少しでも下げられる操作性の良さってのは非常に魅力的ですね。
また、撮った動画をそのままスマホに転送することも可能。そこからYoutubeやTwiiterなどのSNSに挙げることもできるので、家に帰って色々作業しなきゃ…という手間も省けます。
ちなみにスマホとHDR-MV1はWifiでつなぐので、インターネットに繋げなくてもOKです!
マジで最高です。
4.高機能でありながら高携帯性
画像を見てもらうとわかるんですが、HDR-MV1は手のひらサイズです。かなり小さい。そして軽い。
小さくて軽いということは、持ち運びが便利ということです。さらにはセットするのも楽ちん。
スタンドも通常のマイクに付けるものを流用できるので、撮影するためのハードルがグっと下がります。
ちなみにオススメのスタンドはこちら▼
マイクスタンドに刺すために使うスタンド。バンドなら必須ですね。
Omala
こちらはあちこちに固定するときに使えるクネクネ三脚スタンド。HDR-MV1自体が軽いので逆さでも横向きでもブレずに利用可能!
ガチで最高です。
HDR-MV1の惜しい処
1.ズームが出来ない
先ほど、広角レンズが魅力的!と語りましたが、逆に言うと広角でない範囲で撮影できません。
そしてさらに、ほとんどのカメラに搭載されているズーム機能がありません。
これはこれで結構な短所で、一部分を大きく撮影したいとか、範囲を狭めたいってことができないんですね。
広角であるがゆえに近距離でも広く撮れてしまうため、用途によっては合わない形になります。(もちろん編集すればできなくはないけど…)
2.価格が高い
HDR-MV1の価格は、およそ25,000円です。特にお金のないバンドマンに対しては結構痛い出費…。
魅力や特徴を踏まえればかなり安いと思ってますが、スマホでも動画が撮れないわけではないので、購入に踏み切りにくいかも…?
でもご安心ください。実は無料で使うことができる場所もあるんです…!詳しくは後述します。
バンドシーン以外でも使える
冒頭でも触れましたが、このカメラの魅力を総合すると、音楽シーン以外でもかなり使えます。
ぼくがYoutuberとして活動を始めた時に苦戦したのが、色々なカメラの音質の悪さでした。
専用マイクを使ってもノイズがひどいとかもあって、これは環境にも左右されるうえにカメラやPCに接続するなどの手間がかかります。
その手間や音質についての問題がHDR-MV1では解消されていて、なんかこう、カメラとマイクのいいとこ取りをした機材だなーと思ってます(笑)
動画撮影を主としたカメラが欲しい場合は、候補に入れておいて損はありませんね!
1バンドに1つは必要だと断言する!
趣味でたまにライブできたらいいなーとか、そんなガチガチにやりたくない!ってバンドマンは別ですが、ちゃんと売れていきたい!反省会とかもやりたい!ってバンドには必須機材だと考えてます。
というのも、ライブするときって、ライブハウスでDVD撮影とかしてくれるじゃないですか。あれ、だいたい1回で2,500円くらいですよね。
でもその画質や音質が全然良くないってことがしょっちゅうあります。いやむしろ良かった試しはない!
そこでHDR-MV1を使って10回ライブをやれば、元が取れる上に画質も音質も最高になります。
10回もライブやらなきゃ元とれねーのかよ!って思うかもしれませんが、月1本ライブするとしても10ヶ月で元が取れます。そして当然、活躍する場所はそこだけじゃありません。
普段の練習を撮って反省材料にする。弾いてみたや叩いてみた、歌ってみた動画を撮ってSNSにアップする。使い道はたくさんあって、使えば使うほどバンド自体や個々人のレベルが上がっていくこと間違いなしです。
ちゃんとした動画や音を撮りたいって人は、ぜひHDR-MV1を買いましょう!
ソニー 2013-11-15
無料で使える場所をご紹介
魅力的なのは分かったけど、いきなり買うのは怖い…。
はい、ご安心ください。無料で貸し出してくれるスタジオがたくさんあります!
主要なのはスタジオNOAHやペンタ、ゲートウェイスタジオなどですね。置いてある場所はこちらに書いてあります▼
ぼくも何度かスタジオで使ったあとに性能の高さを吟味したうえで買いました。
最後に
なんか推しまくっててSonyの回し者みたいになってる(笑)
でもほんとに、この機材はマジで重宝しまくってるので、是非みんなに使ってほしいんですよね!
バンドでカンパしあって、または1~2回ライブを見送ってノルマ分で、などなど…ちょっと頑張って捻出して買うくらいの価値があると本気で思ってます。
まずは無料で使ってみてくださいな!!
今日はここまでっ