ジュリー下戸の歌舞かれて東京

歌舞伎のイヤホンガイド解説員になるのが夢のイチ歌舞伎ファンが書いているブログ

元IT企業勤務の女将が銀座で小料理屋始めるってよ

こんにちは、ジュリー下戸です。

今日は、とても良い知らせがあります。
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わたしの歌舞伎仲間が、夢を叶えます!!

「わたしの歌舞伎仲間」と言うと、あたかもわたしが集めたかのようですがそうではなく笑、歌舞伎を好きになったは良いものの右も左も分からないわたしがTwitterでお世話になっている、歌舞伎鑑賞の先輩です。

世の中には、アイドルがファンと盛り上がるために作った居酒屋、ジャスを愛する人が集まるバー、サーフィン大好きな主人が営むカフェなどがありますが、彼女はずっと「歌舞伎ファンが観劇後に集う店」を作りたかったのだそう。それがこの夏、とうとう実現することになったのです。というのも...
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劇場に足繁く通う人というのは、割と1人で来ることが多い。わたしもそうです。もちろん、現地で誰かとバッタリ会ったり、隣の席の人と「素敵でしたね~」なんて盛り上がったりはしますが、だいたい一息ついたら、各自もそもそと真顔で帰り支度をします。
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幸か不幸か、歌舞伎座は地下鉄「東銀座」駅直結歌舞伎座以外の劇場も、結構アクセス良いんですよね。鑑賞後、まっすぐ帰路につくことができてしまうのです。そしてこの溢れんばかりの思いを、
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タイムラインに叩きつける!!!!!!

いや、いいよ。それもいいと思うよ。アリだよ。楽しいもん。これ、歌舞伎だけでじゃなくて、劇場に行く習慣のある人にはあるあるなのでは。

けれどもし、歌舞伎座から歩いて10分圏内に、歌舞伎ファンが集まる部室みたいな、そんな隠れ家みたいなお店があったら?初めて観た歌舞伎、あれどういう意味だったんだろ?という人の疑問を解決できる人がいっぱい集まっていたら?帰路に着く前に、歌舞伎オタクの女将に「今日の勘九郎さんサイコーだったよ~~~~!!」なんて聞いてもらえたら?

IT企業で20年働いた女将が万を辞してオープンする、その店の名は「しらたまや」。
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これからその店の女将になるしらたまさんに声をかけて頂いて、わたしもちょっとお店のお手伝いをさせてもらえることになりました。ファン歴がむちゃくちゃ短いジュリー下戸が参加するという時点でお察し頂けるかと存じますが、初心者/歌舞伎全然分かんない人も大歓迎なのです。

この女将、日本酒愛好家でもあります。料理はおまかせで、女将がこれぞと思った日本酒を少しずつ出してくれる。すごい。お皿愛好家でもある女将、好きな作家の窯元まで行ってお皿を仕入れてきているそう。すごい。そしてミッチーファン。オタクだから、掘れば掘るほど面白いお話が聞けそう!IT企業で人事などもやっていたバリバリ姉さんなので、お話も明快でとっても楽しいのです(事業紹介のパワポは流石のわかり易さだった...)。

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Ready forの紹介文より画像を利用させて頂きました

このお店の場所、よく見ると歌舞伎座だけでなくて、宝塚劇場も徒歩圏内!新橋演舞場もあるし、メトロを利用すれば国立劇場明治座も赤坂actからも行けちゃう。どんだけ劇場網羅すんねん。「本当は歌舞伎座のすぐそばを目指してたんだけど、結果としてここで良かった~」とニコニコ笑う女将。その強運に恐れ入るばかり。

お店をやりたくて、会社員を辞めて、銀座にお店を構えるだなんて、一体どれだけの人が胸に秘めていることでしょう。夢を叶えるって、思い切ること、かっこよく言えば勇気みたいなものがどこかで必要になるのだなと思います。そして、対象への。女将でいうと、歌舞伎への愛。

ああ、夢は「愛」と「勇気」で叶えるものなのだ。嬉しそうに、扉にかける暖簾の話をする女将を見ながら、じーんと心が温かくなるのを感じました。
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そんな女将の夢の店で、わたしはある仕事を任されています。完成したらまたお知らせしますが、正直「本当にわたしで良いの?」と不安もありました。でも、依頼された仕事は、ずっとやりたかったことでした。ここはきっと、わたしの「愛」と「勇気」の見せどころ。わたしも女将のようにがんばろう。

「しらたまや」は、大きなプロジェクターが導入され貸切で上映会イベントなんかもできちゃう予定。そんな楽しいお店、行きつけにするしかない!銀座に行きつけの店ができるなんて、なんだか大人みたいだ。

クラウドファンディングサービスReady forで、初期運転資金を集めている女将・しらたまさん。あと25日もあるのに、もう89%達成してる~~~!!!すごい!!!わたしも後ほど応援しに行きます!!

人の夢が叶う瞬間って、なんてワクワクするんだろう。そんなひと時に立ち会えて、わたしったら本当に幸せ者。今からオープンが待ち遠しいです。銀座にお立ち寄りの際はぜひ「しらたまや」へ!

 

ジュリー下戸でした。ありがとうございました。

 

◆追記

投稿して数分後に、クラウドファンディングの目標金額をあっさり達成していました笑 店の認知度アップを兼ねているので、ぜひページに飛んでみてくださいね。