「あ、すいません」
が口癖になっています。りょうへいです。
職場で上司に言われて気付いたのですが、当たり前のように「すいません」を使っていました。これは僕だけに限ったことではないと思います。日本人であれば「すいません」と言ってしまう人、多いのではないでしょうか。
「すいません!と無意味に謝られても良い気はしない」
僕は悪い言葉ではないと思っていたのですが、上司にとっては不快な言葉に聞こえるそうです。
今回は、この「すいません」について考えていこうと思います。
シーン別に「すいません」を分ける
例1:飲食店で注文する際の「すいません」
これは鉄板です。例えば、居酒屋で店員を呼ぶ時、「すいませ〜ん!」と誰もが言ってしまうでしょう。
呼び鈴が設置してあれば、「すいませ〜ん!」と声を出して店員を呼ぶ必要はないですが、呼び鈴が設置してない店も結構あります。その場合、「お兄さ〜ん」や「お姉さ〜ん」と呼べる人は社交的な人か、お酒が回っている人です。(あくまで持論)
居酒屋ではなく、昼間のカフェで考えてみましょう。
カフェで店員を呼ぶ時、僕みたいな20代が「お姉さ〜ん」と呼ぶと、それを聞いた人はチャラさ、もしくは違和感を感じるかもしれません。
30代や40代になってくれば、場慣れしているという印象です。この「お兄さん」「お姉さん」という呼び方は、呼ぶ人の年齢によっても受け取られ方が変わると思います。
しかし、「すいません」と店員に向かって呼びかけることで、チャラさは抜け普通に聞こえます。仮に「すいません、お姉さん」と呼んでも、チャラさが緩和される気がします。
つまり、チャラさや違和感を緩和する為に、「すいません」を使うことは良いと思います。
例2:落とした物を拾ってくれた人に「すいません」
前を歩いている人が財布を落としてしまい、気付かず歩き続けたとします。
それに気付いた善良なあなたは、落とした人を追っかけてこう言います。
「すいません!…財布落としましたよ!」
このすいませんは、相手を一時的にビクッとさせ、振り返らせます。その後、「財布落としましたよ!」で確信させるという方法です。
相手の肩を叩いて、「財布落としましたよ!」と言える人は別格です。ですが、そういうのが苦手な人もきっといると思います。
そんな時こそ、やはり「すいません」と呼びかけ、足止めをするのはありです。
例3:上司にわからないことを聞く時の「すいません」
仕事でわからないことがあったら、上司に聞くことは多々あるでしょう。そんな時、「すいません、ここがわからないのですが…」と聞く場合です。この場合の「すいません」は、もしかしたら必要ないのかもしれません。
相手の名前がわかっている場合、「◯◯さん、ここがわからないのですが…」とすいませんを名前に置き換えて言ったとします。
すると、上司も「自分に聞いてくれているんだ」と心をより開いて、熱心に教えてくれるかもしれません。
逆の立場で考えた時、すいませんと呼びかけられるより、名前で呼ばれた方が悪い気はしないです。むしろ、「しっかり教えてあげよう」という思考になると思います。
仕事における「すいません」は、相手を選んで言うべきで、場合によってはマイナスに捉えられることも…?
「すいません」はプラスにもマイナスにもなる
もっといろんなケースがあると思いますが、 すいませんはプラスにもマイナスにも働くというという結論になりました。
聞いた話ですが、外国人から見れば日本人は何でもかんでも「すいません」と謝るようなイメージがあるそうです。「何で日本人はすぐ謝るんだ」と笑う外国人もいると聞きました。
もちろん、国による文化の違いはあります。日本は昔から礼儀を重んじる国なので、「すいません」は日本人らしくて僕は良いと思っています。
ですが、シーン別で考えていくと「すいません」を使うべきケースと、そうでないケースがあります。
「すいません」を使うよりも「ありがとう」が適している場合もあります。言葉の取捨選択は重要だと気付かされました。
おわりに
何でもかんでも「すいません」を言うのではなく、シーン別に意味を取捨選択することで、すいませんの良さは発揮されのかもしれません。
「当たり前の言葉」を見直すことで、新しい価値観は生まれると思います。今回の出来事をきっかけに、言葉を見つめ直してみることにします。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。