最近、読んでとても面白かった本です。
分類、勉強、整理術のパイオニア、野口悠紀雄さんの『超 集中法』(講談社新書)。
内容をものすごく乱暴にまとめると、
・全てのものごとには2割の『コア』があり、そのコアに集中できる人が成功する
・ぜんぶ頑張らなくても、2割の『コア』さえしっかりやれば何とかなる
という感じ。
よく「2:8の法則」といいますが、仕事でも家事でも勉強でも、
全てをまんべんなくこなそうとする人より、
本当に大事な20%に力を注げる人のほうが、
結局うまくいく
んですよね。要領がいいともいえるかもしれませんが・・・
中でも特に面白かったのが、
「文章は削りまくれ」という指摘。
そうそう!!!!
最近、自分のコラムが論旨のはっきりしないダラダラ文章になっちゃうことが多くて悩んでいたのですが、
この本を読んで目が覚めました。
そっか、文章を書くときに、
「見たもの・感じたことをすべて伝えようとする」のは野暮だよな〜〜
自分の感じたことの中から「書くに値するもの(コア)」を抽出して伝えること
いらない部分を削る作業こそ、人に見せる文章を書くことの醍醐味やん!!
と、ガンガン添削できるようになりました
もうね、文章なんて削る方が楽しいくらいです(大げさかもしれませんが……)
どんどん削ればよいのだ。ちゃんと伝わるから。
自分でハードカバーの本(内容けっこう重め)を出しておいてなんなのですが、
こう、1時間もかからずサクッと読める本はやっぱり良いなぁと思います。