我が家は2歳半と生後3ヶ月の兄弟との4人暮らし。
2歳半のお兄ちゃんはとってもヤンチャで元気いっぱい。そんなヤンチャで元気いっぱいな男児に決して気付かれてはいけなかったものに、ついに見つかってしまいました。
そう、2歳半にして砂場の楽しさを知ってしまったのです。
砂場は子どもの発達に最高
砂場遊びは子どもの発達にすごく寄与します。
砂場遊びでは、視覚・触覚などの感覚、想像力や創造性、社会性などを体験的に身に付けることができます。
1~2歳児だと、最初は使い方が分からなかったシャベルなどを、試行錯誤を繰り返し、砂をすくう・入れる道具として使い方を理解していきます。
もう少し大きくなれば、泥団子作りや容器に入れて型抜きをするなど、砂に変化を加えた遊びをするようになり、砂に混ぜる水の量を変えて自分なりに実験を繰り返すようになります。
友達と砂を川や山に見立てたり、ごっこ遊びをしたりするには、想像力や創造性、言葉を使ったコミュニケーションが欠かせません。
砂場一つで無限の世界を広げることができるのです。砂場遊びってほんと大事!
私自身小さい頃は泥だらけになって砂山にトンネルを掘り、水を流して遊んでいました。思い出すだけで、なんだかウキウキ楽しくなってきます。
分かってはいるけど、分かってはいるけど涙
気持ちがウキウキした時代から30年が過ぎ、砂場を見るとウツウツとした気持ちになる私がいます。
いや、さっきも挙げた通り砂場が子どもの発達にいいってことは百も承知です。汚れた服は、子どもが脳をフル回転させて遊んでいた証であることも頭では分かってます。
でも、でも、もう少し躊躇してくれてもいいと思うのです。
子どもが勢いよく服を砂だらけ、あるいは泥だらけにする姿を見ながら、その背後に数時間後泣きながら風呂場で手洗いをする我が身を想像しては頭がクラクラします。
良いんだ良いんだ、それで成長してくれるなら。でもなぜだろう、ヤンチャが成長している気がする。
砂場と水道は悪魔の組み合わせ
いや、百歩譲って砂遊びまでは許します。まぁ砂を被る程度なら帰るときにパパッと払えばある程度は落ちるし、帰ってからの水洗いもそんなに苦ではありません。
でも何故でしょう。砂場のあるところには必ず水道があるのです。公園を作る法律にでも定まっているのかな。定まってるんでしょうね。
でもね、あれほんと迷惑…。
砂場に水という外来種を持ち込んだら一気に砂が狂暴化します。軽く払えば落ちる?ノンノン。あの邪悪な泥ってやつは、一度引っ付くとなっかなか離れてくれません。しかも下手に止めようとするとこちらにまで甚大な被害の危険のある世にも恐ろしい凶悪な代物なのです。
泥が厄介なのは、その凶暴な性質だけでなく、触れれば触れるほど子どもの目をらんらんと輝かせる中毒的な作用があるところです。
全身泥だらけになって、顔はものすごく活き活きとしていらっしゃるのですが、私の顔はどんどん引きつることになります。
そして極め付けは、全身泥だらけになり満足そうな顔を見せながら、両手を天高く上げてこう言うのです。
「だっこ」
おいおい、君のどこに私が触れる場所があるんだい。
脱ぎたがる2歳児
2歳児って基本は暴れん坊なのですが、変なところに細かいことがあります。
例えばうちの子の場合、少しでもサンダルに小石が入り込んだら脱いで足を綺麗にしたがります。君の服はその5倍くらい汚れてるはずなのに。
砂場で遊んでいると程なく裸足になるし、服が汚れてくるとそれも脱ごうとします。待て、待て、待て。
これから外出するときには、もしものときを想定して着替えを持っていく必要がありそうです。どんなもしもなんだよ…。
泥遊びは子どもの発達に最高
ここまでついつい大人としての愚痴を書いてしまいましたが、それでも砂遊びいや泥遊びは子どもの成長に欠かせないものです。砂場で散々遊ぶことで体も強くなるし、手先も器用になるし、想像力も鍛えられるのです。
分かっています、分かっているのです。
そういえば先日勤務中に妻からLINEがあり「息子くんが砂場から離れない」という悲痛の連絡がきました。聞けば、下の子を連れてお散歩していたら"偶然"公園を通りかかり、"偶然"砂場を見つけてしまい、収拾がつかなくなったそうです。
結局私が仕事をマッハで切り上げ迎えに行くまで、2時間くらい息子は遊び続け、泥だらけになっていました。不幸な"偶然"が積み重なった割に息子の両手にはショベルカーとトラックのおもちゃがしっかり握られていました。2歳半侮ってはいけません。
これもすべては息子の健やかな成長のため…。
おわりに
育児とは汚されてナンボ。
自分にそう言い聞かせて、生後3ヶ月の乳児のオムツ替えでオシッコを噴射されるのを笑顔で受け止めたり、盛大に漏れたう◯ちを笑顔で手洗いしています。
こんなことをされるのもほんの短い期間の間。ほら上のお兄ちゃんはもう飛ばさないし漏らさない…。
うちの子どもたちは今日も元気いっぱい生きている模様です。