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社会

踏切で愛犬救い出そうと 岐阜、准教授はねられ死亡

 25日午後2時半ごろ、岐阜市上川手の名鉄名古屋本線の踏切で、近くに住む岐阜医療科学大(岐阜県関市)の男性准教授、羽賀新世(あらよ)さん(52)が、須ケ口発名鉄岐阜行き普通電車にはねられ、頭を強く打って死亡した。

 岐阜南署や名鉄によると、羽賀さんは体長約1メートルの柴犬の散歩中、遮断機が下りた踏切内に入り込んでいた犬を連れ出そうとした。自らも遮断機をくぐって中に入り、犬のひもを引っ張ったが動かなかったとみられる。運転士が羽賀さんに気付いて急ブレーキをかけたが間に合わず、犬も死んだ。乗客4人と乗員2人にけがはなかった。

 現場は自動車通行禁止の幅約2メートルの踏切で、遮断機と警報機がある。近くの住民によると、羽賀さん宅は1〜2カ月前に犬を飼い始めたばかりで、家族が交代で犬の散歩をしていたという。

 名鉄は名鉄一宮−名鉄岐阜で約2時間、上下線の運転を見合わせた。計59本が運休し、乗客約7千人に影響した。

(中日新聞)

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