フィリピンでIS支持勢力が激しい戦闘、30万人以上が避難。写真が物語る現地の惨状

南部ミンダナオ島。政府軍とIS支持勢力との間で、激しい戦闘が続いている。

フィリピン南部・ミンダナオ島の都市マラウィで、政府軍と過激派組織IS(イスラム国)を支持する武装組織「マウテグループ」の戦闘が続いている。

Jes Aznar / Getty Images

フィリピンはカトリック教徒が8割以上を占める、ASEAN唯一のキリスト教国。ただ、ミンダナオ島では人口2千万人のうち、2割以上(外務省)がイスラム教徒だ。

こうした情勢を背景に、「マウテグループ」などの過激派が東南アジアにおけるISの拠点設立を目論んでいるとの見方がある。

CNNによると、33万人以上が家を追われ、1万6千人を超える人たちが国内難民として収容施設に身を寄せているという。

ドゥテルテ大統領が厳戒令を出してから6月23日で1ヶ月が経った。武装組織には国内の別の過激派組織や、インドネシアや中東などからの外国人戦闘員も加わっているとみられる。

街は大きく破壊され、多数の死者が出ているほか、人道危機も起きている。そんなマラウィで5月末から6月上旬にかけて撮影された写真たちをまとめた。

Kota Hatachiに連絡する メールアドレス:Kota.Hatachi@buzzfeed.com.

Got a confidential tip? Submit it here.