フィリピン南部・ミンダナオ島の都市マラウィで、政府軍と過激派組織IS(イスラム国)を支持する武装組織「マウテグループ」の戦闘が続いている。
CNNによると、33万人以上が家を追われ、1万6千人を超える人たちが国内難民として収容施設に身を寄せているという。
ドゥテルテ大統領が厳戒令を出してから6月23日で1ヶ月が経った。武装組織には国内の別の過激派組織や、インドネシアや中東などからの外国人戦闘員も加わっているとみられる。
街は大きく破壊され、多数の死者が出ているほか、人道危機も起きている。そんなマラウィで5月末から6月上旬にかけて撮影された写真たちをまとめた。
街中をパトロールをするフィリピン政府軍の兵士。空爆によって奥の建物から煙が上がっているのが見える。
Jes Aznar / Getty Images
政府軍の空爆を受け、煙をあげる建物。

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街を行く政府軍の戦車。
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狙撃兵からの銃撃を避けるように進む政府軍兵士たち。
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武装組織に処刑され、溝に投げ捨てられたとみらる男性8人の遺体を眺める人たち。道には生々しい血の痕が残っている。
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マラウィから避難をする住民たち。
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不審物を身につけていないか、地元警察によって検査される避難者。人々は、自分たちが逃げてくるまでに見聞きした悲惨な体験を語り合った。
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隣接する街の体育館には、大勢の避難民たちが身を寄せている。なかには水や食べ物もないまま、徒歩で数日間かけて避難している人たちもいる。
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さらに、戦闘が続くマラウィに取り残され、武装組織によって「人間の盾」にされている住民たちもいるという。
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ドゥテルテ大統領は6月20日、マラウィを空爆したことなどについて、避難民に謝罪した。米軍も支援に入っているが、戦闘が収まる気配は見えていない。
AFP / 時事通信
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