青年マンガで最初にハマったのがこれか『冬物語』のすやまたくじです。
今回はそんな一つ『ツルモク独身寮』の感想レビュー評価・考察を。
- 動画考察・感想・評価:主人公よりも脇役の恋愛が気になる青年ラブコメ漫画『ツルモク独身寮』(約8分半)
- ツルモク独身寮とは?
- メインストーリーは主人公の恋と仕事の悩み
- ハンチョリーナ田畑の恋愛事情
- イケメン杉本の恋愛事情
- ツルモク独身寮の独自評価・考察
- ツルモク独身寮の感想レビュー評価・考察まとめ
動画考察・感想・評価:主人公よりも脇役の恋愛が気になる青年ラブコメ漫画『ツルモク独身寮』(約8分半)
ツルモク独身寮とは?
ツルモク独身寮とは、窪之内 英策(くぼのうち えいさく)さんにより1988年~1991年まで『ビッグコミックスピリッツ』で連載されていたツルモク家具の独身寮の人間模様を描いた青年ラブコメ漫画。
主人公の宮川 正太(みやがわ しょうた)や同室の先輩:田畑 重男(たばたけ しげお)&杉本 京介(すぎもと きょうすけ)を中心に独身寮の住人の恋や仕事などの悩みを描くヒューマンドラマ。
ちなみに窪ノ内英策さんはカップヌードルのCMで話題になった17歳になったキキなどの姿を描いた『魔女の宅急便のパラレル・ワールド』のキャラクターデザインを行ったマンガ家でもあります。
僕はどっちの作品も知っているのでダブルで衝撃を受けましたね~
メインストーリーは主人公の恋と仕事の悩み
ツルモク独身寮のメインストーリーは主人公を中心とする恋と仕事に関するお話。
ただ、僕の中で主人公サイドはあんまり感情移入できませんでした。
仕事に関してはまだいいのですよ!
このまま家具の工場で働き続けていいのか?
思い切って本当はやりたいインテリアデザイナーの道に進むべきじゃないのか?
といった仕事の葛藤をシリアスに悩みつつも、ときにはコメディで盛り上げてくれる。
問題は恋愛面の方ですね。
この男、高校生時代から付き合っている桜井ともみという彼女がいるのにも関わらず、入社初日に姫野みゆきという先輩に惹かれてしまう。
そして、途中からは二股状態に突入してしまうのですよ!
モテ男許すまじ!
の看板をやっております僕としてはこの二股状態というだけで印象はマイナス100ポイント!
『ともみ』か『みゆき』かサッサとどっちかに決めんかい!と漫画を読みながら常に思っていたことを覚えています。
そんなわけで主人公の恋愛面にはあまり興味が持てなかった。
また、基本はラブコメ路線ですが、恋の展開はけっこうシリアスな展開が多く、青年ラブコメ恋愛漫画といった方がしっくりきますね。
ハンチョリーナ田畑の恋愛事情
主人公以上に感情以上したのがハンチョリーナ田畑こと、田畑 重男(たまたけ しげお)の恋。
ちなみにハンチョリーナ田畑とは工場のライン班長を目指す田畑が勝手に名乗っているだけのものです(なぜか名刺も作っている)
画像の通り、見た目も性格もかなりパンチが効いた男。
シリアスシーンでは男らしいところを見せますが、普段はお調子者・スケベ・口が悪い・器が小さいなどとなかなかなもの(笑)
そんな田畑が恋に落ちるのが、
図書館の受付をしているノンちゃんこと益子紀美(ましこのりみ)
顔がカワイイだけでなく、性格も優しい田畑にとっては完全に高嶺の花の存在。
こんな美女と野獣の恋がどうなるのかっ!?
僕の中でのツルモク独身寮の一番のクライマックスがここですね。
イケメン杉本の恋愛事情
主人公のもう一人の同室&先輩がイケメンで女性にモテモテの杉本 京介(すぎもと きょうすけ)という男。
こんな風にハードボイルドな表情から爽やかイケメン風まで幅広く演じられる。
顔だけでなく、その顔をフルに生かす技術も持った本物のモテ男というやつです。
イケメン&モテ男許すまじ!
な僕ですが、例外としておもしろさを兼ね備えた二枚目半なキャラはむしろ好き。
そして、この杉本はそんな面白さを兼ね備えた男。
そんな杉本のおもしろさを引き出してくれる女性が、
この白鳥沢 レイ子(しらとりざわ れいこ)というキャラ。
財閥の令嬢でスタイル抜群ですが、このパンチの効いた見た目と自分では良い女と思っているなどの自信過剰な性格で全てを無にするキャラクター。
画像のように、
『そんなあなたにフォリンラブ!(いくつかバージョンあり)』
とセリフと共に急に飛び出してくるという一発ギャグを持ち合わせています。
この影響か、お笑いコンビ『フォーリンラブ』のバービーさんを初めて見たときに白鳥沢レイ子を思い出してしまいました(笑)
というか、キメ台詞や自分を良い女と思っているキャラなど、バービーさんが白鳥沢レイ子を参考にしているのでは?と思ってしまうぐらいには被ってますねw
この逆美女と野獣、美男と野獣の恋がどうなるかもツルモク独身寮の醍醐味。
ツルモク独身寮の独自評価・考察
それまでジャンプ・マガジン・サンデーといった少年誌マンガしか読んでこなかった僕としては、青年漫画の恋の部分に特に衝撃を受けましたね~
少年誌のラブコメマンガでも複数の女の子の間で迷うという作品は多いですが、付き合っている女性がいるのに他にいくというのは見たことなかったので。
これが大人のやり方かーーーっ!?
と当時子供だった僕は憤ったものです(笑)
また、子どもの頃はよく分からなかったですが、大人になって改めて読み直してみると仕事の面の悩みは共感できる部分が多いですね。
特に会社に入ったばかりの葛藤などは自分が会社員をした時にも感じましたし。
ただのラブコメ漫画ではなく、深く掘り下げたヒューマンドラマが見れるのもツルモク独身寮の魅力ですね。
ツルモク独身寮の感想レビュー評価・考察まとめ
ツルモク独身寮は大人の恋と仕事などの人間模様が見れる漫画。あと、サブキャラの恋も熱いよ。
以上、主人公よりも脇役の恋愛が気になる青年ラブコメ漫画『ツルモク独身寮』の感想レビュー評価・考察でした。