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北海道も、やっと川の濁りや水位も落ち着き、婚姻色の出たウグイを見ることができる季節になってきました!
普段地味なウグイたちも、この時期だけはド派手な姿に変身します!
ところで、みなさんはウグイにはいくつかの種類がいることをご存知でしょうか?
ざっくり説明すると、ウグイは大まかに分けて4種類ぐらいの種類に分けることができるんです!
しかし、、、
その内の3種類のウグイが、色や形が酷使していて見分けるのが難しいのです!
でもでも!そんな悩みもこの時期になれば、どこかにふっ飛んでいきます!
この産卵のシーズンには、婚姻色で簡単に見分けることができちゃうんですよね~。
それで、今日の記事ではそれぞれのウグイの種類の婚姻色の特徴を説明して行きたいと思います!
では、早速3種類のウグイたちの婚姻色を見ていきますよ~!
もくじ
ウグイ
本バヤなとも呼ばれるウグイの婚姻色は,、上の写真みたいな感じです。
ウグイ属の中では一番派手だと思われます。
ウグイの婚姻色の特徴
ウグイの婚姻色には特徴が3つあります。下の絵に注目です!
特徴① 体の側面に朱色のラインが3本。
個体差や時期による違いはありますが、基本的に上の絵のような3本の朱色のラインが現れます。
特徴② 頭、背中に追星(おいぼし)と呼ばれる白いツブツブ。
追星と呼ばれる「小さいツブツブ」見たいなものが頭や背中に出てきます。同じくコイ科の金魚なんかも、オスは追星が出たりしますね。一般的に追星はオスにでるものらしいのですが、なぜかウグイはメスにも同じように追星が出てくるようです。
特徴③ 体の側面にでた朱色のラインの間に2本の黒いライン。
この黒いラインは、産卵期以外でも薄っすらと見えます。産卵のシーズンになると、はっきりと黒いラインが見えるようになります。
特徴的な色ね~。普段地味な色だけど、一年に一度のお祭りとあって、はしゃぎすぎたのかしら??(笑)
エゾウグイ
普段はウグイとそっくりで見分けるのが困難といわれるエゾウグイも、婚姻色が出る産卵シーズンになれば簡単に見分けることができます。
エゾウグイの婚姻色の特徴
エゾウグイの婚姻色には特徴が3つあります。
特徴① 目の下だけに短い朱色のライン。
産卵期になると個体差はありますが、口元からエラの少し手前ぐらいまで朱色のラインが現れます。
特徴② 各ヒレが朱色に染まる。
他のウグイも、各ヒレが朱色に染まることがありますが「エゾウグイのヒレは他の種類のウグイよりも濃い赤に染まる」ことが多いように感じます。完全な主観ですけどね…。
特徴③ 体の側面に薄っすらと黒い1本のライン。
この黒いラインは、かなり「ぼやっ」としたラインなのでよく見ないとわからないかも知れません。
すごく地味な婚姻色ね。ほっぺが赤くて、かわいい!
マルタウグイ
これまた、ウグイにもエゾウグイにもそっくりなマルタウグイも、婚姻色がでれば簡単に見分けられます。
マルタウグイの婚姻色の特徴
ポイントはシンプルに2つです!
特徴① 目の下から尾びれにかけて1本の朱色のライン。
体の横にある側線のすぐ下に、1本の朱色のラインが現れます。
特徴② 背中から朱色のラインにかけて黒色。
背中から側線付近の朱色のラインにかけて、濃い目の黒色になります。
マルタウグイも個性的な婚姻色。色が黒いと別の魚みたいね!
まとめ
今日は、それぞれのウグイの婚姻色の特徴についてまとめてみました。通常は見分けにくいウグイたちも、婚姻色がでていれば簡単に見分けられますね。是非、今度ウグイを釣ったときに婚姻色が出ていれば良く観察してみてくださいね~!
※婚姻色によるウグイの種の判断は、個体差などもあり判断があいまいになる場合があります。確実に種を特定したい場合は、「ウグイの近縁種4種の見分け方をまとめてみました!」を参考に、総合的に判断することをお勧めします。