【大雨】古座川町西川で101ミリ

2017年06月25日 05時39分 ニュース, 社会, 防災

西日本に停滞する梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となり、紀南地方で局地的に1時間におよそ100ミリを超える猛烈な雨を観測しました。和歌山地方気象台は、大雨と突風および落雷に関する和歌山県気象情報を出して注意を呼びかけています。

気象台のレーダの解析によりますと、きょう(25日)午前3時前、すさみ町と古座川町(こざがわちょう)、それに串本町(くしもとちょう)でいずれも時間雨量およそ110ミリと、数年に1度しかないような猛烈な雨が降ったとみられ、和歌山県に記録的短時間大雨情報を発表しました。

きのう(24日)午後7時の降り始めからきょう午前4時までのアメダスの降水量は、古座川町西川(にしかわ)で101ミリ、串本町潮岬で96・5ミリ、那智勝浦町色川(いろかわ)と白浜町日置川(ひきがわ)でいずれも89ミリに達しています。

気象台は、土砂災害の危険性が高まっているとして、すさみ・串本・古座川・那智勝浦の4町に、午前3時20分、土砂災害警戒情報を出しましたが、午前5時前に解除しました。

今後、午前6時からの24時間に予想される降水量は、南部の多いところで120ミリに達する見込みで、気象台は浸水、河川の増水と氾らん、落雷、竜巻などの激しい突風、農作物の管理に注意を呼びかけています。