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小学校で「うんち教室」 排せつの大切さ学び、「恥ずかしさ」克服

 ◇消化の仕組み、トイレの使い方…

 子どもたちに排せつの大切さを知ってもらおうと、民間団体「日本トイレ研究所」(東京)などが小学校で「うんち教室」を開いている。トイレのマナーや使い方、排せつと体とのつながりを伝えるとともに、子どもたちが学校で安心してトイレに行ける環境づくりを目指している。【足立旬子】

 「うんちの大切さを伝えに来ました」。王冠に黄色いマント姿の「うんち王子」が登場すると、約80人の1年生が「えーっ」と一斉に歓声をあげた。今月15日、東京都町田市立小山田小学校の体育館。日本トイレ研究所の加藤篤所長による出前授業が始まった。

 加藤さんは、健康的な「キラキラうんち」▽硬い「カチカチうんち」▽軟らかい「どろどろうんち」▽細長い「ヒョロヒョロうんち」の四つのイラストを見せ、「カチカチうんちは野菜が嫌いな人、ヒョロヒョロうんちは家の中でゲームばかりしている人から出るよ」と説明した。

 「キラキラうんちはどうやったら出るの?」と加藤さんが尋ねると、子どもたちは「好き嫌いしない」「外でいっぱい遊ぶ」と元気良く答えた。最初は「うんち」という言葉を恥ずかしがっていたのに、いつの間にか目を輝かせていた。

 養護教諭の酒井浩子さんは「子どもたちは和式トイレが苦手。休み時間になると、各階に1基しかない洋式に列ができ、トイレを我慢する子どもも多いんです」と打ち明ける。

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 国内のトイレは63年ごろ、和式から洋式へと変わり始め、75年以降、洋式が急増したという。日本トイレ研究所が小学校低学年の保護者にアンケートをしたところ、99%の家庭が洋式トイレだった。ところが、学校では依然として和式が多く、慣れない児童は敬遠してしまう。

 排せつしたいときにできない状況は、身体にも精神にも影響を及ぼす。食物は胃で分解され、小腸でほぼ消化・吸収され、残りが大腸へ行く。水分と食べカスが便として排出される。腸は交感神経と副交感神経の連携で動く。リラックスしていると働きが良くなるが、ストレスがかかると便秘になりやすい。

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 出前授業では、和式トイレにしゃがむ際、どこに足を置いたらいいかもイラストを使って伝授した。また、内臓を描いたイラストのエプロンを使って、食べ物が消化される仕組みを説明し、我慢しないでトイレに行くよう呼びかけた。

 授業の最後には、うんちの状態を1週間記録する「うんち日記」が配られた。参観した母親の一人は「子どもと一緒に毎日付けます。低学年のときにうんちの大切さを学べば、高学年になってもトイレに行くのが恥ずかしくなくなるのでは」と喜んだ。

 出前教室は07年にスタートし、毎年首都圏の5校で開催している。関心は高く、今年は90校から応募があった。そこで、小学1~3年生向けに指導マニュアルを作成し、6月には養護教諭らを対象に研修会を開いた。総合的な学習の時間や生活科などで利用してもらうのが狙いだ。「うんち教室」を通して、早寝早起きや、朝ご飯を食べることを呼びかけている小学校からの報告もあった。

 加藤さんは「子どもたちの心の中のうんちのイメージを変えたい。そうすれば、楽しみながら、自然に健康やマナーを考えるようになる」と意気込んでいる。

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 ◇健康なうんちを出すには

・朝起きたらコップ1杯の水を飲む。胃腸が刺激され活発になる。

・朝食をよくかんで食べる。

・外で元気良く遊ぶ。

・トイレに行きたくなったら我慢しない。

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 ◇こんなうんちが出たら?

 〇硬い…偏った食事が主な原因。食物繊維を多く含む野菜や海藻類、ヨーグルトを食べ、水やお茶など水分をしっかりとる。

 〇軟らかい…胃や腸が弱っている証拠。食べ過ぎ、飲み過ぎに気を付ける。辛い物はやめ、消化吸収の良いものや野菜を食べる。おなかを冷やさないようにする。

 〇細長い…運動不足が主な原因。食物繊維の多い海藻類やキクラゲ、干しシイタケ、コンニャク、ゴボウ、ヨーグルトなどを食べる。排せつする力を高めるため、腹筋を鍛えると効果的。

 (日本トイレ研究所の資料をもとに作成)

http://mainichi.jp/life/health/news/20090724ddm013100183000c.html-毎日jp

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2009年07月24日 20:41に投稿されたエントリーのページです。

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