英語タイトルのISLAND CROPS THREATENED BY DEERは「島の作物がシカによって脅威にさらされる」で、ここでのdeer「シカ」とは「キョン」のことを指しています。
今回は、伊豆大島でキョンが野生化して被害が広がっているというニュースです。どのくらいの数のキョンが生息しているのでしょうか。具体的にはどのような被害が生じているのでしょうか。こうした点に注意しながら、伊豆大島のキョンをめぐる問題を英語で学習し、会話でも取り上げてみましょう。

伊豆大島で野生の“キョン”増加

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Farmers on one of Japan's islands are outnumbered by thousands of deer that are targeting their crops, and authorities are stepping up efforts to contain the problem.
The small variety of deer, called Reeve's muntjac, is common in southeastern China. It's designated an invasive alien species in Japan. Its population has exploded on the island of Izu Oshima, over 100 kilometers south of central Tokyo and administered by the capital.
The problem dates back to 1970, when a typhoon hit an animal park, allowing over a dozen of the deer to escape. The population is believed to be around 13,000. By contrast, about 8,000 humans live on the island. Farmers say the deer eat their specialty crops ― "ashitaba" and camellia.
番組やホームページで題材にする英語ニュースは、放送から一定期間が経過したニュースです。そのため、現在は状況や事実関係が異なっている場合があります。
日本の島の1つで、農民の数よりも増えた何千頭ものシカに作物が狙われるという事態になり、問題の拡大を防ぐため当局が本格的な対応に乗り出しています。
キョンと呼ばれるシカの小型変種は中国の南東部に生息し、日本では特定外来生物に指定されていますが、伊豆大島ではその生息数が爆発的に増えています。伊豆大島は東京の中心部からおよそ100キロ南にあり、東京都が管轄しています。
この問題の発端は1970年、台風に襲われた(伊豆大島の)動物公園から10数匹のキョンが逃げ出したことに遡ります。キョンは今ではおよそ1万3,000匹に増えていると見られています。それに対して、島の人口はおよそ8,000人です。農家の人々は、キョンは島の特産物であるアシタバやツバキを食べてしまうと話しています。
この日本語は学習用に英文ニュースを和訳したものであり、実際の放送された日本語のニュースと表現が異なる場合があります。

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