韓国大統領 ピョンチャン五輪で北朝鮮との合同チーム目指す

韓国大統領 ピョンチャン五輪で北朝鮮との合同チーム目指す
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韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は演説で、来年のピョンチャンオリンピックで韓国と北朝鮮の合同チームの結成を目指す意向を示しました。
韓国のムン・ジェイン大統領は24日、韓国中部のムジュ(茂朱)で始まったテコンドーの世界選手権大会で演説し、この中で「私は平和をつくってきたスポーツの力を信じる」と述べました。

そのうえで、来年韓国で開かれるピョンチャンオリンピックに関して、「北の代表団が参加するなら、世界平和というオリンピックの価値に大きく貢献する。願わくば南北の合同チームを見たい」と述べ、韓国と北朝鮮の合同チームを結成するために、IOC=国際オリンピック委員会や北朝鮮側に協力を求める考えを示しました。

また、今回のテコンドーの大会には北朝鮮も選手を派遣していて、韓国メディアによりますと、ムン大統領は選手団を率いる北朝鮮のチャン・ウンIOC委員と会場で握手をし、短時間言葉を交わしたということです。

ムン大統領は北朝鮮の核やミサイルの問題を解決するためにも、制裁だけでなく北朝鮮との対話も重要だという考えを強調していて、オリンピックでの南北合同チームに触れたのも、そうした姿勢を改めて印象づけました。