私の中での香港といえば、「バブル」。
「金曜日にパスポートを持って出社し、月曜の朝まで香港へ。
ブランド品を買い、高級レストランへ行って、100万ドルの夜景を眺める…」。
実際、「リアルにやってた」というバブル経験者の姐さん方もごろごろいるので、
あながちイメージだけでもないんだろうなと思います。
15年前に1度だけ行ったときは、
トランジットなうえに貧乏旅行だったので、香港の良さは正直よくわからず……。
そのため今回は、「ほぼ初香港」に近い気持ちで挑みました。
留美子さん曰く、
「香港は、食堂から高級レストランまで、それぞれに違うおいしいものがあるよ!」。
ふむふむ、それではさっそくホテルに荷物を放り込んで1食目へ!
まず訪れたのは「麥文記麵家」。→麥文記麵家の詳細を見る(食べログへ)
香港の麺類と言えば真っ先にイメージする「海老ワンタン麺」が有名なお店です。
タイル張りの店内(かわいい…)に入ると、すぐ左手に調理コーナーが。
じゃんじゃん、ゆでまくっております。
おお、これが麺とワンタン!
この卵が練りこまれた麺の極細っぷりこそ香港~。
汁ありと汁なしの海老ワンタン麺を頼んでみると、まずやってきたのは小ぶりな汁椀。
見た目は、ほとんど麺…!? なんと面白い盛りつけ。
箸で掘ってみると、底には海老たっぷりのぷりぷりワンタンがごっそり。
麺が伸びないように、ワンタンの上に麺をのせているんですねー。
独特のシコシコとした歯ごたえは、例えるならば輪ゴム(!)のよう。
でもなぜかくせになる……私は大好きです!
うまみたっぷりの透明なスープも、あっという間に飲み干す。
お次は汁なしの海老ワンタン麺。
こちらは麺にたれをからませてあり、食感の輪ゴム度が更にアップ(ホメてます!)。
ぷりっぷりの海老ワンタン&むぎゅむぎゅの麺の、食感コントラストが楽しいな。
添えられたスープを合間に挟みつつ、こちらも3分くらいで完食。
どちらも450円くらい。うーん、週一でお昼に食べたいわ~。
店を出たら、そのまま隣の店「澳洲牛奶公司」に吸い込まれるのが定番コースだそう。
「朝食屋さん(そんなカテゴリーが!)」なのですが、
牛乳店も営んでいるので牛乳プリンや杏仁プリンが名物。
店内は満員御礼。朝食というか午後3時くらいだけどすごい人気!
さりげなく皆が食べているものをチェックすると、
マカロニを白っぽいスープで煮たものを食べている人が多い。
コレ、朝食の定番らしいのですが最後まで食べなかったなあ…なんでマカロニ。
プリンのオーダーでは「熱いやつ?冷たいやつ?」と聞かれるので、
ここは迷わず日本では珍しい「熱いやつ!」を。ともに1個400円ほどです。
はい、来ましたー。真っ白な牛乳プリンと黄色い杏仁プリン。
わりと大き目のお椀にたっぷりサイズ……で、でかい。
れんげを入れると湯気が立ちのぼり、口に運べばとろっとろ。
濃厚な牛乳を使っているのがよくわかる。
うわー、確かにこりゃうまいわ。
杏仁のほうは卵をたっぷり使っているので真っ黄色なのだそう。
ほのかに香る杏仁の香りとともに、卵の味がものすごい。
卵好きだけど、これは初めて食べる味と食感……
甘いプリンをフーフーして食べるの、おもしろいなあ。
後ろの席で歓声が上がったので見てみると、
姉妹+お母さんという3人がトーストとスクランブルエッグのセットを食べていた。
このスクランブルエッグが、ふわふわとろとろでめっちゃおいしそう~~~!
お嬢さんが熱心に写真を撮っているので、
「私も撮らせてもらっていいですか?」といきなり話しかけたらOKしてくれました。
そして、「シドニーの『ビルズ』って朝ごはんの店を知ってる?
ここのスクランブルエッグは、そこよりおいしいのよ!」と太鼓判…
『ビルズ』よりおいしい! すごいな香港!笑
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