6人死傷の鉄工所爆発事故 会社など書類送検 北海道
ことし4月、北海道旭川市の鉄工所で爆発が起き従業員6人が死傷した事故で、北海道労働局は23日、爆発を防ぐための必要な対策を怠っていたとして、労働安全衛生法違反の疑いで会社などを書類送検しました。
書類送検されたのは旭川市の「檜山鐵工所」と68歳の社長です。
檜山鐵工所ではことし4月、鉄を溶かす溶解炉付近で爆発が起き、近くで作業していた56歳の工場長が全身やけどで死亡し、従業員5人が軽いけがをしました。
北海道労働局によりますと、従業員が溶解炉から高温の溶けた鉄を取り出した際、鉄が床にたまっていた水に触れ、水蒸気爆発が起きたと見られるということです。
本来は爆発を防ぐため排水路を設けるなどして床に水がたまらないようにする必要がありますが、この鉄工所では特に対策をとっていなかったということです。
このため労働局は23日、労働安全衛生法違反の疑いで会社と社長の書類を旭川地方検察庁に送りました。
檜山鐵工所は取材に対し「担当者が不在でコメントできません」と話しています。
檜山鐵工所ではことし4月、鉄を溶かす溶解炉付近で爆発が起き、近くで作業していた56歳の工場長が全身やけどで死亡し、従業員5人が軽いけがをしました。
北海道労働局によりますと、従業員が溶解炉から高温の溶けた鉄を取り出した際、鉄が床にたまっていた水に触れ、水蒸気爆発が起きたと見られるということです。
本来は爆発を防ぐため排水路を設けるなどして床に水がたまらないようにする必要がありますが、この鉄工所では特に対策をとっていなかったということです。
このため労働局は23日、労働安全衛生法違反の疑いで会社と社長の書類を旭川地方検察庁に送りました。
檜山鐵工所は取材に対し「担当者が不在でコメントできません」と話しています。