大半の財を寄付し、身なりを構わないハリウッドスターは誰?

2016年10月09日 13時30分

 17歳から映画の世界に入り、「スピード」で一躍有名になったハリウッドスター。後の「マトリックス」3部作で巨万の富と名声を得ました。しかし、他のハリウッドスターと違って、彼は豪邸に住まない、ボディガードを雇わない、ブランド品を身に付けない、時々ボロボロの靴を履いて、ホームレスのような格好で街をうろついたりもします。そんなかっこいい生き様を見せてくれるのは、日本でもお馴染みのキアヌ・リーブス。

身なりを構わないキアヌ・リーブス自身はスターという重荷を背負わない(ネット写真)

 

映画撮影終了後、ストレス発散のために暴飲暴食した彼は二重あごになり、体もぽっちゃりしてしまった(ネット写真)

 

ハリウッドで屈指のイケメンだが、身なりを気にせずスターらしくない

 彼はよく一人で行動をします。ベンチで一人寂しそうにサンドイッチを食べたり、物乞いにお金を渡したりすることを、どこかの街で見かけるときがあります。彼は46歳の誕生日に、自分に買った小さなカップケーキにロウソクを立てて、道端に座って一人誕生日を祝いました。ホームレスに声をかけられると、自分のケーキを分け与えました。

「ぼっち飯」するキアヌ・リーブス(ネット写真)

 

道端に座ってホームレスと気軽に語り合う(ネット写真)

 

地下鉄に乗って移動する(ネット写真)

 彼は質素に暮らします。地下鉄に乗って移動するし、礼儀正しく女性に席を譲ったりします。この1幕は電車に乗っていた乗客に撮られ、ネット上に流されて話題を呼びました。飾り気のない行動が本物のジェントルマンだと女性ファンがさらに増えました。

常に低姿勢で、金銭を必要な人に与えた

 高級車を買わない、自分の好きなバイクだけに乗る彼は「マトリックス」の報酬の7割を病院に寄付しました。また、「この映画の成功はスタントマンがいたおかげだ」という理由で、スタントマンを務めた12人にそれぞれハーレーダビッドソンをプレゼントしました。そして、2作目「マトリックス リローデッド」で得た報酬1億ドル(約100億円)のうち7500万ドル(約75億円)を映画のSFXスタッフや衣装デザイナーたちに均等に与えました。彼曰く「裏方の彼らが最も大変な仕事をし、最も偉大なのだ」そうです。

 彼は素晴らしいと認めた俳優を全力で支持し、自らの報酬を減らして彼らにチャンスを与えます。「ディアボロス/悪魔の扉」でアル・パチーノを招くため、自ら180万ドル報酬を減らしました。「リプレスメント」でジーン・ハックマンに出演してもらうために自分のギャラを大幅に減額しました。「マトリックス」でアクション指導を務めた陳虎(タイガー・チェン)のために、一流映画製作会社の依頼を2本も断ってまで、映画「ファイティング・タイガー」の脚本を編集し、監督の役割まで担いました。

ジーン・ハックマンに出演してもらうために自分のギャラを大幅に減額した(ネット写真)

 

キアヌは「ファイティング・タイガーはタイガー・チェンのために作った」と語った(ネット写真)

 「金銭は私にとって最も気にしないものだ。今の富は数世紀も生きていけるほどなのだ。ならば、最も必要とする人に差し上げた方が良い」とキアヌ・リーブスは語りました。

人生を分かり易くしている

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