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業者実績なし 加計「バイオハザード防止施設」建設の実態

 果たして本当に大丈夫なのか。真相が明らかになるほど近隣住民の健康被害が心配だ。

 学校法人「加計学園」(岡山市)が建設中の愛媛・今治市の獣医学部キャンパス内に開設が予定されている「バイオセーフティーレベル3(BSL3)」施設。学園側が“最先端ライフサイエンス”による感染症対策専門の獣医師を養成する――として目玉に掲げている施設だが、炭疽菌や結核菌といった厳重管理が必要な細菌やウイルスを扱うだけに、設備概要や建物構造は重要だ。当然、建設工事を請け負う業者には、BSL3施設に対する高度な専門知識・技術が要求されるのは言うまでもない。

 ところが、建設工事を請け負う岡山市の「大本組」「アイサワ工業」にBSL3施設の設計、施工実績を尋ねると、オドロキの回答が返ってきた。

「病院や医療施設を手がけたことはあります」(大本組広報)

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