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法律婚を解消して、事実婚として同居するという生き方

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何度か書いているけれども、私はDV加害者のワークショップに加害者として参加をしていたことがある。

ワークショップの参加者(DVの加害者)には、法的には離婚をしたけれども、事実婚として同居し続けているという人が数名いた。

 

 

 

DV加害者ワークショップで聞いた「事実婚」

いったい何のために、わざわざ法律婚を解消して、事実婚で同居するの❓

せっかく離婚したのに、同居していれば、DVが再発するかもしれないじゃん❓

と、私は不思議に思ったのだけれども、あまりプライベートを詮索しないのがお約束。

 

ただ不思議なことに

「法律婚を解消して事実婚になる」

というのは、私にはとても魅力的に思えて仕方なかった。

何の根拠もないんだけどね。直感的にそう思ってた。

 

事実婚の精神的なメリット

そして、事実婚をしてやろうと思ったことなどすっかり忘れてしまった最近。

こういう記事を目にした。

 

wotopi.jp

 

この記事に事実婚の精神的なメリットが書いてあり

「ああ、これが理由の一つかもしれない」

と感じることできた。

(本当はもっと合理的な理由があるのかもしれないけど💦)

 

ちょっと記事を引用しましょうかね。

(文中の「原口」さんとは、この記事の被取材者である原口未織弁護士のこと)

 

原口「法律婚をして“夫”になると、どうしても相手にいろんなことを求めてしまうんです。夫だから『家にいてほしい』『気づかってほしい』とか。相手に対して期待というか、“甘え”のようなものが出てきてしまうんですね」

  

原口「クライアントの中に、一度籍を抜いて(=離婚して)、事実婚として一緒に暮らしている夫婦が数組います。法律婚の時は険悪な仲だったのに、事実婚にしたら仲がよくなったみたい」

 

原口さんのクライアントに「夫が他の女性をちやほやするのが耐えられないから離婚したい」という女性がいたそうです。ところが離婚届を出してからも同居を続けていると、そのうち「もう自分の夫じゃないから、他の女に優しくしても妬かなくなった」のだそう。

 

籍をいれているかどうかで、配偶者への態度が変わるというのだから、これはなかなか面白い話だと思う。

 

入籍するというのは、人工的な制度に他ならない。

その人工的な制度によって心のスイッチが入れ替わるというのであれば、いったい「法律婚」とは何なのだという気にさえなるね。

  

なぜ法律婚で人の意識は変わるのか

DV加害者・被害者の夫婦が、法律婚を解消して事実婚になるというのは、どういう理由があるんだろうな。

事実婚になると、法律婚よりも、妻に対して「他人である」という感が強くなるので、旧来の夫婦間にありがちな「支配・被支配関係」から抜け出しやすくなるのかな。

 

事実婚になると、法律婚のときよりも仲がよくなるというのも、もどういうロジックなんだろう❓

引用文中にあったけれども、事実婚になると、法律婚よりも「夫(妻)なんだから、○○してくれるのは当然でしょ」という期待が薄くなるってことなのかな。

 

これってつまり、

「夫(妻)といえども他人なんだから、相手の領分は侵さないようにしよう」

と思えるようになれば、夫婦関係はもっと楽なものになるかもしれないってことだよね。

 

その手段のひとつが、法律婚を解消して、事実婚として同居するっていう生き方なのかもしれない。

もちろん、わざわざ法律婚を解消しなくても、

「夫婦と言ったって所詮は他人なのよ」と100万回くらい唱えれば、なんとかなるかもしれないけど😅

 

人の心って面白いよね。たかだかひとつの制度で、こんなにも他人への態度が変わっちゃうんだから。

 

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