東芝 決算見通し 最終赤字9900億円に拡大
経営再建中の東芝は23日、ことし3月期の決算について、最終的な赤字の見通しをこれまでの9500億円から、9900億円余りに下方修正しました。
東芝は、ことし3月期の決算について監査法人の承認が得られていないため正式な発表ができない状況が続いていますが、先月、最終的な損益は日本の製造業で過去最悪の9500億円の赤字に陥るという見通しを公表しています。
東芝は、その後の状況の変化を踏まえた最新の業績見通しを23日発表しました。それによりますと、最終赤字は9952億円に拡大するとしています。
理由については、アメリカの原子力子会社だった「ウェスチングハウス」が経営破綻したことを受けて東芝がアメリカの電力会社に保証として支払う「親会社保証」の額が拡大する見通しになったことや、おととしの不正会計問題を受けて株主からの損害賠償請求の訴訟にかかる費用を追加計上したためだとしています。
この結果、財務状況は一段と悪化し、ことし3月末の株主資本の債務超過の額も従来の5400億円から5816億円に拡大したとしています。
東芝は、その後の状況の変化を踏まえた最新の業績見通しを23日発表しました。それによりますと、最終赤字は9952億円に拡大するとしています。
理由については、アメリカの原子力子会社だった「ウェスチングハウス」が経営破綻したことを受けて東芝がアメリカの電力会社に保証として支払う「親会社保証」の額が拡大する見通しになったことや、おととしの不正会計問題を受けて株主からの損害賠償請求の訴訟にかかる費用を追加計上したためだとしています。
この結果、財務状況は一段と悪化し、ことし3月末の株主資本の債務超過の額も従来の5400億円から5816億円に拡大したとしています。