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ネットや書籍などを見ていると、
「クレンジングオイルは肌に良くない」
と頻繁に目にします。
しかしこれは実は間違った認識で、
本来クレンジングオイルはその主成分のオイルの種類によって特質がかなり変わってきます。
肌に良い性質のオイルを使用したクレンジングオイルであれば、
肌への負担は最低限に抑えることが出来ます。
逆にお肌と相性の良くないオイルを主成分にしたクレンジングでは
脱脂力が過度に高まりすぎてしまったりお肌に負担になる場合があるのです。
この種類分けを見極められなければ、
本当はとても良い商品なのにそれを手に取る機会を逃してしまうことになるでしょう。
今日は『クレンジングオイルの成分表示の読み方』について、
主成分となるオイルの種類から解説していきたいと思います。
◎最もオススメしにくいのは「炭化水素油系クレンジングオイル」
「クレンジングオイル」の評判をこれだけ地に落とした張本人は誰かというと、
この『炭化水素油系クレンジングオイル』です。
少しご年配の方々には「鉱物油系クレンジングオイル」と言った方が分かりやすいでしょう。
市場によく流通しているものは以下のように、
ミネラルオイル、ラウリン酸PEG-12、イソドデカン、パルミチン酸イソプロピル、水、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、デシルグルコシド、オレイン酸グリセリル、イソステアリン酸、イソステアリルグリセリル、イソステアリン酸ポリグリセリルペンタエリスリチル、ミリスチルアルコール、エタノール、クエン酸、リン酸、BHT、香料、トコフェロール(太字が炭化水素油)
『ミネラルオイル』というオイルを主成分にしているものが一般的です。
ミネラルオイル以外にも、
以下のような成分が炭化水素油の仲間として知られています。
しかしミネラルオイル以外のオイルは固形油であったり原価が非常に高かったりなどの理由でクレンジングオイルにはほぼ使われていません。
ミネラルオイル以外で使用されるのは、
添加剤として「イソドデカン」「水添ポリイソブテン」「スクワラン」などが少量配合される程度です。
これらもその特性上主成分として使用されることはほぼありません。
なので基本的に「炭化水素油系クレンジングオイル」といえば、
『ミネラルオイル』を主成分にしたクレンジングオイルのみと言えます。
これらのオイルは油性の性質が非常に強く、
油性の成分を大量にその溶媒中に溶かしこむことができます。
この結果、肌に必要な油分も根こそぎお肌から奪ってしまうため余計な乾燥を招いてしまう原因となるのです。
メイクの洗浄力は非常に高くお値段も安いですが、
乾燥肌や敏感肌の方にはオススメできません。
【炭化水素油系クレンジングオイルの基本性能】
洗浄力:★★★★★
低刺激性:★☆☆☆☆
保湿力:★☆☆☆☆
価格:非常に安い
【炭化水素油系クレンジングオイルの商品例】
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ナイーブ お風呂で使えるクレンジングオイル 250mL 0円 Amazon |
◎炭化水素よりはマシだけど…「エステル系クレンジングオイル」
「エステル」という言葉が度々当ブログでは出てきますが、
これは特定の構造を持った油性物質を指す言葉です。
具体的には、「脂肪酸」という酸性物質と「アルコール」を合体させると、
その合体結合部分に『エステル結合』という結合が作られることからこの名前になっています。
分子が長い脂肪酸(高級脂肪酸)と分子が長いアルコール(高級アルコール)を合体させると、
このエステル結合を有したさらに分子のなが~い油が合成出来ます。
この時出来上がる油が『合成エステル油』という物質です。
これらの成分は主に化粧品に使用されるものだと以下のような物質名が知られています。
たとえば「エチルヘキサン酸」という高級脂肪酸に、「セタノール」という高級アルコールを合体させると、分子の長いエステルオイルが合成されます。
このエステルの名前は、元の物質名にあやかって『エチルヘキサン酸セチル』と名付けられるわけです。
なのでエステル系のオイルは「○○○酸~~ル」のような名前になっています。
難しそうに見えますが名前は以外と単純です。
※「トリエチルヘキサノイン」は全然違いますが、これは『慣用名』と言ってアダ名のようなものです。本当はもっと長い正式名称があります。
で、エステル系の成分の例としては以下のようなものです。
エチルヘキサン酸セチル, ジイソノナン酸BG, ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10, (カプリル酸/カプリン酸)カプリリル, オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20, ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン, ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20, メドウフォーム油, ジメチコン, (ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル, ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル), トコフェロール , ステアリン酸イヌリン, パルミチン酸デキストリン(太字がエステル)
成分のトップはエステル油になっていますね。
このクレンジングオイルの特性としては、
ミネラルオイルなどと比べれば大分マシになってはいますが
それでも上記で書いたように油性物質を2つ繋げて作っているオイルなので、
分子構造が長く油性の性質はかなり高めです。
その分脱脂力もそこそこ上がるので、
敏感肌の人は乾燥を感じてしまう場合が多いでしょう。
【エステル系クレンジングオイルの基本性能】
洗浄力:★★★★☆+
低刺激性:★★★☆☆
保湿力:★★☆☆☆
価格:比較的安い
【エステル系クレンジングオイルの商品例】
ファンケル マイルドクレンジングオイル 120ml 1,836円 Amazon |
カウブランド無添加 メイク落としオイル 150ml 1,026円 Amazon |
◎誰にでもオススメできる!「油脂系クレンジングオイル」
最後は当ブログでもずっとオススメし続けている「油脂系クレンジングオイル」です。
アロマセラピーのキャリアオイルや化粧品では美容オイルなどとして知られている
【油脂】
という油を主成分に使ったクレンジングオイルは、
肌に負担にならずさらに比較的高い洗浄力を発揮できるクレンジングです。
油脂系クレンジングオイルの成分表示の例は以下のようなものがあります。
マカデミアナッツ油、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、スクワラン、トリイソステアリン酸PEG-3グリセリル、コメヌカ油、アルガニアスピノサ核油、オリーブ果実油、アボカド油、トコフェロール(太字が油脂)
(セラヴェールプラチナムクレンジングオイル より)
ご覧の用に、主成分(成分の1番はじめ)に【マカデミアナッツ油】という油脂を配合しています。
その他の油脂の一覧はこちらです。
一概に油脂と言っても色々ありまして、
酸化安定性が高い一方で炭化水素油的な性質があるものもあれば、
酸化安定性がやや低くなる一方で肌の柔軟効果が非常に高いものなので面白いです。
中でも皮膚柔軟効果の高い「マカダミアナッツ油」「アルガニアスピノサ核油」などの油脂を主成分にしたクレンジングは、
普通のミネラルオイル系やエステル系とは異なった独特の使用感を得られるので大変オススメ。
しかし上記のようなオイルは原価がかなり高いので、
市場の油脂系の殆どは原価が抑えられる『コメヌカ油』や『オリーブ油』を用いている場合が多いですね。
油脂はオイルの構造に微親水性の構造を一緒に持っているので、
油性の性質が上記のオイルほど高くなく、その結果肌に必要な油分は取り過ぎず洗浄出来るというとても大きなメリットがあります。
しかしかと言って洗浄力が低すぎるということもなく、
普通のメイクであればスルッと簡単に落とすことができます。
また流し残しても油脂は皮脂の構成成分の一種でもあるため、
肌の保湿成分(保護油)として機能し不快なベタつきを感じにくく
W洗顔をしなくても良いというのもとても扱いやすいです。
【油脂系クレンジングオイルの基本性能】
洗浄力:★★★★☆
低刺激性:★★★★★
保湿力:★★★★★
価格:やや高額
【油脂系クレンジングオイルの商品例】
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◎各種【混合タイプ】に注意!
最後にこの記事を参考にクレンジングを読む際の注意点なのですが、
主成分がどの油になっているかはその成分表示の1番はじめの成分を見て判断します。
しかし1番はじめの成分だけを見て判断すると、
「油脂系」と思いきや「エステル系」や「炭化水素油系」のような性質を持ったものに当たってしまうことがあります。
というのは、例えば以下の成分のように
コメヌカ油、ミネラルオイル、テトラオレイン酸ソルベス-30、トリエチルヘキサノイン、シクロメチコン、オレンジ油、トコフェロール、ホホバ油、グリセリン、ジイソステアリン酸ポリグリセル-2、トリラウレス-4リン酸、水、フェノキシエタノール
確かに主成分は「コメヌカ油(油脂)」となっていても、
そのすぐ後ろに「ミネラルオイル(炭化水素油)」がある場合などは要注意です。
これは「油脂-炭化水素混合タイプ」で、
油脂をメインにしているように見せかけて炭化水素油で嵩増しされています。
なので完全油脂系とは違ってミネラルオイルの高すぎる脱脂力が際立ってしまうことが考えられます。
特にミネラルオイルやエステルは油脂より個性が強い油なので、
すぐ背後に入っている場合はその性質にかなり偏ってしまうと考えるべきです。
その他にも「エステル-炭化水素混合タイプ」や、「油脂-エステル混合タイプ」などもありますので気をつけましょう。
この内容についてはまた後日機会があれば詳しいお話をしたいと思います。
以上「クレンジングオイルの種類分けと成分表示の読み方」についてでした!(^o^)/
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