ヨーロッパ自由主義史、計画

第一部――起源――

  1. 古代と中世の思想における自由主義の源泉。フィリップ・ネモ。
  2. フアン・デ・マリアナとスペイン第二次スコラ学。J・ウェルタ・デ・ソト。
  3. 意見の多元性、真理のチャンス? ピエール・マニャール。
  4. グロティウス、共和自由主義者。ハンス・ブロム。
  5. ピエール・ベールと寛容の疑問。アルベール・ド・ランジュ。

第二部――フランス自由主義――

  1. 商業の自由と社会的な場所としての市場の誕生。ジルベール・ファッカレッロ。
  2. 穀物商業の自由についての論争1750-1775。フィリップ・シュタイン。
  3. 十八世紀の後半のフランス政治経済と政治学。ロイク・シャルル。
  4. 啓蒙とレッセフェール、フィジオクラート間のテュルゴとアメリカの契機。アラン・ローラン。
  5. イデオローグと自由主義。フィリップ・ネモ。
  6. ピエール・ドーヌー1761-1840。革命、帝政、復古の下における政治的、経済的、教育的自由。ジェラール・ミナール。
  7. セーと経済的自由主義。フィリップ・シュタイナー。
  8. グループ・ド・コペ、神話と現実。スタール、コンスタン、シスモンディ。アラン・ローラン。
  9. バンジャマン・コンスタン、自由民主主義の人文学的大建築。フィリップ・ネモ。
  10. パリ学派研究の拠り所。ミシェル・ルテ。
  11. シャルル・コクランの生涯と作品1802-1852。フィリップ・ナタフ。
  12. フランス・カント主義とシャルル・ルヌーヴィエの思想。マリ=クロード・ブレー。
  13. 二つのフランス共和国。フィリップ・ネモ。

第三部――イタリア自由主義――

  1. 導入。レイモンド・クベッドゥ。
  2. 十九世紀イタリアにおけるカトリック教自由人格主義。パオロ・エリティエ。
  3. ヴィルフレド・パレートと古典的経済的自由主義の復活。フィリップ・シュタイン。
  4. 二十世紀初頭の急進的自由主義。フラヴィオ・フェリーチェ。
  5. ルイジ・エイナウディの自由主義。エンツォ・ディ・ヌオーショ。
  6. ベネデット・クローチェの貢献。ロベルタ・モドゥーニョ。
  7. 自由主義と啓蒙主義。ジャン・プティト。
  8. イタリア自由社会主義。ルカ・スカランティーノ。
  9. ブルーノ・レオーニの思想における自由と権利。アントニオ・マサラ。
  10. 二十世紀自由主義カトリック教の二人の人物。ダリオ・アンティセリ。

第四部――ドイツ自由主義――

  1. 導入。パトリシア・コマン。
  2. フォン・フンボルトとドイツ自由主義の起源。デトマール・デーリング。
  3. 十九世紀真正自由主義。ラルフ・レイコ。
  4. フライブルク学派。ヴィクトール・ヴァンベルク。
  5. 自然的秩序の人間的測定。ゲルド・ハーベルマン。
  6. 市場の社会的自由主義。ニルス・ゴールトシュミット。
  7. ドイツ自由主義に対するオーストリア学派の影響力。ミハエル・ヴォールゲムット。

第五部――オーストリア自由主義――

  1. オーストリア学派。ギド・フルスマン。
  2. ハイエク派の理論……フィリップ・ネモ。
  3. 「見えざる手」の形式的モデル。
  4. ハイエクと自由主義の特性。ロベール・ナドー。
  5. ハイエク、あるいは経済の道徳。ジャン=ピエール・デュピュイ。
  6. ハイエク、カントとともに。ジャン・プティト。
  7. ポパーの認識論。ダリオ・アンティセリ。
  8. チェコ人とオーストリア人の理念。ヨセフ・シマ。
  9. オーストリア人とアメリカ人リバタリアンの対話。ロベルタ・モドゥーニョ。

第六部――その他西ヨーロッパ諸国――

  1. スペイン自由主義、ホセ・マリア・マルコ。
  2. ポルトガルにおける自由主義思想、ホセ・マヌエル・モレイラ。
  3. ネーデルラントにおける自由主義と政党、ヘンク・ヴェルデ。
  4. スウェーデンの自由主義的な変形、ヨハン・ノルベルグ。

後書き――生命の意味と文明の測定、バリー・スミス。