こんにちは。
先日こんな記事を書きました。
ざっくり言うと「報連相は自分の身を守るためにも重要だから徹底しようね。」ということを新入社員やこれから社会に出る人向けに述べています。
今回はその中でも新人には特に機会の多いと思われる、「相談」についてやってしまいがちなエラーについてご紹介します。
あなたは、「課長、○○が起きました。どうしましょう!?」という30点の相談の仕方をしてしまってはいませんか?
目次
例題:トラブル発生
あなたは会社の総務部門に所属しています。社内のイベントで使用する機材1000個をA社に発注していました。
しかしある日、A社から予定していた期日までに納品が間に合わないと連絡が入りました。
あなた一人の力ではどうにも解決させようがなさそうです。
先輩もしくは上司に報告して対応を相談しましょう。
なんと相談するかべき?
「どうしましょう!?」は30点の答え
いきなり、
「課長、機材が来ません!どうしましょう??」
は30点の答えです。
ちなみに0点は報告がない場合ですね。
「仕事ができない人」は納期を守れない時の対処の仕方でわかる - ゆめろぐ
新入社員は「報連相」を社会における最大の自衛手段と心得よ - ゆめろぐ
こちらの記事でも書かせていただきましたが、ヤバイときヤバそうな時ほど迅速に報連相!これは自分の身を守るためにも鉄則です。
逆にいうと、30点というのは「とりあえず報告している」という部分のポイントです。テストで名前書けてるからとりあえず10点ってのと同じですね。
いきなりそれだけを報告されても、報告を受けた側としては、
「丸投げかな?」
という印象になります。
そしてマトモな人ならば、
「で、お前はどうしたいんだ?」
と返してくるはずです。
70点でいいから自分の考えを添えよう
相談をするときは必ず「こうするべきだと思いますがいかがでしょう」という自分の考えを添えましょう。
この時、上司は100点の答えを求めていません。そもそも100点満点の答えを出せるなら「自分で片付けとけよ」って話ですよね。「自分では処理できない問題を相談」という前提からも逸れますのでここでは考えません。
- イベントを延期するか機材なしで進める方向で各部署と相談します。
- 課長からA社になんとかするように圧力かけてもらえませんか。
- 同じ製品を扱ってるB社に頼んでみたいと思います。
などなど。担当者としての意見や展望を添えて、その上で判断をお願いしましょう。
そんなことをしなくても上司はその経験や能力からすでに解決のための答えを持っていることもあります。しかし、しっかりと部下の育成を考えてくれる人であればあえて「お前はどう思うんだ?」と返してきます。答えを与えているだけでは成長しないことを知っているからですね。
スピード感は見誤らないように
ただし注意点として、その問題を対処すべきスピード感を間違えないようにしましょう。自分の考えを整理するのに時間をかけすぎて、手遅れになっては元も子もありません。
四の五の言ってないで早急にエスカレーションしないとヤバい事だってあります。
逆に多少余裕があれば対応について事前の下調べを加えることもできます。
- A社は半分なら間に合うと言ってます。
- B社は在庫があって期日に間に合いますが、家格がA社より10%ほど高いです。
- イベントの実行部署は機材が最悪600個あればなんとかなると言っています。
上記の例ならばこんな情報も加えて相談ができればより親切ですね。
まとめ
人によっては当たり前の言うなよって話かもしれません。しかしトラブル等で余裕がないときほどついやってしまうものです。
僕も今日久しぶりにやってしまい叱られました。
その反省も込めて、現在この記事を書いています。
繰り返しになりますが、多くの場合において上司は100点の回答は求めていません。あなたがどこまで、どのように考えたかを通して成長度をはかったりさらなる成長を促そうとしています。
逆にはじめからある程度の考えをもって相談ができれば、「お、こいついいぞ」となるわけです。
ちなみにこのパターンの究極系は、解決まで見据えた対応案をもっていき、「お、わかった。お前が言うならそれがベストだろ。それでいけ。」とだけ言わせる形ですね。相談といいつつ実際は承認をしてもらう(要は責任取ってもらう)だけの儀式になります。ここまで言わせることができたらかなり気持ちのいいものですよ。
何気ない相談1つ。あなたがどう動くか、上の人にはしっかり見られてます。
おしまい。
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