船井総研セミナーで講演
先日行われ船井総研のセミナー「2015年、どうなる消費税?増税対策??住宅不動産業界 業界動向予測&提言」にてゲストとして講演を行ってきました。
船井総研と言えば誰もが一度は名前を聞いたことのある著名なコンサルティング会社です。
当日は全国から160社、180名もの住宅会社の経営者が参加され大変熱気にあふれたセミナーでした。
講演の内容は主に私が桧家住宅の商品をどのように考え作ってきたのか、またどのような方法でお客様にその良さを伝えているのかといった内容を具体的に画像や動画、iPadのアプリなどを見せながら説明を行いました。
また原価管理についても話しました。特に原価が当初予算をオーバーした時の実態と原因を把握する事は経営上非常に重要です。経験談も交え、実際に使用している帳票を使って説明しました。
その後行われた懇親会では次のような挨拶をしました。
高齢化、30代人口減などにより今後新築は需要が減少していくと言われています。日本には既に世帯数を上回るストックがあり、今後は新築より中古をどう流通させるかが重要と言う意見もあります。
でも私は戸建てについてはまだまだ中古が新築に取って代わることはないと思っています。なぜなら日本の住宅ストックは質がよくないからです。
例えば省エネ性能、全ストックの55%はなんと無断熱なんです!平成11年基準を満たしているものですらわずか5%と先進国としては惨憺たる状態です。
そのためにはお客様が欲しいと思う住宅を我々が提供していかければなりません。新築が欲しいと思うような魅力ある商品を供給していきましょう!そしてその商品力、技術、デザインなどを世界に発信しましょう!住宅産業は衰退産業ではなく、成長産業に我々の力でしていこうではありませんか!・・・
何社かの社長から「元気をもらいました!」「その通りだと思います!」と声を掛けていただきました。
テクノロジーやイノベーションによって住宅マーケットにおいても新たな需要が生まれます。
例えば当社でも大人気の屋上庭園「青空リビング」などはその典型です。数年前までは木造住宅で屋上と言うのはタブーでしたが、防水技術の向上で可能となったのです。アクアフォームも全く同じです。家を丸ごと断熱しその高い気密性から家づくりの常識を一変させました。いずれもリフォームで実現することも可能ですが、施工性やコストなどを考えるとやはり新築向けと言えるでしょう。つまりリフォームして住むよりも新築を考える1つの動機付けになるのです。
懇親会ではたくさんの業界の経営者の方々とお話をさせていただき大変有意義な時間でした。
船井総研の皆様、本当にありがとうございました。