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音楽に対する、著作権は必要か?

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 この記事は約10分くらいで読める・・・はず!

著作権が話題になってきた

 

音楽に関する著作権と言えば、『ジャスラック』を

思い出すのではないでしょうか?

不当徴収と呼ばれ、最近では音楽教室で有名な

ヤマハ』が筆頭に、ジャスラックへの提訴をする予定

 

本来であれば、音楽の使用に対して

著作権を払うのが『当たり前とされている』が

本当にそれは正しいのだろうか?

 

そして、もしも著作権で徴収をしたとして

一体どこまでがOKな範囲なのか?

 

何故著作権がいるんだろうか、とふと考えたので

少し記事にしていこうと思います

 

 

 

著作権料が必要な理由

 

そもそもの話、音楽という自由な物に対して

お金を徴収する事自体が、違和感を感じる人もいるのでは?

 

著作権が必要な理由は、単純な話

必死に作った作品が、いとも簡単に盗用されてしまうからです

よくドラマで見かけますよね?

研究成果を簡単に盗まれて、発表したり

クリエイターとして作り出した作品を盗まれたり等

 

そんな場面から、クリエイターや研究者を保護する為の

法律でもあるんですよね

 

そして、音楽に携わっている人からすれば

著作権料=自分の懐に入ってくるお金なので

一概には著作権料いらない=『お金払わなくてもいいよ!

なんて事は簡単には言えないのです

 

ただし、一部の業種からは

著作権料が高すぎるという声もある

 

ーーーーーーバレエ教室の方ーーーーーーー

様々な方面で、お金がかかってしまいます

衣装代だったり音響など、少しでも負担を軽くしたいので

入場料を取ろうと思ったら、そこで著作権料が発生しました

結局著作権料の方が高かったので、入場料は取れませんでした

 

 

出演者が入場料を取る場合や、報酬を貰う場合

何かしらの利益が出た場合、著作権料を払わなければならない

それが学校だろうが、音楽教室だろうが一律だそうです

  

著作権を守ることは、作品の盗用などを防いだりする事に

きっちりとした意義があると思いますが

 

例えば、こちらの宇多田ヒカルさんの記事

www.sankei.com

 

こちらはエヴァンゲリオンで有名な及川眠子さん

 

曲を作った本人が、一部で著作権料を取らなくても良いと言ってるのに

それでも著作権料を取り続けることは、正しい事なんでしょうか?

 

一体誰の為の、著作権料なんでしょうか? 

好き放題?著作権料徴収が拡大

 

最初に書いた通り、ジャスラックをヤマハが提訴する事

何故そんな事になってしまったかと言えば

 

今まで著作権料を取らなかった部分

音楽教室での楽曲使用での著作権使用料を

払ってもらうと、発表したことから始まりました

 

www.itmedia.co.jp

 

何故、音楽教室で教えるだけなのに

使用料金が取られるの?って思いますよね

 

ジャスラックの意見としては

 

 

・学校の文化祭等は、公衆での活動だが

 非営利なので払う必要性はない

 

 しかし、音楽教室は営利活動内で

 不特定多数の公衆に聞かせているので徴収する

 

 

一方、音楽教室側の意見としては

 

・音楽教室の場は、未来の子供達を育てる場であり

 著作権料を徴収するような場ではない

 著作権法22条の『聞かせる事を目的に』ではなく

 『教育する場』として行っている

 

 著作権に関する権利は認めているが

 それを行使するかは、ジャスラックが

 日本の音楽の発展を阻害するものに繋がる

 

 

この言い分をしっかり見ていると

法律的観点では、ジャスラックの方が筋が通っている

いくら聞かせる事を目的にしていないといっても

事実、『聞かせる事も練習内容の一環だろう』と言われれば

ぐぅの根も出なくなってしまう

 

一方、倫理的観点からみるとすれば

音楽業界の発展を、特に主張する音楽教室の方に

筋が通っている部分もある

曲を使用する度に、使用料が取られたとすれば

それを月謝などに入れる事になり

音楽を学ぼうという人が、減ってしまう可能性もある

 

お互いに、引くに引けない状態になっているが

もしジャスラックが、今回の件で引いてしまえば

今まで著作権を取ってきた、業界から

猛烈な批判が来ることは、間違いないと思う

 

何故、こちらは著作権料を払っているのに

音楽教室は払わないのか、不公平だ!』となるわけだ

 

 

何故、ジャスラックが叩かれているのか?

 

上記を見れば、お互い正論を言ってる様にも見える

ならばジャスラックの援護をする人も、そこそこいるはず

しかし、ネット上を探してもジャスラックを援護する方は

比較的少数というのが、検索してもらえば分かるはず

 

では、何故これほどまでにも嫌われているのか?

それは過去に行ってきた事が、一因の様だ

 

・著作権を将来侵害する可能性がある、楽器撤去

blog.livedoor.jp

 

例えばこちらの記事、ジャスラックが

レストランでピアノ等を使った演奏が、著作権を侵害しているとしたが

 

レストラン側は、侵害していない事を証明する為

監視カメラを設置し、オリジナルや著作権に触れない物を

演奏していた事を証明したが

 

判決の結果が『将来侵害するかもしれない』と言う憶測で

演奏停止、ピアノの撤去、そして190万円の支払いを命じた事

 

これに対して、ネット上では

明らかに判決内容が傾きすぎている

こんな憶測だけで、判決下すっておかしくない?』等

不信感が高まったケースがある

 

・爆風スランプ、著作権料が入ってこない

www.funkyblog.jp

 

こちらのケースは、著作権者にお金が入ってきてないと

ジャスラックに対し、提訴を行ったケースなんですが

包括契約と、曲別契約ってのをご存知ですか?

 

一年間いくら払えば、使い放題です→包括契約

 

曲別に使用料を払ってもらう→曲別契約

 

カラオケ等や曲別契約の場合、何を歌ったのかデータとして

しっかり成り立っているので、そこから著作権料を

著作者に払う事が出来ているが

 

問題なのはこの包括契約

使い放題というのは良いのだが、ライブハウスなどの

公の場で経営する立場側が、強制的に入らないといけない

 

何故かと言えば、カラオケ等と違うため

どの曲が使用されたかハッキリと把握できないため

曲別契約をしていても、別の曲を使われたら確認できない

だから包括契約のみとしている

 

筋が通っているようにも見えるが

何故、これが問題になったかと言えば

包括契約で中身が把握できないため

著作権料がしっかりと配分されない事や

 

包括契約で行われているサービスを、そのまま

曲別契約に移せば、使用した曲が分かるはずなので

無理やり包括契約に入らなくてもいいのでは?という事

 

対象の曲を多数の人が歌ったとしても

包括契約の詳細を明らかにしてはいないので、上手く利用すれば

この曲は歌われてないから、著作権料払いませんよ』と

一方的に利用することができる

 

また、包括契約自体、独占禁止法に触れてしまう行為として

イーライセンスとの裁判で、包括契約自体

他の参入業者を排除していると認められている

 

 不当な著作権料の取り方、配り方の為

アーティストとの裁判が起こっているケース

 

 

以上の様な事を、普通に行っていたことで

普段からジャスラックに対する不満が

今回の不信感や、問題を大きくさせた一因だと思います

 

 

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