物を長持ちさせるための工夫
こんにちは。
Kです。
写真は、C920rというロジクールのWebカメラの裏面です。
ピュアリンクでは、卓上三脚にこのカメラを載せて使用しています。
在宅のメンバーにも、希望者には支給しているもので、実は結構高い代物です。
これがあるとかなり取り回しが楽なようで、今では三脚がないとチャットにならないというくらいの人もいます。
それで、写真は何なのかというと、C920rの裏面にある三脚用のネジを受ける部品なんですが、そっくり外れているのを見つけたので、それを撮ったものです。
この現象はこれまでにも何度か起こっていました。
「きれいに埋め込まれているものがどうやったらくり抜かれてしまうの?」
と思った人もいると思います。
犯人はこいつです。
分かります?
これは三脚の天面(雲台)なんですが、その真ん中にあるのが固定ネジです。
写真ではネジの周りに輪がついています。この輪が、C920rの裏面に付いていたものです。
本来ネジの留め金はカメラの方に固定されていないといけないんですが、留め金だけが外れて三脚の方にくっついているんですね。
なんでこんなことが起きるのかというと、簡単なことで、
キツく締めすぎなだけです。
一旦締めたら容易には外れないくらいの強さで締めているわけです。
見たら分かるんですが、雲台はコルク材で、かつカメラの裏面はゴムなので滑り止めになっています。
そう強く締めなくても、十分固定されるんです。
僕はこの使い方をいちいち説明してこなかったので、別にそれについて怒っているわけじゃありません。
ちょうどいい機会なので、物の取り扱いについて考えるきっかけにしてほしいんです。
粗悪品を除けば、世の中にある大半のものは、正しく扱い続けることで相当に長い期間持ちます。
先日、電車の中で随分懐かしいスマートフォンを見ました。
iPhone 3Gでした。
3Gですよ。裏がミラーばりの。3Gって、10年前くらいの商品ですよね。
あれを現役で使っているんです。
扱い方の意識一つで、寿命はかなり変わります。
必要以上に神経質になって、恐る恐る触るというところまで行く必要は全くありませんが、同じように必要以上に力をかけて動かしたりする必要もないということです。
ドアの開け閉めも、強くやり続ければ壊れやすさは上がるでしょうしね。これは、どんなものに対しても言えることです。
僕はいまだかつてPCを物理的に壊したことは一度もありません。
たとえばキーボードのキーが壊れたから交換するとか、ケーブルが切れたから買い直すとか、接続端子が破損したから使えなくなったということは一度もありません。
しかし周りでは、結構聞くんですよね。
どうやったらあの頑丈なキーボードが壊れるのか不思議なんです。
打鍵の量で言えば、僕の方が圧倒的に多いはずなんですけどね。
ちなみにゲームのコントローラーは何個も壊した経験があります(笑)
格闘ゲームのやりすぎで壊れました。
でも後から考えると、実は僕が犯人ではなく、一緒にやっていた兄弟とか、友達の仕業の可能性が高いということが分かりました。
中を開けて修理したことがあるんですが、構造を知ると、乱暴には扱えないという気になります。
機械は人間の身体と違って、動かせる範囲が確実に決まっています。
それを超えて力を加えると、当然破損する可能性が高くなるわけです。
キツく締めるということは、本来の可動域を超えて力をかけ続けていることと同じなのです。
無理をさせないことですよね。
最後に、この写真のような状況になったときにどうやって元に戻したかについて簡単に説明しておきます。
これは簡単で、雲台のネジにハマった留め金を、ペンチで回して外します。
最初の写真の雲台に乗っている輪っかが留め金です。
これをC920rの裏面にはめ込むだけです。
残念ながら完全に元通りにはならないと思いますが、機能的には問題がないので大丈夫でしょう。
こんなことにならないように、普段からキツく締めすぎないことが大事ですね。
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小学生の時、担任の先生に言われたことです。
「ごみを丁寧に捨てようね」
こんな話です。
物を丁寧に扱おうと言う話です。
今思えば、小学校の先生は人間のごく基礎的なこと、だけど大人になるといつの間にかできなくなっていること……そういう意味で高度なお話を、分かりやすく説明するのが上手だったと思います。
子どもは侮れません。
子どもは、しっかり大人を見ています。
まっさらな「スポンジ」状態だからこそ、なにもかも吸収し、覚えています。
私もきっと、そう見られているのだと思います。恥ずかしくない大人になれているでしょうか。今は、Kさんに対してスポンジ状態です。
その先生が何と言っていたか、もう忘れてしまったのですが、「ゴミも元々物だった。ゴミの捨てかたにその人の人格があらわれる。投げ捨てるのではなく、丁寧に捨てられる人はそれが人格になっていく」と、こんな感じでした。子どもながらに、「そうだよね!私できてるもん!」とひそかにドヤってました。
他にもたくさんのことを教わりました。
「指先までピンとのばして、姿勢よく立ちましょう。指先まで温かい血がめぐるのがわかります」
「あいさつは自分から進んでしましょう」
「お友達が困っていたら、優しくお話を聞いてあげましょう」
今の私に同じことができてるか、振り返る機会になりました。