インタビュー

「さくら学院 初代教育委員長・大賀咲希って、“目線は本当に上から!?”」

2016年01月03日 07時00分

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——では、”さくら学院の大賀咲希”はどんな感じ?

大賀 意外と真面目な面も見せているつもりなんですが、それ以上に面白いイメージの方が父兄さんたちには強いみたいですね。

——でも、日誌でも書かれていたように“公開授業やトーク面ではおっちょこちょいで面白い素の自分を見せる”からこそ、“パフォーマンス面では、パワフルでカッコいい”というオーガギャップが生まれるワケですもんね。

大賀 さくらの中でもテンションが上がっていると結構バカなコトも言ったりしていますが、レッスンでは真面目な面を見せるコトが多いですね。

——ステージで見せる表情と一緒なんですね。普段とはまた違った真面目な内容も多かったりしますし、オーガギャップを一番感じられるといえば日誌ですよね。字の上手さ、バラエティに富んだ内容、文体などレベルも高いと感じますし、個人的には自分のボケにツッコミを入れて、さらにツッコミをかぶせているのが好きです(笑)。手描きで書く日誌の大事さもあるし、日々心待ちにしている父兄的には、他メンバーももっと更新率を上げて頂きたいところです。

大賀 (少々オコな表情で)本当ですよ~!

——大賀さんなんて、あと3回で2014年度卒業生の水野(由結)さんの119回を超えるし、同じく菊地(最愛)さんの138回に届く可能性もある位なのに!

大賀 でも、最近計算してみたら最愛を抜けない気がしてきちゃって……1カ月に5~6回書かないと多分無理なんですよ! 一時期、勉強ですごい忙しい時期があって、それでペースダウンしちゃって(残念そうに)……。

——やはり父兄さんとのコミュニケーションツールとして重要な存在ですし、先日まで開催されていたさくら学院5周年ミュージアムでも「日誌コーナーに感動した!」との声が多かったので、ここは教育委員長としてひと言申して頂くというコトで。

大賀 そうですね。“父兄さんに会えなくても繋がれる”日誌は歴代のさくら学院生がずっと一番大切にしてきたモノなので、そこはちゃんと転入生たちにも伝えたいなって。それにどんなにクダラナイ内容でも日誌に書けば伝えられるから「父兄さんに楽しんでもらいたい!」って気持ちさえあれば、ドンドン書けるハズです。それに“直接”繋がっていると感じられるのが嬉しいです♡

——コメントで父兄さんのリアクションも見れますし。日誌100回記念のオーガ語録100なんて最高でしたね! お気に入りは「アーティストさんってクールだよね」(笑)。こうやってそれぞれが自主的に企画を考えたりやってみるコトによって成長出来るというのも、この日誌があるからこそ! さて、ここらで父兄さんたちも気になっている“教育委員長・大賀咲希ってどんなコトをしているの?”をお聞かせ頂きましょうか。

大賀 オォ! 教育委員長としては同じ中3の2人(磯野莉音、白井沙樹)がガンガン言えるタイプじゃないので、そこをフォローして注意だったり、2人があまり言えないようなコトを私が言うようにしています。その分、優しい言葉もかけてあげながら後輩を育てなくてはと気を付けつつ。

——やはり時に優しく、時は厳しくが大賀流教育法というワケですね。そうやって注意したりアドバイスした時に反応がイイと感じるメンバーは誰ですか?

大賀 (岡崎)百々子とか……あとは~(麻生)真彩も返事は……返事はイイですね(苦笑)。(藤平)華乃やそよ(吉田爽葉香)なんかも元気でやる気は見えますね。

——先日の白井さんのインタビューでも「年少メンバーは疲れてくると、どうしても集中力が途切れてきちゃう」と話していましたね。

大賀 そうなんですよね~まぁ、みんな始めはそうなんですよね! そこから段々と気付いてくるし、あと(黒澤)美澪奈ももうちょっと教育しなきゃなって思います(笑)

ーー黒澤プロもですか!? キャリアも長いですし、色々と出来てそうなのに。それは一体どこら辺が?

大賀 レッスンでもちょくちょく集中力が切れちゃう場面も多く、「やるんだったら根っこからシッカリさせたい!」って気持ちが……ハイ!

——ホントに教育委員長っぽいじゃないですか! やはりステージで歌って踊るっていうのは、それまで経験してきたお仕事とはまた違うんでしょうね。とはいえ、来年は倉島&黒澤で引っ張っていかなきゃですし、今から心の準備をしておくのは大事ですからね! 大賀さんも「まずは自分らが先生や先輩たちに聞いて学んだコトを、来年度のさくら学院に繋げていくためにも伝えていきたいです」と以前のインタビューで語っていましたが、まだまだ伝え足りないコトもあると思います。そこで教育委員長として後輩メンバーたちの成長状況をもう少し詳しく教えて下さい! まずは倉島(颯良)さんから。

大賀 中2の後半って一番焦る時期なんですよ。私たちも去年、同じ時期に「中3が抜けたら、どうなっちゃうんだろう?」って焦りがあったからこそ、色々と声を上げたりまとめていかなきゃって変わっていったんです。それで颯良にも、今年の学院祭の頃から「中2になったんだし、来年はさくら学院をまとめていくっていう意識を持ってね」と中3メンバーからも言ったりしていたからか、最近その意識が感じられる場面が増えてきました♪ 中1から転入してきたので、まだ分からないコトや学べていないコトもあるので、コレからもっとさくら学院愛を強めていったらイイんじゃないかなって。

——もう少しさくら学院への愛を形にしていけたら、さらなる成長も出来るというワケですね。確かに倉島さんは夏頃から一気に成長したなぁ~という感がありましたし。

大賀 そうですね、表情なんかも大分変わったし、ダンスの動きも大きくなって”自分のダンス”を見せられるようになってきたと思います!

——さらなる成長に期待大ですね! 続いては先程も触れましたが、黒澤さん。

大賀 まだ転入して一年で中3になるコトの重みというか、さくら学院は楽しい場所だけど中3になると責任感も必要になるってコトをこれから感じていくと思います、周りからは“プロ”って呼ばれるので、その空気に流されずに、さくら学院を引っ張っていくという自覚が芽生えるとイイなぁと思います。

——「いくらキャリアがあっても、さくら学院ではまだルーキーなのよ!」ってコトですね。

大賀 ハイ(笑)。今まで経験を積んできたからこそ、美澪奈の素敵な一面っていうのがまだまだあるし、父兄の皆さんにだって全然見せれていないので、コレからもっと引き出していきたいですね☆

——では、中2以下のメンンバーでは、一番在校期間が長い山出(愛子)さんはどうでしょうか?

大賀 愛子は転入当初からシッカリしていた子で、今まではまず自分の気持ちを言葉でハッキリと表現出来るタイプだったんですが、最近は周りの空気を読んで中3の言葉を後輩に伝えたり出来るようになったと思います。

——小等部時代に比べると、随分と落ち着きが出てきましたしね。

大賀 ね~声のトーンも落ち着いた感じになったし、いきなり大人っぽくなりましたよね。後輩たちからも「愛子ちゃんみたいになりたい!」って言われたりしているし、今後はそこからさらに成長させてあげないとですね。

——そんな山出さんとラブラブでお馴染みの岡田さんは?

大賀 めぐは自分自身のコトをちゃんと理解しながら成長していっていると感じます。今までは謙虚な気持ちが強くあったから「まだ自分は上に立っちゃいけないんだ」と、なかなか前に出ていけていなかったんですが、最近になって転入生に声をかける姿を見るようになって、私たち中3をフォローしようとしてくれているなぁ~と感じます。

——ダンスなどパフォーマンス面は?

大賀 ちょこちょこウッカリしちゃう所はまだありますが(苦笑)、来年で中2になれば責任感が生まれてくるし、そういった点も自然に出来るようになってくると思いますね☆

——黒澤さん同様、今年度の転入生である岡崎さんは?

大賀 百々子はとにかくダンスが好きなのが伝わってくるし、だからこそ人一倍、顔笑っているのが感じられますね。本人は歌が苦手だと転入当初から言っていましたが、最近になってスゴイ歌えるようになってきたし、今後はパフォーマンス面で頼れる存在になるんじゃないですかね。最初は「入ったばかりの自分がさくら学院のダンスに対して、意見を言っていいのか?」って遠慮していたのが、最近ではダンスで気になった点を中3メンバーに意見するようになったし、かなりシッカリしてきたな~って。

——なるほど、さすが見てますねぇ~! 岡崎さんのダンスは基礎がしっかりしているし、ダンスが得意と自認している人にありがちな“先走っている感”がないし、周囲と上手に合わせているように感じます。では、後輩たちのお手本である教育委員長の大賀さんのダンスはどうですか?

大賀 え~オーガダンスですか!? 転入してきた小6の頃から背も小さかったから、誰よりも大きく元気に踊ろうという意識が強かったんですが、最近は曲に合わせて滑らかに踊ろうとか考えるようにしています。

——大賀さんもしっかり成長しているんですね。そして、2013年度卒業生の堀内(まり菜)さん以来となる不思議っ子・日髙(麻鈴)さん!

大賀 麻鈴は人前で積極的に話すのが昔から苦手で、一人でいるコトが多かったらしいんですが、「さくら学院に入ってから、みんなと楽しく話せるようになったし、イイお姉ちゃんがイッパイ出来て変わった♪」と本人も言うように、かなり成長したと思います。だけどそんな中でも自分の持っている悩みを、どう改善していきたいかを相談してくれることも多く、小6だけどただ楽しいダケじゃなくて、さくら学院の色んな面を分かってるんだなぁ~と感じます。

——不思議っ子なのかと思いきや意外とシッカリしているという点も、堀内さんに通ずるものがありますね。

大賀 たしかに自分の世界に入っちゃってるなぁ~っていう時も多いのですが、アノ子は意外と現実も見えています!(笑)

——では、白井さん同様に現役父兄でもある麻生さんは?

大賀 いつも明るくって、先輩に甘えるのが真彩は上手ですね。結構落ち込むことも多いんですけれども、“やる時はやってやる!”って気持ちがあるから“やらなきゃ!”って思った時に実力が発揮されるタイプ。私たち先輩にもすごく頼ってきてくれるから、「この間のライブで◯○◯なコトがあったんだけど、そういう時って、どうしたらイイの?」なんて質問を帰り道とかにもしてくれます♪

——麻生さんは、つい先輩が可愛がってあげたくなっちゃうような得なキャラクターですね。そして小5コンビから、まずは吉田さん。

大賀 初めはそんなに甘えてくるタイプではなかったのが、最近になって突然「咲希ちゃ~ん♡」って甘えてくるようになってビックリしました(笑)。それも今までの自分の想いが爽葉香にも伝わって、心が通じ合えたのかなって思うと嬉しいですよね☆ 1年目らしくガムシャラにやっている感じは伝わってくるし、そうやって顔笑っている姿を見ていると、つい感動しちゃいます♡

——ちなみに吉田さんは普段、メンバーと一緒の時には関西弁では喋ったりするんですか? 声ももっと大きくなったりとか。

大賀 関西弁は喋らないですね~。いつもは普通にしっかり喋ってますよ(笑)。さっき言った「咲希ちゃ~ん♡」って甘えてくる時も、ネコを被った口調で来るんですけど(笑)。でも私的にはソコは可愛ければイイんですよ!

——大賀さんは小さい子が好きですからね。

大賀 なのでネコを被っていたとしても、あんまり直さなくてイイと思うんですよ(笑)。とりあえず今年度、私が卒業するまでの間は!(キッパリ断言)

——そして藤平さん。転入した頃の大賀さんに、動きや雰囲気も似ていて、お兄ちゃん好きなど共通点も多いとのコトですが。

大賀 う~ん、なんか背が小っちゃいな~とか自分と重なるなって部分もありつつ、ダンスのレッスンでも注意されたらすぐ直せるタイプだったりして、すごい器用だなとも感じます。父兄さんたちには妹キャラとして見られてますが、実は意外にしっかりしています。なので、中3になって後輩を引っ張っている姿も想像出来ちゃうの華乃なんですよね。

——ほ~、手足が大きいと言っていたので、身長もグングン伸びるでしょうし、ぜひ初代卒業生の三吉(彩花)さんのような頼れるクールビューティーに成長して頂きたいですね!

大賀 分かんないですけどね。まだ、すごい甘えてきますからね~♡

——まだ小さいし、甘えられると妹みたいで可愛いでしょうね。

大賀 (デレ~っとした表情で即答)可愛いくて、本当に妹みたいです♡ 昨年度までは愛子が一番年下で妹って感じだったんですけど、実際は私と身長もあんまり変わらなかったじゃないですか? それが今年度は絶対に自分より年下って分かる小さい子たちが転入してきたので、さくら学院にくると妹が沢山いるように感じられて、今まで以上に楽しくなりましたね♪ その反面、そんな子たちに厳しく注意したりするのに勇気がいりますけど(苦笑)

——嫌われたらイヤだなぁ~って?

大賀 でも、らうちゃん(2013年度卒業生・飯田來麗)とかも「嫌われるのを恐れちゃダメだよ!」って教えてくれたので、後輩にもちゃんと言うべき時には言うようにしました! それに対して落ち込んじゃう子もいるけれど、一番小さい小5の2人も付いてきてくれるし、意外と嫌われてないんじゃないかって一安心(笑)

大賀咲希

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