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ドコモが「AIエージェントAPI」開発、2018年度に新サービス
オープンパートナーイニシアティブと共同開発も
2017年6月23日 13:10
NTTドコモは、「AIエージェントAPI」を開発した。2018年度の早い時期に新たなAIサービスを提供する。またAIエージェントAPIを外部にも開放する「オープンパートナーイニシアティブ」も推進する。
ドコモが開発したAIエージェントAPIは、NTTグループのAI「corevo」のひとつ、「先読みエンジン」「多目的対話エンジン」「IoTアクセス制御エンジン」の3つで構成される。
「先読みエンジン」では、ユーザーの現在地や普段の行動、メールの内容などをもとにユーザーにアドバイスをする、といったアクションを起こす。たとえば11時~13時に宅配物が届くという場合、ユーザーが外出中で、普段は自宅か職場にいるといった行動特性をもとに「配達時刻に間に合わない」と判断すれば、AIエージェントはユーザーに対して「配送時間を変更しませんか?」と先読みして提案してくれる。
「多目的対話エンジン」は、18億回以上、利用された「しゃべってコンシェル」などで培う自然言語処理技術で、より自然な対話を実現する。
「IoTアクセス制御エンジン」は、対話で家電などをコントロールできるようにする。たとえばテレビやエアコン、照明などのON/OFFを声で行えるようにする。