米軍犠牲者を悼む追悼式典も
糸満市の平和祈念公園では、沖縄戦で犠牲になったアメリカ軍兵士を追悼する式典も開かれました。
式典には、沖縄のアメリカ軍やアメリカ総領事館などからおよそ70人が参列して、アメリカ軍の兵士およそ1万2500人を含む沖縄戦のすべての犠牲者を悼み、黙とうをささげました。
このあと、沖縄に駐留するアメリカ軍のトップ、ニコルソン四軍調整官らが、アメリカ軍兵士の名前が刻まれた平和の礎の前で花輪を手向けました。
式典のあと、ニコルソン四軍調整監は、「沖縄戦でアメリカ人、日本人、そして沖縄の人の命が奪われたことを思い起こすことはとても大切だ。そして、この途方もない犠牲の上に今の私たちの生活があり、日米の同盟が地域の安定と繁栄をもたらしていることを理解しなければならない」と話していました。