今回紹介する本は海外の著者ばかりになってしまいましたが、残念ながら日本人が書いた投資に関する本で歴史の風雪に耐えられそうなものはほとんどありません。
何年経っても本棚に残り続けるような、色褪せることのない原理原則が書かれた本を選択しました。
- 作者: ナシーム・ニコラス・タレブ,望月衛
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: 単行本
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本書は「不確実性科学」の視点から、プロのトレーディングの成功は、ほとんどの場合彼らの腕前によるものではなく、まぐれにすぎないことを実証しています。
- 作者: ジョントレイン,John Train,坐古義之,臼杵元春
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2001/11
- メディア: 単行本
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- 作者: ナシーム・ニコラス・タレブ,望月衛
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/06/19
- メディア: ハードカバー
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- 作者: ナシーム・ニコラス・タレブ,望月衛
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/06/19
- メディア: 単行本
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リーマンショックや福島原発事故などもこのブラックスワンに当たります。
不確実性についてあらゆる角度から解き明かしており、リスクをコントロールすることは不可能であると主張しています。
人間が予測できないことにはどのようなものがあり、それらにどのように対策すればよいのかを示し、世の中のあらゆるランダム性や不確実性について言及されています。
冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 (日経ビジネス人文庫)
- 作者: ジムロジャーズ,Jim Rogers,林康史,望月衛
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/01
- メディア: 文庫
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真剣に投資を考えているのであれば、ぜひ読んでもらいたい一冊です。グローバル経済下において投資が自国だけで完結することはないですし、経済を知るには地理や歴史の知識が必須であることがわかるはずです。著者が投資家の目で世界一周し見たものは、世界のどこかで不足しているものが別のどこかでは余っていたりする需給の関係であり、過去に起こったことが場所を変えても現在起きているという経済の歴史です。
本書を読み込めば、ヘッジファンドの仕組みや、アービトラージ、貨幣の関係も理解できるはずです。また、株式市場についても歴史的に正しい真理が繰り返し述べられています。
- 作者: トマス・J・スタンリー,ウィリアム・D・ダンコ,斎藤聖美
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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投資をはじめるにあたって、まずまとまった元金をつくることが重要です。
よく数十万といった種銭で投資をしたいという人がいますが、元金が少ない人ほどリスクが高く儲からないのが投資です。
本書は、一万人以上の億万長者たちの消費行動やライフスタイルを通して、資産を築くための指針について示してくれています。
- 作者: チャールズ・エリス,鹿毛雄二
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/02/25
- メディア: 単行本
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本書では株式投資の短期売買について否定しており、あくまで長期投資にこだわっています。
では、個人投資家はどうすればいいのかというと、資産ポートフォリオを組み、マーケットに勝つことではなく、長期投資で市場の成長に賭けることを推奨しています。
短期のトレードで個人投資家が勝つことが難しい理由と、長期投資の基本が平易に解説されています。
ウォール街のランダム・ウォーカー <原著第10版>―株式投資の不滅の真理
- 作者: バートン・マルキール,井手正介
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/06/18
- メディア: 単行本
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タイトル通り、ランダムウォーク理論と効率的市場仮説についての説明がメインテーマですが、その過程で株式市場の動きを予想するテクニカル分析やファンダメンタルズ分析がうまくいかない理由や、投資のプロのアクティブ運用がインデックス平均を上回らない実態が述べられています。
効率的市場仮説に対する批判についても反証されています。
「ランダムウォーク」とは過去の動きから将来の動きや方向性を予測することは不可能であることを意味する言葉です。ランダムウォーク理論を株式市場に当てはめると、専門家のもっともらしい予想や複雑な分析はまったく無駄ということになります。
- 作者: ピーターバーンスタイン,Peter L. Bernstein,青山護
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2001/08
- メディア: 文庫
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- 作者: ピーターバーンスタイン,Peter L. Bernstein,青山護
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2001/08
- メディア: 文庫
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冒険、ビジネス、科学、投資、ギャンブルなど、人類が英知を賭けて挑んできた確率論とリスクにまつわる壮大な物語となっています。
上巻では古代から近代まで、下巻では近代から現在までのリスク概念に至る道筋(主に投資におけるリスク)が解説されています。ギリシャ・ローマ時代から、我々の祖先がどのようにしてリスクと出会い、管理しようと試みてきたか、歴史を俯瞰しているのでリスクの本質を学ぶことができます。