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 仙台市は22日、市営バスの男性運転手(60)が乗客約5人を乗せた営業運転中に、人気ゲーム「ポケモンGO」をしていたと発表した。市は「信号待ちの間で走行中ではなく、道路交通法違反にはあたらない」としているが、運転手を乗務から外している。

 ドライブレコーダーを確認したところ、20日朝の約30分間、仙台市内を営業運転中の運転手がたびたび視線を落とし、信号待ちの間にスマホを操作する様子を確認した。「メールが来たので確認し、ついでにポケモンGOを起動した。過去にも数回やった」と話したという。

 市は再発防止策として、今後は乗務前に運転手のスマホを収納バッグに入れて施錠し、車内に持ち込む。事故などで緊急通報をする際はカッターでバッグを切り、通報する。交通局の担当者は「緊急時でも大きなロスにはならない」としている。

 市営バスでは、昨年10月にも、40代の男性運転手がポケモンGOをしながら回送運転し、物損事故を起こしている。