前買った本に附属されていたDVD、フィオレッティの合唱を観る。
うーん、上手い。上手いというか、透明感が凄い。
オーケストラ指揮では毀誉褒貶の激しい彼だが、合唱指揮者としては一流だ。それは誰も謗ることはできないだろう。
CDはレコ芸の特選にもなった。
僕も小・中と合唱を経験したのだが、非常にユニークな指揮だと思う。
とにかく合唱を怒鳴らせない、そして良くある、変な子音の強調(あれ何の意図があるんだろうね?)もしない。
妙に歌詞にこだわった過度の表現もしない。
徹底して澄み切ったハーモニーを追及するのだ。
これをオーケストラでもやれば良かったんじゃないの?と思わずツッコミたくなるのだが、やっぱり芸術家としてのポリシーだったのだろう。
「宇野功芳=指揮はヘタクソ」と思い込んでいる方、合唱だけは聴いてほしい。
見方変わるかもよ!(クラオタも変人ばかりだから変わんないか)