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「ベストな1日のスケジュール」はエネルギーレベルに従って組まれる

「ベストな1日のスケジュール」はエネルギーレベルに従って組まれる
Photo by Gettyimages.

Inc.:ほとんどの人が、空き時間をベースに仕事のスケジュールを決めています。

あるタスクを完了できなかったとき、「翌日の朝一にやってしまわねば」と思うかもしれません。

午後に自由時間ができたら、「記事を1本書いておこう」と思うかもしれません。

もちろん、時間をできるだけ有効活用しようという考えは間違いではありません。

でも、エネルギーを有効活用しようという考えが浮かばないのが問題です。

両者の違いは何でしょうか?

時間でスケジュールを組むとは、自由時間のみに基づいて物事に取り掛かることを意味します。

一方、エネルギーでスケジュールを組む場合、特定のタスクに対して心と体がベストな時間帯を選んで、そのタスクに取り組むことを意味します。

私たちの心と体には、それぞれのタスクをやるのに適した時間帯が存在します。エネルギーレベルとタスクがマッチすると、仕事がはかどり、短い時間で達成できるようになるのです。

たとえば、ライターの多くは、脳がもっともクリエイティブになる朝がいちばん執筆に向いていると言います。「Dilbert」の創設者であるScott Adams氏は、午後に何時間もかけて書くよりも、午前4時からの1時間のほうが多く書けると述べています

カオスのようなミーティングやプレゼンテーションの合間を縫って新しいスキルを習得しようとする人がいます。たとえばスペイン語を学ぼうとしているのに、重要なミーティングが近づいている状況では、なかなか言語学習モードに切り替えることはできません。もっと心の雑念が少ない時間帯、おそらく早朝や深夜にスペイン語のレッスンを入れたほうが、短い時間で多くを学べるでしょう。

ポイントは、1日の自分のエネルギーレベルの変化に注意を払い、それに合わせてタスクをスケジュールすること。疲弊しきった時間帯のミーティングや、クリエイティビティが枯渇した時間帯に執筆作業が入っているなら、スケジュールを考え直したほうがいいでしょう。

幸運にも、1日のエネルギーレベルの変化は、日によってそんなに変わりません。ですので、一度うまくスケジュールを組んでしまえば、少ない時間でより多くのエネルギーを投入し、かなりの仕事をこなせるようになるはずです。

Why You Should Schedule for Energy, Not Time | Inc.

Seam Kim(訳:堀込泰三)

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