日本人の純潔信仰はもはや「病」
単なる炎上が事件につながる危険性も

 今回の「結婚宣言」は20歳の女性がひとりで考えたものではないのは明らかだ。「さあ、革命の時間だ」というキャッチコピーもあいまって、トランプ大統領もかつて出演した米プロレス団体・WWEのように緻密に計算された「炎上シナリオ」ではないかという、斜に構えた見方も出ている。

 確かに、アメリカンプロレスではベビーフェイス(善玉)とヒール(悪役)を必ず設定する。「AKB商法」はマンネリ化も指摘されはじめている。もし筆者がここで新しい風を吹き込むとするなら、ベビーフェイスたちからボコボコに叩かれるヒールをつくる。すべてのファンから憎まれ、この世界の秩序を崩壊させるような強烈なヒールだ。

 個人的には、そういうショービジネスもアリだとは思うが、やはり懸念はここまで指摘してきた日本男性の「純潔信仰」だ。これは、もはや「病」という側面もあり、こじらせた人物は何をしでかすか分からない。

 もちろん、ほとんどのファンは娯楽と割り切って、その世界を楽しんでいる。だが、これまでアイドルが被害者となる事件がそれなりの頻度で起こっている事実が示すように、「疑似恋愛」と「現実」の境界線を見失ってしまう方も少なからず存在しているのだ。

 炎上を狙ったつもりが、本当の「事件」になっては洒落にならない。

「アイドル・須藤凜々花」で芸能ビジネスをしている大人の方たちは、そのあたりを配慮したうえで、ファンのみなさんを楽しませていただきたい。