日々いろんな営業電話がかかってくるが、不要なので全てスルーしている。

しかし、今日はスルーしたくでもできない内容。

 

「なんだ、このSEOは!?違法じゃないのか・・・」

 

しばらく呆気にとられた。

営業の内容は・・・

電話をかけてきたのは、「ローカルプレイス」という、ありがちな施設検索サイトの営業マン。

運営会社はEPARKという従業員が2,000名を超えるそれなりの規模の会社。

 

弊社が厨房機器業界向けのサービスを展開しているので、

この施設検索サイトに広告を掲載しないか、と打診してきたわけだが、

「リサイクル商品のジャンル」+「地域名」

で上位表示できているのが売りだという。

 

試しに、「厨房機器 買取 福岡市西区」で検索してほしいといわれ、

検索すると確かに上位にくる。

 

 

他の地域名との組み合わせでも上位にくる。

 

しかし、このジャンルでページに掲載されているリサイクルショップは1社のみ

地名のみを機械的に置き換えて、どのページも文章は全く同じ・・・こんな感じ↓

http://www.localplace.jp/t100219412/

http://www.localplace.jp/t100219450/

 

とまぁ、ここまでは別にいい。

どうせこういったページはGoogleにそのうち飛ばされるだけ。

 

ただ、何を思ったのか、各地域ごとにこのリサイクルショップがあたかも存在しているように住所を書いている。

(以下、いずれもローカルプレイスより引用)

 

・福岡市西区のページ

 

・福岡市東区のページ

 

・京都市伏見区のページ

 

・兵庫県明石市のページ

 

 

そして、赤枠内の住所はGoogleマップで見る限り、ただの民家。。4つ目の兵庫はこんな感じ。

 

 

上はごく一例で、いろんな地域ごとに住所を適当にマッピングしている模様。

 

ちなみに、この業界の最大手でも各都道府県に1店舗あるかないかぐらい。

市区町村レベルで全国展開している買取業者ってえげつない。(してないけど)

 

掲載している「リサイクルマートドットコム」という会社に電話して店舗がどこにあるのか尋ねたところ、「沼津に1店舗あります」とのこと。

 

確かに、この会社のHPを見ても、沼津の本店と東京の支店しか記載はない。

 

地域名狙いのキーワードで上位表示させるために、店舗住所を偽るという・・・

 

サイトを運営しているEPARKは従業員2,000名超、売上も200億以上という企業なのに。

 

そこまでやるのか、という衝撃。

 

そして、それに騙されるGoogle。さすがにこれは見破れないか。。