災害時 携帯電話機材届ける訓練
大地震が起きても被災した人が携帯電話で連絡がとれるようにするため、NTTドコモと自衛隊による共同訓練が、22日、三重県四日市市で行われました。
訓練は南海トラフの巨大地震で道路が寸断され、津市からヘリコプターで避難所に携帯電話などの支援物資を届けるという想定で行われました。
四日市中消防署中央分署にはNTTドコモの社員と名古屋市の陸上自衛隊の隊員、あわせて15人が集まりました。
初めに、ドコモの社員が自衛隊員から風に巻き込まれないことなど、ヘリコプターに乗り込む際の注意を受けたあと、社員は充電器や衛星電話などの支援物資を10分ほどで次々にヘリコプターに積み込むと自衛隊員とともに乗り込んで、ヘリコプターが離陸するまでの手順を確認しました。
NTTドコモ東海支社の鬼頭里志災害対策室担当課長は「携帯電話は安否確認から復旧活動の連絡まで欠かせない存在だ。安全な積載方法を学んで、すばやい救援活動に繋げたい」と話していました。
午後からは、仮設の基地局の設営訓練が行われることになっています。