哲学者=山崎行太郎ブログ『毒蛇山荘日記』

哲学者、文芸評論家。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。元・東工大講師、元・埼玉大学講師。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『それでも私は小沢一郎を断固支持する』『保守論壇亡国論』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『ネット右翼亡国論』『佐藤優対談集』『柄谷行人とヘーゲルとマルクス』など。緊急連絡(レポート)は、メールフォームからお願いします。➡︎https://ws.formzu.net/fgen/S49964599

山口二郎は「小沢バッシング事件」の政治的意味が全くわかっていない。「国策捜査」とい言葉にも関心はないらしい。(下へ続く。以下を読みたい人は、ここをクリック。)


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山口二郎は「小沢バッシング事件」の政治的意味が全くわかっていない。「国策捜査」という言葉にも関心はないらしい。次の文章は、何を意味するのか?

ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーーーーー
山口二郎(2017/6/5)
小沢さんの最大の失敗は民主党を分裂させたこと。この認識は今も変わらない。小沢さんにもいろいろ反省もあるはず。しかし、安倍政治を止めなければならないという点で、今は小沢さんとも意志を共有し、野党結集のために戦っている。
ーーーーーーーーーー引用終りーーーーーーーーーー



山口二郎が「東京新聞」に書いた2012/6/24のコラムがある。「さよなら小沢一郎」と題して次のように書いている。


ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーーーーー
『さよなら小沢一郎』・
山口二郎「本音のコラム」 (東京新聞 2012年6月24日朝刊 11版25面)


 消費税率引き上げ法案をめぐって、小沢一郎民主党代表は反対の姿勢を明確にし、離党、新党結成の腹を固めたと報じられている。
 「国民の生活が第一」という旗印を共につくり、政権交代のために戦ってきた者としては、いたたまれない思いである。しかし、小沢という政治家の役割はこれで終わりだと思う。
 政治の世界の最終的な判断基準は、だれが大きな敵かを見極めることである。私自身、原発再稼動、理念なき増税を遮二無二進める野田首相にははらわたが煮え返る思いである。
 しかし、野田首相は最大の敵ではない。政権交代を起こした民主党にとっては、依然として自民党が最大の敵である。この間、自民党生活保護の引き締めを要求し、富裕層に対する増税に反対しと、民主党が目指す政策をことごとくつぶしてきた。
 今、民主党を割って一番喜ぶのは自民党である。消費税引き上げは財政健全化の緊急措置として認めざるを得ないと私は考える。しかし、これから目指すべき社会保障のビジョンについては、自民党と一致することなどあり得ない。民主党内の政策論議で、少しでも生活第一を実現するよう頑張ることが政治家としての筋道である。
 それができないなら、小沢には別れを告げるしかない。
ーーーーーーーーーー引用終りーーーーーーーーーー


私は、小沢一郎民主党を離党して、新党「国民の生活が第一」を結成し、結党大会を「ニュー・オオタニ」で開催した時、その場所にいた。山口二郎が、その時、どういう政治的立場にいたのか、私は知らなかった。今回、「さようなら小沢一郎」という当時のコラム記事を読んで、「なるほど」と思った。


当時の私の関心は、民主党内の「反小沢グループ」の動向だった。山口二郎は、この「反小沢グループ」の周辺で、「小沢バッシング」に加担していたのだろうか?おそらくそうだろう。小沢一郎民主党党首を辞任し、政権交替をへて、民主党離党にたる過程で、小沢一郎は、検察や自民党、マスコミ、米政府・・・などと闘っていただけでなくて民主党内の「敵=反小沢グループ」とも闘っていたのだ。


言い換えれば、少なくとも、この時点では、山口二郎は、小沢一郎と敵対していたことになる。ということは、これはどーでもいいことだが、山口二郎という「トンデモ政治学者」は、小生とも敵対していたことになる。


(続く)

 
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