自民党豊田議員 元秘書に暴行か

自民党の豊田真由子衆議院議員が、みずからの元秘書に暴行したなどと週刊誌で報じられたことについて、豊田議員の事務所の関係者は、「本人は事実関係を認め、元秘書にそれなりに謝罪はしている」などと説明しました。

自民党の豊田真由子衆議院議員は、22日発売の週刊誌で、先月、みずからの政策秘書を務めていた男性に対し、殴ったり、暴言を浴びせたりしたなどと報じられました。
これについて、豊田議員の事務所から対応を一任されている、事務所の元事務局長の男性が、22日昼前東京都内で、記者団の取材に応じました。
男性によりますと、先月末に豊田議員、元政策秘書と3人で、今回の問題について話し合ったということで「豊田議員本人は、事実関係を認めている。元秘書からは、3日間で7回暴力を受けたと聞いていて、腕にあざが残っていた」と説明しました。
その上で、「豊田議員は、元秘書に、それなりに謝罪はしていて、今後もお詫びするだけだ。豊田議員とは、3日ほど会っていないが、本人は憔悴しきって困り果てている」と述べました。
豊田議員は、衆議院埼玉4区選出の当選2回で、42歳。
厚生労働省の元官僚で、これまでに、文部科学政務官などを務めています。

22日発売の「週刊新潮」は、自民党の豊田真由子衆議院議員が6月18日まで政策秘書を務めていた男性に対し、繰り返し殴ったり暴言を浴びせたりしたと報じています。
記事は豊田議員はことし5月下旬、政策秘書を務めていた年上の55歳の男性が運転する車の中で、事務所でのミスを理由に後部座席から繰り返し殴るなどの暴行を加え、顔や背中などにけがをさせたとしています。
さらに男性に対して「死ねば?生きている価値ないだろ」などと人格を否定するような暴言を浴びせたほか、男性の娘を通り魔事件の犠牲者に例えるような発言をしたとしています。
一方、記事の中で、男性は警察に被害届を出すことを検討しているとしています。
豊田議員の事務所関係者は、NHKの取材に対し事実関係を認めたうえで「豊田議員はちょっとしたことですぐにどなったり人格否定の発言をする。普通の人が我慢できるレベルではないので秘書が次々にやめていく」と話しています。