西日本鉄道は21日、2021年度をめどに西鉄福岡(天神)駅でホームドアの整備に着手すると発表した。安全性向上が狙い。ただ同駅に停車する列車はドア数が一定でないことなどから新型ドアの開発が必要になる。
国土交通省は利用者10万人以上の駅にホームドアの設置を求めており、西鉄で該当するのは同駅のみ。3つのホームがあり、すべてにホームドアを設置する計画。
車両の形式により扉の枚数や位置が異なるため既存の製品の設置は困難で、同社は「新しいタイプのホームドアの検討を進めていく」としている。国交省は従来の横開き式ドアの設置が難しい駅については、ロープ式や昇降バー式など新型ドアの設置を求めており、期限は21年度までをめどとしている。