更新日: 2017年06月18日
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孤独は睡眠の質に影響する!? 若者を対象にした調査で実証!

ストレスやコーヒーの飲み過ぎは睡眠の質に影響すると知られていますが、他に睡眠の質に影響するものには、何があるのでしょうか? ロンドンで18歳〜19歳の若者を対象にした調査では、孤独を感じる人はそうでない人と比べて、睡眠の質が低くなりがちで、昼間の集中力にも影響が出る傾向にあることがわかりました。詳しくご紹介します。

孤独は睡眠の質を下げ、昼間の活動にも影響を与える!?

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これはロンドンのキングズ・カレッジで行われた調査です。日常的に孤独を感じている若者は、そうでない若者に比べ、10%眠りの質が低い傾向にあることがわかりました。また、昼間に疲れを感じやすかったり、集中力が低いという傾向も24%高く見られました。


調査対象は、18歳〜19歳の学生2,232人。「人との交流が足りないと思うことがあるか?」「どれくらいの頻度で孤独を感じるか?」などの質問で孤独度を判定しています。

睡眠の質は、睡眠時間、中途覚醒の有無、寝付きまでの時間などで総合的に判断しているとのことです。

出典:Kings' collage"Loneliness in young adults linked to poor sleep quality",17th May,2017

孤独が睡眠の質に影響するメカニズムとは?

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孤独がなぜ睡眠の質に影響するのでしょうか?

別の調査で、孤独はストレスホルモンと言われる「コルチゾール」の分泌を増やすことがわかっています。コルチゾールの分泌が増えすぎると、眠りにくくなってしまうのだそうですよ。

研究者は、「多くの若者は初めて親元を離れ、大学に通学しているため、孤独を感じやすい。メンタルの問題が出る前に、適切なサポートを受ける必要がある」とコメントしています。

若年層はストレスに弱く、ストレスが不眠にも影響している!?

715 400 20151106130030563c25de5b48d 出典:https://digitalpr.jp/r/14060
一方、味の素株式会社の全国睡眠意識調査では、20~40代は「ストレスを非常に感じやすい」と答えた人が25%と他の世代と比べて、ストレスを感じやすい傾向にあることがわかりました。

同調査では、ストレスを感じる人ほど、不眠や睡眠障害になりやすいという結果も出ています。

おわりに

18~19歳だけでなく、若年層から中高年までストレスや不眠には注意をする必要がありそうですね。

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