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ワンダーラスト運営日記

ほとぼりさめるまで1年くらい西新宿から遠ざからなきゃならない。

 

上皇 

日本の天皇という存在は祭祀王にして権力とば別に権威を担ってきた。権力と権威を分離させるというのは日本人が考案した最高のシステムである。そして天皇の権威を担保するのは神武天皇から連なる万世一系の地位であることが重要である。神武天皇を始め、古代天皇の存在や万世一系を否定する人もいるが、私だって例えば十代目の崇神天皇が168歳まで生きたなんて思っていない。しかし、それはあくまで学術世界の話であって、日本人の精神の根幹、つまりは国体は神話から現代に至る歴史の上に成り立っている。日本の歴史上、神武天皇は存在したのである。

昨年、今上陛下が国民の前にマイクに立たれ退位の御意向を示された。臣民としては陛下の御意向を汲んで差し上げるべきであろう。現在、退位に向けて進められている。その際、退位後の陛下の称号が「上皇」になるという報道があった。日本の歴史上、退位した天皇を太上天皇、略して上皇と呼ぶ。しかしそれは後鳥羽上皇、後白河上皇など、歴史上の人物でしか聞いたことがなく、最も直近の上皇ですら天保年間まで遡らねばならない。特に一世一代と決められている現代では、まさか上皇という存在が出来るとは思わなかった。まさに歴史上の出来事に直面している感慨を覚える。

皇太子さまは現在、今上陛下が即位された年齢を超えてしまっている。平成の次の御代がどれだけ続くか誰もわからないが、天皇陛下がいらっしゃる限り、皇国日本は安泰である。むしろ、現在の問題は、世継ぎの事であろう。皇太子さまは次の天皇に即位されることは決まっているが、その際の皇太子が未定なのである。皇位継承順位は関係なく、皇太子という立場の方が決まっていない。私としては敬宮愛子さまがおなりになるべきだと思っているが、現在の皇室典範の規定では女性はその地位に就くことが出来ない。ここは一刻も早急に皇室典範を改定して、敬宮愛子さまのお立場を確定するべきだと思っている。

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今だから言えるけど・・・ part 2 

さて前回からの続きである。

今までツイッターでデマを流している連中を批判してきたが、中にはどうしようもない連中もいる。内容がなければ批判も出来ない。例えば「オマエのかーちゃんデベソ」みたいな中傷に対しては、内容がないだけに反論なり批判なりのしようがない。そして、このレベルに毛の生えたような中傷をネチネチと書いていたのが、誰あろうイッチであった。

コイツは日本語が不得手だというのは今までも具体例を挙げて説明してきたが、よほど気になるのか、チョロチョロとウチに対する嫌味をツイッターで書いていた。コイツがしっかりこのブログを読んでいるのはツイッターの内容から把握はしていたし、コレ!と言った内容のあるものではなかったが、チョロチョロとした嫌味を書いていたので、一度かましてやらんとアカンなとは思っていた。しかし、本当にチョロチョロした嫌味ばかりで、批判に値する内容もなければ、大義がなかったんだよね。

例えばコイツは、このブログの事を「電波ブログ」だと書いている。このような単なる中傷の言葉には反論のしようがない。しかし、このようなイッチの「怪文書ツイート」を放置するのも問題だろう。ということで、イッチの前に釣り針を垂らしてみた。それが「丸山ワクチン 4」だったのである。この中で私は以下のように書いた。

ズレたことを言ってくる連中は、きっと普段プードルしか話し相手がいないような世間と接点が少ない奴なのだろう。」

もちろん、これはイッチを指しての文面である。アイツ、このブログをしっかり読んでいるから、絶対これに反応してくるだろうと確信していた。これが私にとってのハル・ノートである。そしたら案の定、面白いようにキレイぱっくりと食いついてきた。バカな奴だねえ(笑)。もう、あまりに狙い通りに動いてくれたのが嬉しくって、キターッ!とスタッフみんなで大笑いだった。

この手の人間は、根拠なきプライドだけが肥大化して、特に人格障害の連中は公に恥をかかせられることに非常に屈辱を感じる傾向にある。その後のイッチが、論理破綻した支離滅裂なことを強弁して否を認めないのは、やはり人格における障害が原因であろう。だから、その性質を突いて、あえて餌をイッチの目の前に撒いてみたのである。そしたら私の撒いた餌に食いついてきたどころか、向こうからさらに餌をバラ撒いてくれるなど、予想以上の反応だった。いやいや人格障害って面白いねえ。

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イッチは共感力が欠如しており、まさに人格障害の症状を露呈しているのは、このツイートからも読み取れる。自分はさんざん自己完結のツイートでウチへの嫌味を書いておきながら、いざ自分がブログで採り上げられると「ブログに書かないで直接絡んでくればいいのに」と不満を述べている。自分はいいけど他の人が同じことをやったら怒る、これも今まで数多くの事例を挙げてきた人格障害者特有の論理である。おいおい、オマエ散々ツイッターでウチの嫌味を書いていただろう。だったらテメエこそツイッターで嫌味書いてないで直接絡んでくればいいじゃん、ってなことまで考えが及ばないのだろう。バカだから。自分はいいけど他の人が同じことをやったら怒る、面白いねえ人格障害の連中って。

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要するに、直接絡んでこいというのは「ブログで書かないで」ということなのである。ブログに書こうがツイッターで書こうが同じことだろうと思うが、ツイッターに比べて多数の人が目にするブログで書かれるのが嫌なのだろう。まあ気持ちはわかるが、それ相応に書かれることをしているのだから、まずは自分の言動を省みなさい。「直接言ってこいよ」というのは「他の人に言わないで」を婉曲に言っているだけなのである。

■ 根拠なき肥大化したプライドを持っている。
■ 大勢の前で恥をかかされることに屈辱を感じる。


ツイートから読み取れるイッチの人物像から、この2点を満たせば、必ず食いついてくると私は確信していた。だからイッチ君には謝らなければならないね。その内かましてやろうと思っていたので、批判する大義を得るために、ワシの方から釣り針を垂らしたの。それは認めます。ゴメンね。ただ、ちょいと一発かましてやるだけのつもりが、まさかあんなに人格障害者のお手本のような醜態を晒すとは思わず、このブログの名物キャラに昇格してしまった。それは本当に私の想定外だった。

・・・想定外のイッチの反応。
「批判に耐えられず、自己防衛のために過剰な反応を示すことがあります。」
なるほど、自己愛性人格障害の特徴をすっかり忘れておったわい。



Category: 虚言を弄して逃げ惑うイッチの醜態

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今だから言えるけど・・・ part 1 

かつて日本は欧米の植民地だったアジア解放を目的として戦争を行なった。その戦争を正式に「大東亜戦争」と呼ぶことが閣議決定された。戦争の大義をそのまま盛り込んだ名称である。戦争は大義がないと遂行出来ぬ。アメリカが行なったイラク戦争は大量破壊兵器がなかった時点で大義を失い、米兵自身が何を目的に戦争をしているのかわからなくなり泥沼化している。山口組三代目組長の跡目を巡り山口組と一和会に分裂したが、山口組が組長と若頭の「返し」という大義を持っていたのに対し、一和会は単なる人事の不満である。当然大義を持つ方が勝利している。かように「大義」というのは行為の上での重要なファクターである。

ルーズベルト大統領は戦争をしないという公約の下で大統領に当選している。しかし世界は第二次大戦の時代である。アメリカも参戦せねば勝利者利得に預かれぬ。ルーズベルトは参戦を欲し、またチャーチルやスターリンからも参戦を促されていた。彼らは戦況を有利に進めるためアメリカの軍事力を必要としていたからである。しかし前述のようにルーズベルトは「あなたがたのご子息を戦場にやらない」という公約を掲げて当選、モンロー主義が国策となっていた。今さら第二次大戦に参戦する理由がない。大義がない。

歴史的には日米開戦は日本軍の真珠湾攻撃により開幕したが、それ以前から火種は燻っていた。アメリカは日本に対し挑発を重ね、また日本はかなり譲歩した交渉をし武力衝突に至らぬ努力を重ねていた。しかしアメリカはヤル気マンマン、遂にハル・ノートを日本に提示することとなる。ハル・ノートの内容は明治以来日本が国民の血を犠牲にして獲得してきた外国の権益を放棄するといった、到底受け入れられない内容であった。そしてアメリカ側も日本が拒否することを想定しての最後通牒だったのである。日本はこの最後通牒を受け、仕方なく開戦に踏み切る。それが真珠湾攻撃であった。

日本が真珠湾を攻撃しているとの報を受け、ルーズベルトは大喜びで側近に言ったという。「おい!今、ジャップの連中が真珠湾を攻撃してるんだよ!」。ルーズベルトの意思に反して、アメリカ世論は戦争不干渉であった。それが真珠湾を堺に一変する。ルーズベルトは日記に日本の真珠湾攻撃に安堵したと書き記している。「リメンバー・パール・ハーバー」これが大義となり、アメリカは第二次世界大戦に参加することとなった。

つまり、ハル・ノートは、ハナから日本が吞むなんて思っていない。アイツから最初に手ぇ出したんだぜという言い訳作りに他ならぬ。戦争の大義を欲していたルーズベルトが、日本から最初の一撃をするよう仕向けたのである。このようなアメリカの手口は伝統的なもので、ベトナム戦争では、米艦を自作自演で爆破し、アイツらの仕業だとして、それを理由に開戦している。先に触れたイラク戦争も、大量破壊兵器を所有していると難癖つけて開戦、その後、大量破壊兵器がないと判明すると、独裁者からの解放などと大義をすり替える暴挙を行なっている。いずれにせよ「大義が必要」であるという認識はアメリカ側も持っているということである。

*****

ちゃんと読解力のある人が読めば、私が批判しているのは「デマを流している奴」を対象としているという事がわかると思う。りっきーのクズ野郎が書いているような「客を誹謗中傷」など私はしていない。あくまで私は受け身であり、書かれたことに対する反論として書いているのみである。イッチのことをボロクソに書いているが、それはそう書かれるだけの記述をアイツも書いているからに他ならない。デマを書いていない第三者に対しては何も書いていないし、書く必要がない。日本語がまだ不慣れなイッチの「第三者を黙らせる」という言葉は、それ自体が矛盾を孕んでいる、これまたズレた意見である。私は常に受け身なんですよ。

「デマの是正」これが私の唯一の大義である。デマが拡散すると、それが独り歩きして人々の脳裏に真実として焼き付いてしまう。堀江貴文の有名な暴言として「人の心はカネで買える」というものがある。亀井静香も選挙の時にその言葉を堀江叩きの材料としてフル活用していた。しかし、先日、勝谷誠彦の番組にゲスト出演した堀江貴文は言う。「あんなこと、言うわけないじゃないですか」。なるほど、言われてみれば出展不明、出所不明の言葉である。堀江の口から言ったこともなければ、著作にもそのような記述はない。かくもデマというのは恐ろしいものである。声を大にして否定しておかねば、このように、さも真実であるかのごとく流布してしまうものなのである。

かように私は唯一の大義として「デマの是正」を掲げている。ただ、一度だけ、主義に反してアメリカのような手口を使ったことがある。大義はないこともなかったが、根拠としてはいくぶん弱かったので、「相手からやった」という状況を作るために、ハル・ノートを突き付けたことがある。言ってみれば挑発である。我ながら性格が悪いなと思う。それが実は「丸山ワクチン 4」なのである。


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DON'T TRUST OVER THIRTY vol.2 

前回、ビートルズの日本公演を実際に武道館で見て、
同じコンサートを同じ場所で見たにもかかわらず、
ビートルズの演奏が聞こえた人と、聞こえなかった人がいる、という話を書いた。
その理由として、私は以下の点を挙げた。

■ 対象を貶す事によって「わかっている俺」をアピール。
ビートルズなんか乞食芸人でしょ。武道館を使わせるわけにはいかん!とか言う奴。うるさいだけで音楽じゃないとか言う奴がこれに当たる。淡谷のり子の「演奏は下手だけど、あのドラマーだけは鍛えたら物になるわね」と上から目線で語るのも同様である。

■ 大勢の意見に付和雷同。「そうあらねばならない」期待に応えようとする。
これは戦後日本の論壇において左翼にあらずんば進歩的文化人であらずと言う風潮と共通である。津川雅彦は映画界においては今でもこの傾向があるとして、特に山田洋次を批判している。どんなに日本が素晴らしい国であれ、親日は罪である韓国では日本は悪でなくてはならない、日本を認める発言をしてはいけない、そういう空気とも共通する。
なにより、正力松太郎を始め日本の偉い人達がビートルズ「なんて」と言っている以上、それに付和雷同すれば異端にならずに済み、かつ権威ある人たちと同じ意見にしておけば安心、というわけである。端的に言えば、ジャイアンがのび太をイジメている場面で、どちらが筋が通って正義かは関係なく、ジャイアンに媚びて一緒にのび太をイジメるスネ夫の心理である。

しかし実際は、このようなノータリンに過ぎない。脳が足りない。
■ 対象を判断する知識も見識もない、先入観と偏見でしか物事を判断できない。
■ 自分の意見がなく、周囲の雰囲気に同調しているに過ぎない。


*****

本当は別の話を書く予定だったのだが、上記の例を書いていて、ふと思い出したことがある。ずっと童貞の噂があり、そのうち魔法使いになるんじゃね?という周囲の期待に反して結婚してしまったりっきーである。コイツはワンダーラストの事を「阿漕な業者」だとツイッターで書いている。果たして何を指して阿漕と言っているのか心当たりがないのだが。おいりっきー、真面目に仕事として商売しているウチの、どこが阿漕なのか言ってみいや。

とにかくコイツは非常に痛い男なので、ツイートを見ていると面白い。そして実際のりっきーはツイート通りのリアルで痛い奴らしい。私の知っているオアシス・ファンの方々は皆、コイツに対して大人の対応をしているようだが、実はウラでは笑いのネタになっている。どれもあまりに具体的過ぎて、誰の話か、さすがにアホのりっきーでも気付くので、りっきー痛いエピソードの数々をここで紹介できないのが残念だが、ただ笑えることは確かだ。

だいたい阿漕な店だと言うなら買わなければいいではないか。。。と思いきや、まるで何事もなかったかのように、シレッと注文をしてくる。何だよやっぱり欲しいんかい。御茶ノ水ネクストタイムが「店でワンダーラストの商品を売らせて欲しい」と私に頼んできたり、何だコイツラの言動不イッチは。おまえら恥というものを知らんのか、恥を。

よっぽど無視してやろうかと思っていたが、スタッフがそんなこと言うなよというので、仕方なく売ってやった。その際、「おい、ウチを誹謗中傷するなら、今度はオマエを的にするぞ」とかましてやったら、面白いくらいビビったようだ。黙って代金を振り込んでツイッターをブロックして逃げてしまった。その後、さらにコイツは笑える醜態を見せているのだが、オアシス・ファンの方々から、それは書かないでと言われているので、ナイショにしておこう。本当にオアシス・ファンは大人よのう。

さて、前置きが長くなってしまった。
りっきーは何も知らない若葉マークのオアシス・ファンから「ブートを極めた方」とかヨイショされて喜んでいるが、実は本当のマニアの連中は、これを読んで、ちゃんちゃらおかしいと苦笑している。その理由をオアシス・マニアの方が言っていた。

「あいつ、ブートのレビューとか書いてるけど、すぐ書かないんだよな。掲示板とか、ホームページで、他の人が書いたのを見て、それを真似たような内容で後から書くんだよ。自分の意見に自信がないんだろうな。あるいは聞いてもわかんないんだろ」

昨年、ショーンKの経歴詐称がバレたが、「もっともらしいことを言っているが、実は内容がなく一般論をしゃべっているに過ぎない」と、一部では既にショーンKの知見を怪しむ声もあった。りっきーも、もっともらしい事を書きつつ、ブート屋の悪口を書き、ブートを極めたとか言われて勘違いしているが、実はショーンKと正体は同じで、中身のない男が、どこかで誰かが書いていたことを、さも自分の意見のように述べているに過ぎない。りっきーのレビュー読んでたら、常に既読感がつきまとう。コイツの書いてること、マジで中身がない。ほれ。「OASIS FOREVER

りっきーの正体は、まさにこれである。
■ 対象を貶す事によって「わかっている俺」をアピール。
■ 大勢の意見に付和雷同。「そうあらねばならない」期待に応えようとする。
■ 実際は、対象を判断する知識も見識もない、先入観と偏見でしか物事を判断できない。
■ 自分の意見がなく、周囲の雰囲気に同調しているに過ぎない。



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DON'T TRUST OVER THIRTY vol.1 

かつてロックに「30歳以上の大人を信じるな」という言葉があったように、ロックとは若者の音楽であった。1992年にアメリカの雑誌で「PAUL McCARTNEY at 50」という特集記事が掲載されたことを覚えている。若者の象徴であったビートルズのメンバーも、ついに50歳になったという内容であった。ところが今やロックを演奏する側も聴く側も結構な年齢である。ポールは74歳である。もう後5年後には今のような大規模なツアーなどやっていないだろう。

ビートルズの来日公演は昭和41年である。日本では当時の欧米における熱狂の噂だけが先行し、「良識ある大人」は眉をひそめ、ビートルズは「少年少女を不良化する」と、真面目に論じられていたくらいである。ビートルズ程度の髪の長さを問題にした人たちは、5年後に訪れたツェッペリンの髪型を見たら卒倒したんじゃないか。

そしてビートルズの誤った伝説のひとつに、「少女の絶叫で演奏が聞こえない」というものがある。しかし、これは明らかに間違いだと断言できる。もちろん話を面白おかしく誇張して、本人たちがそう言っているインタビューがあるが、実際の音を聴くと、客席録音であれしっかり演奏を聴くことが出来るし、本人たちの演奏も聴こえているソレである。日本公演はオーディエンス・テープも存在するが、客席からの隠し録音にもかかわらず、演奏はしっかりと記録されている。演奏は聞こえたのである。当たり前だろう。

しかし不思議なことに、実際にビートルズの日本公演を見に行った人たちの中でも、「若者がギャ~ッとなって演奏がまったく聞こえなかった」と証言している人が複数人いる。同じ会場にいて、同じ演奏を聴いて、聴こえた人と聴こえなかった人がいるという矛盾。これについては松村雄策氏は、「僕はジョージがギターをミスしたのも、ジョンがコーラスを外したのも、しっかり聞こえた。絶叫で演奏が聞こえなかったという人は、最初から聴こうとしなかった人たちである」と著述している。

当時のビートルズ日本公演は世間を巻き込んだ大イベントであり、本来ビートルズを聴くような人たちでない「大人」たちが、「話題のペートルとやらを見に行くべ」と武道館に押し寄せたのである。作家の小林信彦は「EH.エリックが出てきて”次の曲は・・・”と言うとワァ~ッとなって演奏なんか聞こえやしない」というトンチンカンな事を書いている。小林信彦が実際に武道館に臨場したのは本当だろう。それでいて、「EHエリックが曲紹介をして、絶叫で演奏が聞こえない」と証言しているのである。記憶が曖昧になる部分は仕方なかろうが、これはそれ以前に本人のビートルズに対する姿勢の問題ではないか。

既に名のある作家であった小林信彦は、ビートルズが「聞こえなかった」と書かないと、「良識ある大人」から外れることを恐れたのであろう。ビートルズを認めることは文化人としてあるまじきという先入観を持って武道館に臨んだのであろう。小林信彦にとっては、ビートルズの演奏が聞こえては困る、だから体制及び大勢に付和雷同して「聞こえなかった」と嘘を書いている、あるいはそれが嘘でないならば、本当に聞く耳を持っていなかったに過ぎない。

このような連中の性向としては以下の点が挙げられる。
■ 対象を貶す事によって「わかっている俺」をアピール。
■ 大勢の意見に付和雷同。「そうあらねばならない」期待に応えようとする。


しかし、実際は、
■ 対象を判断する知識も見識もない、先入観と偏見でしか物事を判断できない。
■ 自分の意見がなく、周囲の雰囲気に同調しているに過ぎない。


こういう人たちがビートルズを実際に見たというのが実に残念でならない。

志村けんは、ビートルズのチケットを持っていなかったが、行きたくて仕方なかった。
たまたまクラスの女の子がチケットを持っていた。
「おい、チケットを俺によこせ。おまえにはもったいない」

志村けんは正しい。
ビートルズの演奏が聞こえない連中が武道館に行ったなんてもったいない。


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