最近ブログを通じて
『コラム』を書いて欲しい。
『取材』をして欲しい、させて欲しい。
曲を出すから『絵』を描いて欲しい。
などの仕事の依頼がチラホラ来ております。
あと本の執筆ですね。
まぁ・・・それでなんとかやっております。
しかしあまりにも突然の事で、
「意識が全くついていきません」
こういうの『フリーランス』とか
って言うんですよね。
ブログ界隈ではよく耳にする気がします。
しかし私は去年までは、
全くそういうモノとは無縁の人生を歩んできました。
フリーランス・・・・・・
私がフリーランスと聞いて真っ先に思い浮かぶのが
15歳から始めた「日雇い労働」の事になってしまいます。
日雇いは大体、
早朝に軽トラに詰め込まれて、
ガタガタと現場へと運ばれます。
そこで大将が「ヤットケ」と言ったことを
出来るだけ「ヤッテオク」だけです。
大将が言います。
「キットケ」
「ハットケ」
「ハツットケ」
ハハッ・・・まぁ現場によってやる事は様々です。
大体はただの掃除です。
大将はよく雇い主や親会社の人に
「うちの職人がぁ~」「職人がぁ~」と
我々の事を「職人」と表現しておりました。
(これは大将の見栄もあったのだと思いますが・・・・)
しかしココに「職人」などいません。
ココにいるのは自称「経営者」(フリーランス)ばかり
一応の本業が「保険屋」という人もいれば、
「ネットワークビジネス」をやってる人もいます。
珍しいのは「猟師」の人なんかもいました。
あとの人は「草むしり」とか「貯水槽の清掃」
「簡単なハウスクリーニング」みたいな事をしていました。
まぁ・・・本業が全く儲からないので(やる気もない)
みんな、なんとなく受けた仕事で生活しているのです。
「お金になればなんでもやる」という感じです。
これってフリーランスですよね!?
みんなもともと「自由に生きたい!」
「やりたい事をしたい!」みたいに思ってた人達なんですよ。
でもまぁ会社を辞めて(辞めさせられて)
フリーランスになったはいいが、
鳴かず飛ばずで、色んなことに失敗して、
5年・・・10年と・・気づけば歳をとり、情熱も失い、
みんな自分でも何やってるかわからない状態に見えました。
悪い人ばかりではなかっ・・・いや・・・・
いや・・・・これに関しては悪い人ばかりでしたね。
ハハッ・・・・・
なにより、たまにマジメに働いている人達の事を
妙に見下すように言う所はイヤでした。
職業に貴賎は無いと思うのです。
ほんとはアルバイトでもした方が全然楽だし、
お金になると思うんですけど・・・・
やっぱりアルバイトの人達の事を見下しているので、
無理して見栄を張って、
全然儲からない「経営者」(フリーランス)
を名乗り続けているだけのようにも見えました。(私には)
(フリーでやり続けるって大変なんだな)っていうのは、
とてもとても幼い頃から感じていたわけです。
古いタイプの人間なので「正社員が正義」
みたいな思考も強かった。
だからいやまさか・・・
自分がフリーランスというモノになるとは・・・。
そもそも前職は工場作業員ですし。
「文章書いて」「絵を書いて」お金もらうなんて
全く考えもしませんでした。
PCやインターネットの知識だってまるでありません。
ビジネスでのPCの基本的な使い方も、
20代後半になってから勉強しました。(エクセルとか)
これは会社の元居酒屋店長の後輩に教わったのです。
彼はお店のポップ作りの為に自力で勉強したのだそうだ。
エライ。
なーんて、こんなに縁遠い場所からこういう仕事に就いた人って
なかなか居ないんじゃないでしょうか?
そうそう・・・・
で、はじめて仕事の依頼が来たのは、
ブログ開始から一ヶ月くらいした時の事です。
「1文字1円」で記事を書いてもらえませんか?
という依頼内容でした。
調べてみると「1文字1円」はフリーライターの仕事の中では
「普通」というか相場みたいなモノらしいですね。
つまり1記事1000円とか1500円くらいになる。
ありがたいお話ですが、お断りしました。
正直申し上げると「割に合わない」気がしたからです。
(私は1記事書くのに3時間とか4時間かかっちゃうので。)
それに仕事としてあんまり面白くなさそうに見えました。
(やっぱフリーライターってアルバイトより割に合わないな)
ってそう思いました。
同じくブログ開始から一ヶ月が経過した12月
「新しいメディアを作るので一緒にやりませんか?」
というお誘いのメールが来ました。
めでぃあ?なんだそれは・・・・
(よくわからない)
もちろんお断りしました。
自力で調べてみると、
いまライターって呼ばれる人が凄く増えてて、
物凄い安い賃金で使われてチョット問題になっているそうですね。
1記事「数百円」とか
「お金払わないけど書いてくれ!」とか
もちろんピンキリだと思いますが、
ライターっていう仕事は凄くブラックな印象を受けました。
私は基本的に労働者に
「ちゃんとお金を払わない会社」は嫌いです!
で・・・数ヶ月後、また同じ人から
「前回お話したメディアを立ち上げました!
ライターとして書いてもらえませんか?」
というメールが来ました。
それが最近私が書かせて頂いている。
🔻「ロカフレ」というメディアの事です。
あんまり乗り気じゃなかったんですが・・・・
「ぜひぜひ!」と熱心に誘ってくださるので、
とりあえずお話を伺ってみてビックリしました。
1記事の報酬は「4万円」+あるふぁ
記事作成にかかる「経費もロカフレが持つ」
そして、これを定期的に書いて欲しいというのです。
(※ロカフレのライターは全員この条件です)
これ凄く条件が良くないですか?
・・・・でもなんか怪しいですよね?
だからすぐには仕事を受けず、
詳しく話を聞いてみました。
ロカフレは「地方創生」を目的としたメディアで、
ちゃんと現場まで足を運んで、
自分の目で見て、
「血の通ったサイト」を作りたいのだそうです。
なるほど・・・・・・。
いま出処のよくわからない情報、
サイトが溢れていますからね。
ちゃんと自分が現地へ行って
ちゃんと感じたことを書くって大事な事ですよね。
あとロカフレは
「ライターを大事にするメディアにしたい!」
という所も大変気に入りました。
ライターを使い捨てにせず!
ライターの生活を支えられるメディアにしたいそうなのです。
確かにその意気込みが建前じゃないということは、
待遇面の良さから感じ取る事ができました。
私も無職無収入だったので、
お仕事を頂けて本当に助かっています。
「従業員を大事にする会社」なら
これから勝っていって欲しいですよね。
そんなこんなで、
最近は、このロカフレのライターとして、
ちょこちょこ記事を書かせていただいております。
そこで仲間も沢山増えました。
自分で面白い企画を提案してやらせてもらう事も可能です。
やっていて面白いメディアだと思います。
しかし・・・・・気になる事が一つありました。
「ロカフレの経営状況は大丈夫なのか?」
と言うことです・・・・・・・
ライターに4万、地方に行く交通費、
食費・・・・コレお金メチャクチャかかりますよね?
で、心配なので「ロカフレの経営状況大丈夫なんですか?」
とストレートに聞いてみました。
すると・・・・・シレッと
「いま◯百万円の赤字です」
なんて事を言うのです。
(えっ?)
結論早くも「潰れそう」だと言う事ですね。
うーんでも・・・・まぁ・・・・・
従業員にちゃんとお金を払って経費を出して・・・・・
「真っ当にやる」って事は「お金かかる」って事ですよね。
掲げた理想は大きく、現実は甘くない。
ロカフレ編集部はストレスで毎晩吐血しているそうです。笑
それは冗談ですが・・・・・
正直、私としては真っ当な会社を応援したいのですが、
情けない事に全くお力添え出来ていないのが現状です。
まだ出来て3ヶ月ほどの若いメディアなのですが、
この先どうなることやら・・・・・。
これから私共々、行く末を見守って頂ければ幸いです。
おしまい