民主主義の世界 part 2
まず本題に入る前に、私の理想の政治家像を述べておく。
理想の政治家像、これは僅か一言で足りる。「国益に忠実である政治家」である。例えば外国籍を持ちながら最大野党の党首となった蓮舫は日本と台湾の国益が衝突した際にどちらの側に立つのか。河野洋平は中国共産党の代理人みたいな男だったし、金丸信は北朝鮮から金塊とマツタケもらってマスゲームで歓迎され、いらん約束までしてきている。日本の政治家の仕事は、日本の国益を最優先に考えて政(まつりごと)を行なうことである。その基本に忠実でない政治家は、本来の業務をしないのであるから政治家たる資格がない。
そして、もうひとつ重要なことは、国益に即してしっかり仕事さえしてくれれば、裏金だろうが利益供与だろうが、多少のことは目を瞑ってもいい。大義の前では些事は問わない。自分の政治活動を円滑に進めるには領収書がいらないカネも必要だろう。地元に帰れば支援者だかタカリだかわからない連中もいるだろう。だから例え裏金を作ろうと、それも大局的に仕事に役立っていると認識してもいい。
また、橋本龍太郎のように中国人を愛人にするのはもっての他だが、愛人が何人いたところで、そんなことは仕事とは全く関係ない。完全にプライベートなことだから、政治家としての資質として問うのは間違っている。だいたい愛人問題を批判している人たちは、自分がいったいどれくらい潔癖だというのか。三木武吉は「大政治家たる者、数人の女を喧嘩もさせず嫉妬もさせずに操っていく度量がなくてはならん」と述べている。仕事に影響のない範囲でプライベートはどうでもいい。
今、安倍総理が個人的な関係である特定の法人に便宜を図った事が問題視されているが、佐川急便が全国に展開する企業に成長したのは、同じ郷土出身の田中角栄の庇護があってのことだというのは常識である。時代が違うとはいえ、それが問題になったという話は聞かない。田中角栄という政治家と、その息のかかった一企業である佐川急便がタッグを組むことにより、日本の宅配網が整備されたのである。今の通販業界の成興は高度に整備された宅配網あってのことで、国民生活や国益に大きく貢献している。ヤマト運輸など総量規制を検討するくらい利用者が多い。
このように、結果的に国益に繋がれば、裏金だろうが愛人だろうが便宜供与だろうが、必要悪として目を瞑るくらいの度量を国民は持ってもよいのではないかと思う。その過程においては私腹を肥やすなとは言わない。私も目の前に毒マンジュウを差し出されたら受け取るだろうし、親戚の子が就職活動していたら知り合いを紹介するだろうし、裸の女性がカモンと言ったら大抵は行くだろう。それらを拒む聖人君子はほとんどいないだろう。裏金、愛人、利益供与、これらを批判するのは、口には出さないだろうが、「うまくやりやがって」「うらやましい」などという浅はかな気持ちが透けて見えるのである。
ただ多少のことは目を瞑るが、基本である国益、それは常に心にとめておいてもらいたい。郵政民営化法案を通すために国会を解散した小泉純一郎は、選挙演説で「私は殺されたっていいんだっ!」と絶叫したが、当時はこの言葉が私の心に響いた。政治家は後世に評価されればいい。それが正しいかどうかは歴史の審判に委ねれば良いではないか。岩手県の普代村では、村民の反対を押し切って独断で高い堤防を作った村長は、数十年後の2011年になって感謝されている。政治とはそういうものではないか。自分の正しいと思う道があるなら、反対多数であっても実行する、その評価は後世の判断に委ねる、そのためには殺されたっていいくらいの覚悟が欲しい。
長くなりそうなので一旦切る。
(続く)
理想の政治家像、これは僅か一言で足りる。「国益に忠実である政治家」である。例えば外国籍を持ちながら最大野党の党首となった蓮舫は日本と台湾の国益が衝突した際にどちらの側に立つのか。河野洋平は中国共産党の代理人みたいな男だったし、金丸信は北朝鮮から金塊とマツタケもらってマスゲームで歓迎され、いらん約束までしてきている。日本の政治家の仕事は、日本の国益を最優先に考えて政(まつりごと)を行なうことである。その基本に忠実でない政治家は、本来の業務をしないのであるから政治家たる資格がない。
そして、もうひとつ重要なことは、国益に即してしっかり仕事さえしてくれれば、裏金だろうが利益供与だろうが、多少のことは目を瞑ってもいい。大義の前では些事は問わない。自分の政治活動を円滑に進めるには領収書がいらないカネも必要だろう。地元に帰れば支援者だかタカリだかわからない連中もいるだろう。だから例え裏金を作ろうと、それも大局的に仕事に役立っていると認識してもいい。
また、橋本龍太郎のように中国人を愛人にするのはもっての他だが、愛人が何人いたところで、そんなことは仕事とは全く関係ない。完全にプライベートなことだから、政治家としての資質として問うのは間違っている。だいたい愛人問題を批判している人たちは、自分がいったいどれくらい潔癖だというのか。三木武吉は「大政治家たる者、数人の女を喧嘩もさせず嫉妬もさせずに操っていく度量がなくてはならん」と述べている。仕事に影響のない範囲でプライベートはどうでもいい。
今、安倍総理が個人的な関係である特定の法人に便宜を図った事が問題視されているが、佐川急便が全国に展開する企業に成長したのは、同じ郷土出身の田中角栄の庇護があってのことだというのは常識である。時代が違うとはいえ、それが問題になったという話は聞かない。田中角栄という政治家と、その息のかかった一企業である佐川急便がタッグを組むことにより、日本の宅配網が整備されたのである。今の通販業界の成興は高度に整備された宅配網あってのことで、国民生活や国益に大きく貢献している。ヤマト運輸など総量規制を検討するくらい利用者が多い。
このように、結果的に国益に繋がれば、裏金だろうが愛人だろうが便宜供与だろうが、必要悪として目を瞑るくらいの度量を国民は持ってもよいのではないかと思う。その過程においては私腹を肥やすなとは言わない。私も目の前に毒マンジュウを差し出されたら受け取るだろうし、親戚の子が就職活動していたら知り合いを紹介するだろうし、裸の女性がカモンと言ったら大抵は行くだろう。それらを拒む聖人君子はほとんどいないだろう。裏金、愛人、利益供与、これらを批判するのは、口には出さないだろうが、「うまくやりやがって」「うらやましい」などという浅はかな気持ちが透けて見えるのである。
ただ多少のことは目を瞑るが、基本である国益、それは常に心にとめておいてもらいたい。郵政民営化法案を通すために国会を解散した小泉純一郎は、選挙演説で「私は殺されたっていいんだっ!」と絶叫したが、当時はこの言葉が私の心に響いた。政治家は後世に評価されればいい。それが正しいかどうかは歴史の審判に委ねれば良いではないか。岩手県の普代村では、村民の反対を押し切って独断で高い堤防を作った村長は、数十年後の2011年になって感謝されている。政治とはそういうものではないか。自分の正しいと思う道があるなら、反対多数であっても実行する、その評価は後世の判断に委ねる、そのためには殺されたっていいくらいの覚悟が欲しい。
長くなりそうなので一旦切る。
(続く)
Category: ブログ
民主主義の世界
トランプが大統領に就任してから半年あまり経過した。トランプ当選後からトランプ・ラリーと称した株価の上昇と円安が日本市場を沸かした事は記憶に新しい。先日、遂に日経平均株価は2万円を大きく上回り、NYダウも高値をつけている。しかし、半年経過して徐々にハネムーン期間を脱しつつあり、今後、彼の政治手腕の真価が問われるところである。トランプ大統領が当選した際に、アメリカ国内世論は深い溝で分断されていた。端的に言えばヒラリー支持とトランプ支持の両極でざっくり分断されていたのである。
それにしても、あの時のトランプ不支持を表明する連中の品性のないことと言ったらなかった。自宅であるトランプタワーの前で連日デモを行ない、支持者たちとケンカをしていた。レディガガは東日本大震災の時の行動、そして紅白出演と、私は彼女に非常に好感を抱いていたが、トランプタワーの前で暴言を吐く行為には幻滅させられた。そして私の身近なアメリカの友人たちもまた、それぞれの支持者を巡って分断されていた。アメリカ国民でもなければ投票権も持たない私に対しても、まるで踏み絵のようにいずれの支持なのかの表明を求められ、うんざりしたものだった。
何もトランプはクーデターや不正な手段によって大統領になったわけではない。正式な手続を踏んで選挙で選ばれたのである。いずれ項を改めて書くが、ヒトラーも選挙によって選ばれた文民である。トランプ不支持のアメリカ人はその重い事実を軽視しているのが気に入らなかった。あの頃の反トランプのスローガンは「HE IS NOT MY PRESIDENT」である。少なくとも自分は彼を大統領と認めないという主張である。多くのアメリカ人とトランプについて議論を交わしたが、私の結論は常に同じであった。「選挙の結果を認めないなら選挙の意味がない。民主主義を否定することになり、それは引いてはアメリカそのものを否定することになるではないか。自分の主義思想に反した人物であれ、選挙後は自国の大統領として受け入れるべきではないか」と。
実際、自由民主主義の盟主アメリカが選挙結果を否定するのは大きな矛盾である。例えば私は2009年当時、鳩山は総理の器ではないと常々思っていたが、選挙の結果民主党が与党になった以上、党首の鳩山が総理大臣になるのは当然だし、日本国民として、それを受け入れていた。橋下徹の言葉ではないが、選挙の洗礼を受けた以上、その結果は重いのである。
余談になるが、私はトランプ支持でも不支持でも、どちらでもない。日本国籍なので、それを表明する立場にもない。ただ、第三者的視点で、密かにトランプ大統領になればいいなとは思っていた。主な理由は日米安保条約に対する彼の姿勢である。日米安保は米軍駐留の基地負担を他のアメリカの同盟国以上に日本は担っている。不勉強の結果であろうが、トランプはそれを知らず、選挙前にアメリカの駐留費負担を更に減らせよう日本に要求すると述べていた。それが嫌なら米軍は撤退するぞと。これにはアメリカ陸海空軍が慌てたに違いない。さすがに当選後はこのような事は述べていないが、私は非常に期待した。よーし、では自衛隊を日本軍に改称し、自主防衛するぞと。もしかしたら核兵器も実装できるようになるのではないか。自主防衛と核武装、これらは今までアメリカがそうさせない方針であったため日本は従っていたのみで、アメリカさえオッケーならすぐにでもやりたい。トランプが大統領になれば実現するかもと、マジで期待していた。
次項では日本について書く。
(続く)
それにしても、あの時のトランプ不支持を表明する連中の品性のないことと言ったらなかった。自宅であるトランプタワーの前で連日デモを行ない、支持者たちとケンカをしていた。レディガガは東日本大震災の時の行動、そして紅白出演と、私は彼女に非常に好感を抱いていたが、トランプタワーの前で暴言を吐く行為には幻滅させられた。そして私の身近なアメリカの友人たちもまた、それぞれの支持者を巡って分断されていた。アメリカ国民でもなければ投票権も持たない私に対しても、まるで踏み絵のようにいずれの支持なのかの表明を求められ、うんざりしたものだった。
何もトランプはクーデターや不正な手段によって大統領になったわけではない。正式な手続を踏んで選挙で選ばれたのである。いずれ項を改めて書くが、ヒトラーも選挙によって選ばれた文民である。トランプ不支持のアメリカ人はその重い事実を軽視しているのが気に入らなかった。あの頃の反トランプのスローガンは「HE IS NOT MY PRESIDENT」である。少なくとも自分は彼を大統領と認めないという主張である。多くのアメリカ人とトランプについて議論を交わしたが、私の結論は常に同じであった。「選挙の結果を認めないなら選挙の意味がない。民主主義を否定することになり、それは引いてはアメリカそのものを否定することになるではないか。自分の主義思想に反した人物であれ、選挙後は自国の大統領として受け入れるべきではないか」と。
実際、自由民主主義の盟主アメリカが選挙結果を否定するのは大きな矛盾である。例えば私は2009年当時、鳩山は総理の器ではないと常々思っていたが、選挙の結果民主党が与党になった以上、党首の鳩山が総理大臣になるのは当然だし、日本国民として、それを受け入れていた。橋下徹の言葉ではないが、選挙の洗礼を受けた以上、その結果は重いのである。
余談になるが、私はトランプ支持でも不支持でも、どちらでもない。日本国籍なので、それを表明する立場にもない。ただ、第三者的視点で、密かにトランプ大統領になればいいなとは思っていた。主な理由は日米安保条約に対する彼の姿勢である。日米安保は米軍駐留の基地負担を他のアメリカの同盟国以上に日本は担っている。不勉強の結果であろうが、トランプはそれを知らず、選挙前にアメリカの駐留費負担を更に減らせよう日本に要求すると述べていた。それが嫌なら米軍は撤退するぞと。これにはアメリカ陸海空軍が慌てたに違いない。さすがに当選後はこのような事は述べていないが、私は非常に期待した。よーし、では自衛隊を日本軍に改称し、自主防衛するぞと。もしかしたら核兵器も実装できるようになるのではないか。自主防衛と核武装、これらは今までアメリカがそうさせない方針であったため日本は従っていたのみで、アメリカさえオッケーならすぐにでもやりたい。トランプが大統領になれば実現するかもと、マジで期待していた。
次項では日本について書く。
(続く)
Category: ブログ
「武道館は壁が薄い」と豪語
まあ、ガチで本当の話だから、図星を突っ込まれたら、こうやって自虐的に茶化すしかないわな~。見ていて痛々しい。でも、オマエが「武道館は壁が薄い」と豪語してるのを直接聞いた人が、それをネタにして思いっきり笑ってたもんだから、このブログの読者にも笑ってもらいたくて、つい書いてしまったんだ。バラしたらまずかったかしらん? それにしても、う~ん実に痛々しいツイートだ(笑)

昨日、「よっしーは実際は普通の奴なんだから、あまりいじめないであげて」と言われてしまった。私はブートレガーよっしーと同じ業界にいながら会ったことがない。なので、どういう奴か知らないので、人となりはコイツの書いているツイートから判断するしかない。普通の奴がツイッターであんなに頭のおかしな誹謗中傷を書くとは思えないのだが、もしかしたら車を運転すると性格が変わる人がいるように、ツイッターだと人格が変わるのか。それはそれで別の異常性を感じて怖いんだが。
いずれにしても、コイツが勤めている会社に使用者責任は必ず問いたいと考えている。お客様に喜んでもらいたいと真面目に仕事をしているお店を誹謗中傷し、嘘を並べて営業を妨害している事に対し、雇用主としての使用者責任を問うつもりである。既に弁護士には相談しているし、その証拠となるツイートも可能な限り画像で保存してある。CDの現物支給も法的には利益に該当する。ブートレガーという副業を認めているのかどうかも併せて問うてみたい。何年かかっても調べ上げて、必ず責任をとらせる。私たちは遊びでやっているのではない。納税の義務を果たしつつ仕事として経済活動を行なっているのである。それを嘘や嫌がらせで妨害するブートレガーよっしーは人間のクズである。清志郎さん、1曲お願いしまーす。
昨日、「よっしーは実際は普通の奴なんだから、あまりいじめないであげて」と言われてしまった。私はブートレガーよっしーと同じ業界にいながら会ったことがない。なので、どういう奴か知らないので、人となりはコイツの書いているツイートから判断するしかない。普通の奴がツイッターであんなに頭のおかしな誹謗中傷を書くとは思えないのだが、もしかしたら車を運転すると性格が変わる人がいるように、ツイッターだと人格が変わるのか。それはそれで別の異常性を感じて怖いんだが。
いずれにしても、コイツが勤めている会社に使用者責任は必ず問いたいと考えている。お客様に喜んでもらいたいと真面目に仕事をしているお店を誹謗中傷し、嘘を並べて営業を妨害している事に対し、雇用主としての使用者責任を問うつもりである。既に弁護士には相談しているし、その証拠となるツイートも可能な限り画像で保存してある。CDの現物支給も法的には利益に該当する。ブートレガーという副業を認めているのかどうかも併せて問うてみたい。何年かかっても調べ上げて、必ず責任をとらせる。私たちは遊びでやっているのではない。納税の義務を果たしつつ仕事として経済活動を行なっているのである。それを嘘や嫌がらせで妨害するブートレガーよっしーは人間のクズである。清志郎さん、1曲お願いしまーす。
Category: 三鷹のサイコパス・ブートレガーよっしー
偽善的な「人道的」
大学生の頃「黒い太陽731」という映画をビデオで見た。その数字が示す通り、大東亜戦争中に満州において人体実験をしていたという帝国陸軍の機関を扱った中国映画である。私の731部隊に関する知識は森村誠一の「悪魔の飽食」に依るものしかない。しかしこれが連載されていたのが赤旗という政治政党の事実上の機関紙であったことから、その内容に疑問符が付されている。本多勝一が朝日新聞に連載していた「天皇の軍隊」や「中国の旅」にも同様の批判があるが、取材対象が中国共産党やソ連が用意した「ご都合証言者」のみであった点、それを検証することなく垂れ流し的に採用している点において、「悪魔の飽食」はノンフィクションではなくプロパガンダ小説だと指摘されている。
このようなノンフィクションの仮面を被った小説が流布した背景には80年代以前の日本を包んでいた思想や時代の空気を鑑みねばならない。戦後長らく、敗戦の反動から戦前を否定し、社会共産主義こそ理想の社会であるという風潮があった。現在では考えられない事だが、一部の過激的な学生は社会革命を起こす目的で数々の事件を起こし、また北朝鮮は地上の楽園と喧伝して帰国事業を推進するなど、進歩的文化人たるもの社会主義こそ理想とすべきという空気が当時の日本にはあった。大坂正明の逮捕を受けて、まるで遠い過去の遺物を発見したような気持ちになっている。
しかし実際に北朝鮮に帰国した人たち、そしてついていった日本人妻たちから窮状が漏れ聞こえ、冷戦最中の西側の一員であった日本におけるプロパガンダという一面もあったろうが、ソ連の物資不足がニュースになり始めた。現在では社会共産主義は理想ではあっても実現不可能なイデオロギーであった事が証明されている。しかしその残渣は2000年代まで影響を残し、その時代錯誤な思想は反日という形で現在に連なるという話を以前書いた事がある。
話を「黒い太陽731」に戻そう。この映画、パッケージにはおどろおどろしいシーンと共に大袈裟な煽り文句が書かれている。正視に耐えない残酷シーンが次々に展開され、正直言って、ホラー映画かと思ったくらいである。しかし映画の最後に「この映画を犠牲者の方々に捧げる」という内容のテロップが出るに至り、「あっ、これ真面目な映画だったんだ」とやっと気付くほどであった。
731部隊がどのような組織で何をしていたか、真実はわからない。肯定するつもりはないが、しかし、かといって戦争において人道的云々を語るのは偽善であると思っている。戦争は全てを動員する、それだけである。それはアメリカが投下した原子爆弾にも当てはまる。非人道的な兵器だ何だと非難したところで、戦争とはそもそも非人道的なものである。泥棒にせめて靴を脱いで入ってくれというトンチンカンな希望でしかない。昭和天皇は原子爆弾について2度触れている。終戦時の玉音放送で「敵ハ新ニ殘虐ナル爆彈ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ慘害ノ及フ所眞ニ測ルヘカラサルニ至ル」と述べた時。そして昭和50年にアメリカ外遊を終えた帰国時の記者会見において「戦争中であることですから、どうも、広島市民に対しては気の毒であるが、やむを得ないことと私は思っております。」というものである。
やむを得ないこと・・・昭和天皇の意思が伝えられることは稀であるが、政治家や軍人とは離れリアリストであった人物像が伝えられる。実際に昭和天皇の直接の言葉は伝わらずとも、そのくだした決断は終戦時においてのみならず、戦後、ともすれば二重外交の誹りを受けるギリギリのところまで肉薄し、日本を正しい方向に導いている。
(続く)
このようなノンフィクションの仮面を被った小説が流布した背景には80年代以前の日本を包んでいた思想や時代の空気を鑑みねばならない。戦後長らく、敗戦の反動から戦前を否定し、社会共産主義こそ理想の社会であるという風潮があった。現在では考えられない事だが、一部の過激的な学生は社会革命を起こす目的で数々の事件を起こし、また北朝鮮は地上の楽園と喧伝して帰国事業を推進するなど、進歩的文化人たるもの社会主義こそ理想とすべきという空気が当時の日本にはあった。大坂正明の逮捕を受けて、まるで遠い過去の遺物を発見したような気持ちになっている。
しかし実際に北朝鮮に帰国した人たち、そしてついていった日本人妻たちから窮状が漏れ聞こえ、冷戦最中の西側の一員であった日本におけるプロパガンダという一面もあったろうが、ソ連の物資不足がニュースになり始めた。現在では社会共産主義は理想ではあっても実現不可能なイデオロギーであった事が証明されている。しかしその残渣は2000年代まで影響を残し、その時代錯誤な思想は反日という形で現在に連なるという話を以前書いた事がある。
話を「黒い太陽731」に戻そう。この映画、パッケージにはおどろおどろしいシーンと共に大袈裟な煽り文句が書かれている。正視に耐えない残酷シーンが次々に展開され、正直言って、ホラー映画かと思ったくらいである。しかし映画の最後に「この映画を犠牲者の方々に捧げる」という内容のテロップが出るに至り、「あっ、これ真面目な映画だったんだ」とやっと気付くほどであった。
731部隊がどのような組織で何をしていたか、真実はわからない。肯定するつもりはないが、しかし、かといって戦争において人道的云々を語るのは偽善であると思っている。戦争は全てを動員する、それだけである。それはアメリカが投下した原子爆弾にも当てはまる。非人道的な兵器だ何だと非難したところで、戦争とはそもそも非人道的なものである。泥棒にせめて靴を脱いで入ってくれというトンチンカンな希望でしかない。昭和天皇は原子爆弾について2度触れている。終戦時の玉音放送で「敵ハ新ニ殘虐ナル爆彈ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ慘害ノ及フ所眞ニ測ルヘカラサルニ至ル」と述べた時。そして昭和50年にアメリカ外遊を終えた帰国時の記者会見において「戦争中であることですから、どうも、広島市民に対しては気の毒であるが、やむを得ないことと私は思っております。」というものである。
やむを得ないこと・・・昭和天皇の意思が伝えられることは稀であるが、政治家や軍人とは離れリアリストであった人物像が伝えられる。実際に昭和天皇の直接の言葉は伝わらずとも、そのくだした決断は終戦時においてのみならず、戦後、ともすれば二重外交の誹りを受けるギリギリのところまで肉薄し、日本を正しい方向に導いている。
(続く)
Category: ブログ