ビットコインとは?投資の始め方、ビットコインの仕組みを投資歴10年の私が解説します
ネットニュースや雑誌でたびたび話題になるビットコインという言葉。これは仮想通貨の一つで、実際の貨幣ではありませんが、実際の貨幣と同じように商品やサービスの売買に使える「お金」です。お金は国によって呼び名が違ったり価値が違ったりしますが、ビットコインにもその性質があって、たとえば円しか持っていない私たちがビットコインで代金を支払うときは、まず円をビットコインに換金しなくてはなりません。ちなみにビットコインの通貨単位は「BTC」です。数えるときは1円や1ドルのように1BTCと表現します。
目次
ビットコインはなぜ普及しているのか?
では次に、なぜビットコインというものが流通するに至ったかをご説明します。円やドル、さらに他の通貨にはつねに、偽造や紛失、さらに自国以外の国に行くときには現地通貨に換金する手数料が発生してしまいます。
それならば世界中が同じ貨幣を使うようになったらどうでしょう。少なくとも換金の手数料は発生しません。また貨幣を紙幣や硬貨にしないことで、物流にかかる費用も省くことができます。そのために新たな貨幣はオンライン上でやりとりができる「電子マネー」である必要があったのです。
その条件を満たしたのがビットコインでした。もちろん実際のお金というものがないのですから、偽造紙幣や失くしてしまうリスクもありません。
あなたはビットコイン取引所で現金をビットコインに換え、ビットコインの価格変動による差益を狙ったり、店舗への料金支払い、個人間でのビットコイン送金と、今まで通貨で行っていたあらゆるやりとりをスピーディーに行えるようになります。
(ビットコインの仕組み概念図)
ただそれでも「電子マネーのデータを書き換えられたら、いつのまにかお金がなくなっていたなんてことが起こるんじゃないの?」と不安に思われる向きもあるでしょう。それを防ぐために開発されたのが仮想通貨を暗号化して守るという技術です。これは暗号通貨(クリプト・カレンシー)と呼ばれ、ビットコインもこの中に入ります。
暗号通貨の開発には日本人が大きく関わっていると言われます。その人物はサトシ・ナカモトという人で、彼が2008年に発表した「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System(ビットコイン:P2P 電子マネーシステム)」という論文がビットコインのシステムを立ち上げるきっかけとなりました。
↓これがサトシ・ナカモト氏が書いた論文。
少し難しいのですが、この論文の中身をできるだけ簡単に説明すると、オンライン上にビットコインの収支台帳を作り、いくつかの基地に分けて分散管理をさせるというものなのです。こうすることで一極集中(クライアント・サーバー型)による不透明感を払拭し、ビットコインの収支をつねに透明化しておくことができるようになりました。
ビットコインのシステムはP2P(Peer-to-Peer)ネットワークによって維持されており、ビットコインの信用はネットワーク参加者全体で相互に形成されてます。
サービスを運営するサーバーとサービスを受けるクライアントとが明確に分かれており、サーバーが管理する情報をクライアントが利用するシステムを「クライアント・サーバー型」と言います。
ビットコインのシステムは、「P2P(Peer-to-Peer)ネットワーク型」と言い、クライアント同士が直接通信を行う分散型ネットワークです。
ビットコインの安全性はP2Pネットワークにより保たれています。
コンビニエンスストアに例えると本部で経営の意思決定していた仕組みを、フランチャイズの店舗間だけで意思決定させるやり方とでも言いましょうか。現実的にはありえないですよね。ビットコインネットワークに参加している者だけで取引できるようにしたことは非常に画期的なことだったのです。
もちろん誰がいつどこにお金を払ったかという個人情報は記録されません。
この「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System(ビットコイン:P2P 電子マネーシステム)」は多くの研究者やプログラマーに影響を与え、2009年には早くも最初のビットコインが発行されました。ただし、最初は経済に直結する電子マネーとしてではなく、ゲーム内の課金システムに使うなどして問題点の検証を行ったのでした。
ちなみに、この画期的なシステムを提唱したサトシ・ナカモトは、漢字で「中本哲史」と書くのですが、その正体はいまだに不明で、本当に日本人なのかどうかもわかっていないようです。
投資、決済、送金。この3つが既存の通貨よりも低コストかつスピーディーに行える
結論として、このビットコインでは基本的には投資、決済、送金と3つのことが行えます。
- 投資:ビットコインを売買することによるキャピタルゲイン(差益)
- 決済:サービス・商品購入時の代金支払い(ネット通販や実店舗でも使える)
- 送金:友人や知人(他の人)にビットコインを送れる
それでは1つずつ解説していきます。
ビットコインの価格は株やFXのように日々変動しています。価格の安い時に購入し、その後に価格が上がった時に売れば利益が得られます。この利益のことをキャピタルゲインとも呼んでいます。
例えば1BTC=3万円の時に1BTC購入した場合、購入後に1BTC=5万円まで価格が上がると2万円の利益が期待出来るのです。
仮想通貨のために現物を動かしている訳ではありません。このような現物を動かさずに取引する仕組みのことを差金決済と言います。FXも差金決済となっておりビットコインと似ています。この差金決済によりビットコインは買いからも売りからも入れます。
近頃では急激な上昇相場が続いており、ビットコインへの投資に注目度が高まっています。株やFXでは経済や業績、政治などいろいろな要因で価格が変わります。
しかし、ビットコインは仮想通貨のために実体の価値が分かり難くなっています。そのため投資家心理によって大きく価格が上下すると言う特徴があります。ここ数年では特に乱高下を繰り返しており、ビットコインは投資では無く投機であると言う人が良く見られます。
インターネットに接続出来るパソコンやスマートフォンで商品を購入する人が増えてきました。商品代金の支払には現金の他、クレジットカードや電子マネーなどが使えます。
ところが最近ではビットコイン決済を導入する通販サイトが増えてきました。クレジットカードや電子マネーなどに替わる決済方法としてビットコインへの注目度が高まっています。実店舗でもビットコイン決済が出来るところが増えており、利便性も高まっています。
ビットコインアプリをインストールしてあるスマートフォンを用意し、実店舗にある読み取り端末を用いて自分のビットコインウォレットから支払するだけと簡単です。ネット通販でも購入時の支払い手順通りに進めば簡単にビットコイン決済できるサイトが増えています。下で紹介されているネット通販サイトでは実際にビットコイン決済を提供しています。
個人情報を入力し、届け日時を指定。入力内容の確認が終わると・・・
「ビットコインで支払う」ボタンが現れます!
このボタンを押すと、支払い手順の説明が出てくるので、こちらのアドレスに、指定の金額を振り込みます。
ここでは2700円 => 0.0643407ビットコインなので、私のビットコインウォレットから準備・・・
クレジットカード決済だと3%から5%ほどの決済手数料が発生しました。この決済手数料は商品価格にプラスされていることがあります。そのためクレジットカード決済を導入していないネットショップの方が同じ商品でも価格が安いと言うことが多かったです。
ビットコインは1%ほどと手数料がクレジットカード決済よりも低いのです。ショップ側は手数料の節約が出来る、お客さん側は商品価格が安くなると双方メリットがあります。ビットコイン決済を導入している店舗で実際に利用している日本人はまだ少ないです。
その利便性の高さから今後もビットコイン決済の普及が広まると予測されています。
自分の金融機関口座から相手の金融機関口座に送金する際、良く利用されているのがATMやインターネットバンキングです。このような送金がビットコインでも行えます。
国内送金の場合、同じ金融機関同士なら手数料無料で済むことがありました。海外送金すると2,500円から4,000円ほどと高額な手数料がかかることがあります。手数料の負担が大きいですが、ビットコインで送金するとこの手数料の節約が出来るのです。
仮想通貨取引所によって手数料が異なりますが、わずか数十円から数百円ほどとなっています。ただし送金するには送金する人、受け取る人の両方で仮想通貨取引所の口座を持っていることが必要です。送金する人、受け取る人両方口座を持っていれば送金する人がインターネット上で手続きするだけで完了します。資金移動はすぐに行われお互いの口座に即座に反映されます。
受け取り人は送金されてきたビットコインを最寄りの金融機関にて現地通貨に交換します。国内送金はまだ国内金融機関の方が高い利便性を持つものの、海外送金は既にビットコインに優位性があります。
ビットコインの単位表記にはいくつかある
ビットコインが仮想通貨ということを知っていたとしても単位まで知っておかねばなりません。たとえば日本円にしても「円」という文字で日本円であることを示すように、特定の文字でビットコインを示しているのです。
また、十、百、千、万、億、兆というように単位を増やすことができれば、銭のように単位を減らすことができるように、ビットコインでも単位を増減させるための文字が用意されています。
BTC
まず覚えてほしいのがBTCです。その3文字だけでビットコインであることを示します。また小数点を利用して表記することも普通で、1BTC、0.023BTC、それらのように表記して使用します。
ちなみに2017年6月現在のレートでおよそ1BTC=270,000円です。
XBT
XBTはBTCと同じ意味になります。つまりBTCと同じようにビットコインであることを示します。どうしてXBTという単位があるのかというと、特定の国に依存していない通貨は先頭にXをつけるという決まりがISO規格(ISO 4217)に定められているからです。
通貨と似たような価値のあるものとしては金や銀がありますが、それらにしても先頭にXをつけることがあり、XAU(金)やXAG(銀)と表記されることがあります。
Satoshi
Satoshiとはビットコインの最小単位のことです。0.00000001BTC=1Satoshiとなります。
Satoshiの由来は前述したとおり、ビットコインの技術論文の著者である中本哲史(さとし)から由来しています。
このSatoshiという単位は主にビットコインのプロトコル上で利用されている単位になります。主なAPIでもSatoshiが利用されていてBTCではないことに注意しなければなりません。
小さい単位が求められることでSatoshiが作られましたが、将来的にはより小さい単位が出てくる可能性もあります。
それでも546Satoshiはdustと呼ばれて、数値が小さすぎることで取引が成立しないので注意してください。
補助単位
ビットコインでも補助単位が使われることがあります。g(グラム)に対してキログラム(キログラム)があるように小文字を1つ足して桁数を操作しているのです。
ビッドコインでは「mBTC(ミリ)」や「μBTC(マイクロ)」がよく使われます。ビットコインは2009年に大きく価値が上昇したために、1000分の1(ミリ)や100万分の1(マイクロ)が使われるようになりました。
つまり、1mBTC=0.001BTCであり、1μBTCで0.000001BTCになります。
特にmBTCはオンラインカジノでも当たり前のように表示される単位なので覚えておきましょう。
以上のようにビットコインには様々な単位があります。そのため表記が混ざることもあります。一般の通貨では表記が混ざることはないので、ビットコインの取り扱いでは表示されている単位を確認するクセをつけておきましょう。
今後のビットコイン相場に注目。相場の動きはどうなる?
ビットコインは相場状況に応じて価格が上下しますが、2009年以降は1BTC=0円と言う殆ど価値の無い状態が続いていました。ビットコイン価格の上下動は株式のように需給で決まります。需要が多ければ価格が上がり、需要が減れば価格は下がるのです。
(クリックして拡大)
2013年頃まで価格の低い状態が続いていましたが、それ以降急上昇しています。ビットコインの利便性や将来性などについて注目する人が増えたからだと言われています。価格が急上昇した後、乱高下しながらしばらく下落相場が続きました。
しかし、チャートを見ると2015年の終わり頃からまた上昇相場が始まっています。その後、乱高下を繰り返しながら価格が低下し、2015年末くらいから再び急上昇しているのが分かります。2017年1月に急上昇と急落下が発生しながらも、その後もジワリジワリと値を上げつつ5月に入って急伸。5月25日に33万円台を記録するなど過去にない歴史的バブル相場の様相を帯びてきています。
取引参加者がまだ少なく流動性が低いから価格が乱高下しやすい?
売り注文よりも買い意欲の方が高ければ相場と言うものは上昇を続けます。相場の動きは流動性の高さ低さによっても左右されます。市場参加者が少ない時は流動性が低く乱高下しやすくなるものの、市場参加者が増えて流動性が高まるにつれて相場が安定していきます。
ビットコインはその注目度に対し、まだ市場が比較的小規模なために流動性が低くなりやすいです。そのため少ない取引量でも相場が乱高下しやすくなっています。上がる時はバブル的な相場上昇を見せ、下がる時も大幅な下落が見られます。株式の場合は企業価値を買うと言った性質があり実態が分かり易いです。
ビットコインは仮想通貨の一種のため実態が分かり難くなっています。
そのためビットコインは投資家心理だけによってのみ価格形成がなされ、故に相場が乱高下しやすいとも言えるでしょう。
投資家の期待値が高まっている時は上昇相場になりやすく、もう上がり過ぎで危ないと言う心理が高まると下落相場になりやすいと予測されています。
このように多数の投資家の思惑で価格が形成されていくと言う特徴があります。今後もビットコインが成長を続ける可能性は高いものの、どこまで投資家の心理の良さが続くのか予測するのは困難です。
大きな価格変動リスクがあることを事前に把握してから投資することが大切です。
ビットコインの取引の流れや取引までに準備スべきこと
「ビットコイン取引をしたい!」
「チャンスが来たらすぐに取引できる状態にしておきたい」
という方は多いと思います。
取引を開始するためにはビットコインを取り扱っている取引所に口座を開設しなければなりません。現在、日本でビットコインを買える取引所は以下の通りになります。個人的なおすすめ順で上から並べてみました。この中から好みの業者を選び、公式サイトから登録手続きに進んでいきます。
取引所 | 入金方法 | スマホアプリ |
---|---|---|
Coincheck | 銀行振込 コンビニ入金 ペイジー入金 クレジットカード入金 |
iPhone Android |
bitFlyer | 銀行振込 コンビニ入金 |
iPhone Android |
Bitbank | 銀行振込 クレジットカード入金 |
– |
Zaif | 銀行振込 コンビニ入金 ペイジー入金 クレジットカード入金 |
iPhone Android |
BTCBOX | 銀行振込 | iPhone |
次は口座開設から取引開始までの手順を解説していきます。
・登録~取引までの流れ
口座開設のやり方を説明していきます。まずは取引所の公式サイトへアクセスします。
現在ビットコイン取引のできる取引所(しかも日本語対応で使いやすい)ところは以下のところです。
このうち私は操作しやすいと噂のコインチェックを選びました。早速公式サイトへアクセスしてみます。
下のような画面になります。
Facebookやメールアドレスさえあれば作れます。私はFacebookアカウントを使うことにしました。
ボタンを押すと自動認証されるので、あとは取引目的等の確認をして完了です。
ちなみに私はFacebookのほうでやってみたんですが、「あれ?もう完了?」といった具合に口座づくり作業は完了しました。時間でいうと1分半といったところです。こういうところに、ネット社会の恩恵を感じますよね。
ただしまだ取引ができる状態にはなっていません。あとは本人確認とコインチェック側による審査があります。
・本人確認書類(免許証やパスポートといった本人写真の付いた書類、健康保険証など)の送付手続きを行う
ログイン後のアカウント情報入力のところで、本人確認の送付手続きを行いましょう。
ここでは、運転免許証の写真を添付して送付するだけで大丈夫です。
・後日、書留でハガキが届きます
本人確認済のお知らせとして、下のようなはがきが届きます。
大体、送付してから2日後あたりに届きます。こんなに早く届くものなんですね。この後ビットコイン口座に入金さえすれば取引することが可能になります。
やり取り開始のために口座開設してみた私の感想!
「仮想通貨投資なんて何だか怪しい世界だ。」「未知なる世界の口座づくりに挑戦だ!」と矛盾した気持ちを抱えながらの口座開設手続きでしたが、そんなのが何だったんだろう?と思うくらいにスムーズに完結できちゃいました。全然知らないことをやろうとするって、妙に大変そうだと思っちゃうものですが、終わってみればものすごい簡単だったなんてことはよくありますよね。
私自身、口座開設をやってみて本当にそれを実感しました。とてもスピーディーに出来たからです。
私が口座作成に至った経緯は、この章の序盤にある、
「いざその機会が来るまでにやり取り可能な準備態勢を整えておきたい」
というところだったので、ひとまず口座作成をしてみたという感じです。これでひとまず隙きあらばすぐにでもビットコイン投資に参入できる様になりました。
まとめ
現金って料金を支払ったり、お釣りをもらったり、ATMから引き出したり(その度に手数料が取られたり)して非常に面倒なんですよね。日本政府も2020年の東京オリンピック時の訪日外国人に向けにキャッシュレス、IC化を促進している向きもありますので、今後もキャッシュレス化の流れはどんどん加速していくと思われます。現金は電子マネーや仮想通貨に主役の座を奪われる可能性が高いです。
通貨価値を備えるうえに、投資、決済、送金が即存の通貨よりも低コストでスピーディーに行えるビットコイン。全世界で利用ニーズが急速に高まってきている数多くの理由があるのです。
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