ここ数年で副業への関心が高まって来ており投資に興味に興味を持ち始める人が増えて来ています。そこでまず最初に始めるのであれば最もメジャーな『FX』か『株』と思っているけど、
FXと株はどう違うの?
いったいどっちが簡単で儲かるの?
と疑問を抱いている方が多くいると思いますので今日はその疑問を解決して行きます。
Contents
『FX』と『株』の抑えるべき7つの違い
投資としてFXと株を比較する上で、押さえておくべき重要な違いは大きく以下の7つが挙げられます。
投資対象
FXも株も価格がこれから上がるか下がるかを予測して売買を行う投資ですが、投資対象が「各国政府が発行する通貨」か「個別企業が資本金調達のために発行する株式」かという点では大きく異なります。
FXの場合
FXは各国の通貨が投資対象ですので、各国の景気動向や金融政策等によって世界で買われる量の多い通貨の価格が上がり、少ない通貨の価格が下がりますが、国がなくならない限りは株のように価値がゼロになる可能性はありません。
株の場合
株はその企業の信用力や業績に依存するため、業績が良ければ上がり、悪ければ下がり、最悪の場合倒産すると価値がゼロになってしまう可能性があります。
分析対象の数
分析対象の数は投資の選択肢の数ともいえるため、多い方が良いという見方もありますが、初心者にとってはあまり多いと難易度が上がってしまうため少ない方がよいといえるでしょう。
その点で比較すると、株は東京証券取引所に上場されている内国株式銘柄だけでも3,500種類以上の銘柄があり、外国株式や他の証券取引所の銘柄も合わせるとさらに多くの分析対象があります。なので、これらをすべて把握するだけでもかなりの時間がかかってしまいます。時間がある人でないと少し難しいかと思います。
一方、FXで取引される通貨はせいぜい30種類程度で、その中でも特に多いメジャー通貨だけだと10種類もありません。それらの通貨のペア毎に取引を行いますが、そのペア数も大手国内FX業者の平均で20ペア程度しかなく、さらにその中で主に取引をするペアとなると数種類になるので時間がない人でも可能ですね。
必要な知識
前述のとおり、株は個別企業の業績がどうなるかを予測するため、その企業自体についてやその企業が属する業界、その他競合企業等についての知識が必要であり、現在の株価が相当な価格なのかを判断するために財務や会計についての知識も必要になってきます。財務や会計の知識となると一般の方では身に付けるのが難しいですし身近なものではないので取り組みづらいかと思います。
一方、FXは各国の景気動向や金融政策についての知識、各通貨の世界における位置付けや取引量等の通貨自体についての知識、どういう状況になるとどの通貨が買われるかといった為替の知識等が必要になってきます。これは、普段のテレビのニュース番組や携帯のニュースサイトなので取れる大きな情報がメインになっていますので一般の方でも株の情報よりFXの情報の方が集めやすいですね。
必要な最低資金
必要な最低資金は、株の場合最低取引単位が企業毎に異なるため、銘柄によって大幅にことなりますが、最も小さいものでも数万円〜になります。しかしながら、比較的安全性の高い東証一部上場の大手企業の株になると取引単位が大きかったり、株価自体が高かったりするため、最低でも数十万円程度の資金が必要になるケースが多いです。
FXの場合は、FX業者によって「最低取引単位」が異なっており、2016年6月時点では大きく「最低単位である1Lot=10,000通貨」の業者と「1Lot=1,000通貨」の業者があります。1,000通貨単位の業者であれば、仮に「1$=100円」とすると必要最低資金は「100円×1,000通貨(1,000$)=10万円」となりますが、FXにはレバレッジという制度があり、口座に預けた資金(証拠金)最大25倍までの取引が可能ですので、「10万円÷25=5,000円」という小さな資金から取引が可能になります。
取引可能時間
株は証券会社を通した証券取引所取引になりますので、証券取引所が空いている時間しか取引ができません。日本の証券取引所の場合、平日の前場(9時〜11時半)と後場(12時半〜15時)の合計5時間しか取引をすることができません。この時間帯ですとお仕事をされている方ですと取引をおこなうのは難しいですね。
一方、FXでは平日の24時間常に世界中のどこかのマーケットで為替取引が行われているため、個人トレーダーでも平日の24時間いつでも取引することが可能です。また、月曜〜金曜までを平日という概念ですので祭日でも世界の市場は空いていますのでこういった日はゆっくりと取引を行うことができますね。
1日の値動き幅
1日の値動き幅は、大きいほどハイリスクハイリターンな取引に、小さいほどローリスクローリターンな取引になりますので、どちらが良いかは人それぞれの投資理念や投資スタイルにより異なります。
株の場合は、銘柄により大きな差がありますが、概ね1%(大手企業等の安全株)〜30%(ベンチャー企業等の成長株)程度の範囲が多く、信用取引で預入れ資金の最大3倍で取引した場合、1日で資金を2倍にするようなハイリスクハイリターンな取引も可能です。
一方、FXは通貨ペアによって変動幅に差がありますが、1日の単位で動く範囲はせいぜい0.5%〜2%程度です。レバレッジを最大の25倍で取引したとしても、ベンチャー株取引ほどのハイリスクハイリターンな取引を行うことは難しいですが、その分24時間いつでも取引が可能ですので、必然的にチャンスも多くなります。
売買差益以外の利益
FXでも株でも持っているだけで得られる収益として、株の場合は「配当金」、FXの場合は「スワップポイント」というものがありますが、配当金は企業によって年に1回〜2回程度まとめてもらう(業績によっては無配当もある)のに対し、スワップポイントは毎日もらえる(保有通貨によっては逆に取られる)という点が大きく異なります。
さらに、株ならではの魅力として、企業によっては自社のサービスを優待したり、配当金以外の商品等がもらえる「株主優待」というものもあります。当然、保有株数に応じて優待量が異なりますが、航空会社等では航空券が正規料金の半額になる株主優待券がもらえたりしますので、非常に人気です。
まとめ
今回は『FX』と『株』を徹底比較して来ましたが、これらの7つの違いから自分のライフスタイルに合わせた方を選んでいただきまずは初めて見ていただければいいのではないかと思います。これからの時代、投資は必ず必要なものになって来ますのでまずは初めて見ることが重要なのではないかと私は思います。
なので、まずは一歩踏み出して見てはいかがでしょうか?