ちしきよく。

雑多系ブログ。みなさんの「何かを知りたい!」という欲を叶えましょう。

オピニオン系の記事の効率的な書き方について。



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番宣・ヒャッハー!!!!

 

こんな私だけども、id:dacsさんの面白そうな試みにつられちゃって、「教えて!ヒャッハー委員会」ってのに招かれることになった。

www.gudaguda.work

 

心が貧しくタダ乗りということばが大好きな私なので、適当に乗っかっていって独自の切り口から問題を解決できればと思います。

 

思考実験とか哲学とか論理学とか生物学とか言語学とか物理学とか受験関係は私の得意領域なので、twitterで#助けてブロガー のハッシュタグをつけてお悩みをつぶやいていただければ、解決できるかと思います。統計学とか心理学とか云々も鋭意勉強中です。

 

 

ヒャッハー!!!!(番宣終わり)

 

 

 

それで、えーと。

自分にできることを考えてみたら、とりあえずは無難に、「効率的な記事の書き方」からだと思ったので、私が得意なオピニオン系の記事を中心に、書き方をまとめていく。

 

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まず、効率的と言うとみな「時間削減」を想像したがるが、そう焦らないでほしい。

 

オピニオン系の記事は少し特殊で、削るところを削ったあげく、大きく燃え上がる人もいるのだ。

ということでまずは炎上の話から。

 

 

原理編・「炎上回避」

まず絶対に覚えててほしい。

オピニオン系ブロガーは常に炎上と隣り合わせである。

 

なぜなら、少しでも論理に穴があったり、変なことばが使ってあったり、考え方が自分のと食い違っていたりすれば、そこらへんを徹底的に反対立場の人から突っ込まれるからだ。

 

そして炎上というのは、それを読んだ人間が不快感を持ったときに起こる。

であれば、他人に不快さを感じさせないような文章ならば、炎上する道理もないはず。

 

 

つまり、オピニオン系のブロガーの大敵である炎上を避けるためには、「他人を不快にしないような文章」が書けなくてはならない。

ここをわざと少しだけ変えてやって、バズと炎上を同時に手にする強者もいるが、自分がそんな選ばれた類の人間だとは思わないほうがいい。

たいていは煙って終わるか、大炎上して終わるかだ。

 

それに炎上は、ブロガーの信頼を大きく損ねる。

意見を言って飯を食う人間が、意見に信頼されなくなったらどうなるか。

オマンマ食い上げである。

 

炎上の対策

そのための対策は二つ。

 

  • 譲歩を効果的に使う。
  • 強調をうまく使う。

 

 

譲歩ってのはつまり、

『なるほど~君の言ってることもわかるよ~!』

ということだ。

人間は立場によって大きく感じ方を変える。

 

 

だから、できるだけ「あなた方のおっしゃることもわかる」感を出すことは必要だと思う。

 

 

強調をうまく使うってのは私が今やってるコレ。

 

コレとか、コレとか。

 

ブロガーさんの中には、毒々しいほどにたくさんの色を使い分ける方もいるが、それは逆効果である。

 

 

結局人間、読みたいところしか読んでいないのだ。

読みたいところというのは二つ。

 

  • 自分と同じ考え方をしているところ。
  • 文字が目立っているところ。

 

上のほうはどうしようもないが、下はどうとでもなるだろう。

要するに、自分が言いたいところ、誤解してほしくないところを、「大きく」「赤く」しておくのだ。

 

効果としてはこれだけである。

 

つまり、言い訳がましく数千文字を並べ立てるよりは、

「あ~~その気持ちもわかりますよ!!」という譲歩や、「ここは大事!」というポイントを最大限目立つように配置するほうが効果的。

 

 

そうすることで、だいぶ意図せぬ炎上は防げるに違いない。

 

 

で、正直言って、自分でできるのはここまで。

あとはもう、「徹底的に推敲をしろ」「譲歩はところどころに入れろ」「そもそも燃えるような話題にはできるだけ手を触れるな」みたいな、ごくごく当たり前のようなことしか言えない。

 

が、まだ手段は残っている。最善を尽くそうではないか、友よ。

 

基本編・「外注化」

オピニオン系ブロガーは炎上と隣り合わせだが、その一方、「どんな意見を書くと叩かれやすいか」ということにも精通する必要がある。

そのためには一人では不十分だ。

 

自分の思考に矛盾がないことを、自分の思考だけでは証明できない……まさにゲーデルの不完全性定理のような感じだけど、まさにソレ。

 

 

すなわち、意見を聞くための友人を、必ず数人は持っておこう。

できるだけ私のような思ったことをちゃんと言う人がよい。

別に現実世界の人じゃなくてもいい。知り合いのブロガーでもいいし、適当にそこらへんで聞いてもいい。

 

こうして話を聞いてくれた後(気が向けば)お菓子などを奢ったりするので、私はこれを「外注化」と呼んでいる。

 

 

勝手な話だけど、ここまでしてこそ基本の意見系ブログだと思う。

行動原理はやはり、「炎上回避」なのだが、その行動の範囲を自分より数十メートル広げた感じだ。

 

何人かの友人が聞いて眉をひそめるような結論はやめたほうがいい。

 

それはきっと、危ない。

 

画面の向こうにいる不特定多数も、その友人たちと何ら変わりない普通の人たちなのだから、彼らの意見には真摯に耳を傾けよう。

 

 

それでもなお書きたい・炎上しても構わない、という人は、やっていいと思うけど。

 

 

私は燃えそうな話題を書くときは、最低でも一人に考えを尋ねるようにした。

OKがでれば、導きたい結論もそんなに過激なものではないから、安心して書くことができる。

 

 

(というのは実は私も結構最近始めたのだ。まだ投稿してないけど、燃えそうなものが結構あるから、それを書くときに使わせていただいた。

id:interactingさんからのアドバイスである。ありがとうございます)

 

 

 

オピニオン系ブロガーの「効率化」は、他の普通のブロガーのそれとは少し異なっている。

 

何回も言うが、一番の敵は「炎上」であり、いくら時間を削っても、ここが駄目なら意味がないからだ。

 

だから、原理と基本をちゃんと飲み込めた人のみが、応用編に進める。

私が書いていいのかという悩みはあるが、半年程度、物書きの端くれをしているのだからまあ許してほしい。

 

応用編・「最適化」(効率化)

 

私は一つのオピニオン系記事を書くのにはだいたい3時間かけている。

この内訳は以下のような感じ。

 

  • 執筆:2時間
  • 画像探し:10分
  • 友人への相談:15分
  • 推敲:35分
  • (画像作り:適宜)

 

ただこれは3000~4000文字程度の場合で、文字数によりもっと長くなることもある。

推敲がえらく長いが、これは数日かけて推敲を行うためである。

つまり、最低でも3日、1日15分は目を通す。

前日に気が付かなかったことも、寝て覚めれば気づいたりするため。

 

ここまでが前提。

 

 

 

私なりの最適化をした結果が上のような感じで、正直「思ったほど削れない」のだが、一応述べておこう。

 

 

応用編・最適化の手順を説明する。

 

  • 1、まず結論から書く。
  • 2、結論を補強する理由をいくつか列挙。
  • 3、理由の根拠となる点を記述。(ここまでが紙の上)
  • 4、文字に起こす。
  • 5、「逃げ」の手を打つ。
  • 6、長くなったら適宜削る。
  • 7、赤字・黒デカ文字にする。

 

 

実はメソッドとしてはこれだけ。

 

つまり、これだけ聞くと、他のブロガーよりも大分楽な印象がある。

 

これ以上に時間を削ってしまうと、今度はあらぬ誤解や反論を受けることがあるためである。

確かに時間は惜しいが、時間を惜しんだばかりに炎上しては元も子もない。

 

 

 

1、結論から書くのは、論点があっちこっち行かないようにするため。

 

アジアではそういう文章がよいとされるが、オピニオン系の記事に必要なのは何よりも明確な自分の考えだ。

自分で何が言いたいか忘れないために、ちゃんと結論から書いて、適宜思い出し見直しながら進めよう。

 

2、その後、結論を補強する理由をいっぱい書く。

人は、「私はこう思います」を聞いただけでは動かない。

どうしてそう思うのか、どのように考えてそう想い至ったのかまで、丹念に触れる必要がある。それが「論理的な文章」だ。

 

ここは箇条書きでよい。

 

3、その次、理由の根拠となる事実やデータなどを述べる。

ここもやっぱり大事で、「どうしてそれを理由にあげたのか」がわからないと、いつまでもモヤモヤが残る。

 

ここも箇条書き。

 

4、ここまでの内容を紙から原稿におこす。

 

こうしたのは自由な発想を可能にするため。

どうしても最初から書き始めると、上から下に左から右に目が進み、囚われずに発想することが難しい。

自由にスペースを使える紙のほうが便利なのだ。

図や対応関係も書きやすいしね。

 

 

5、逃げの一手。

 

譲歩しよう。

燃えそうなところに難燃剤を詰め込め!

言いたいことはわかるが、とか、それも一理あると思う、とか。

これを詰め込めば、敵意がないことはわかってもらえるはずだ。

 

6、長くなったら削る。

この時点で約3600文字。離脱率は90%越えか?

まあこれは削れないけど、たまに6000字を突破することがあるので、そういうときはさすがに削る。

注意するのは、前後の論理関係、全体との整合性が崩れないか。

そこにさえ気を付ければいいが、私は合わなくなるのが怖いので、「イチから全部書き直し」にすることが多い。

 

正直、期待できるのは冗長な表現の除去ぐらいだろう。ここにはあまり期待しないほうがよい。

 

7、赤文字・黒デカ文字。

 

自分が「ここだ!」と思ったところを大きくしたり、

「これは大事!」と思ったところを赤くしたり。

 

 

応用編は以上になる。

だがこれは一例にすぎない。

自分に合うように最適化して、ぜひ効率的な書き方を見つけてほしい。

(もちろん炎上は困るが)

 

 

結論

オピニオン系の記事は、なかなか時間と行数を削るのが難しい。

 

効率ばかり求めてたら足元と論理がおろそかになって叩かれるし、実はなかなか難しいところなのだ。

まあここらへんで落とし前をつけよう。

 

答えになっていない気もするが、炎上するよりははるかにましなのだ。

 

それではよきオピニオンライフを(?)。