なにかと楽ちんなので簡単な画像編集はパワポでやることが多いでででーさん(@d3_dayo)です!
このブログでは定期的にお届けしているお馴染みのパワポハウツーネタですが、今回は特別トリッキーな使い方ということではなく、PowerPointの基本的な機能である背景透過のやり方について紹介したいと思います。
最初に
今回は変化がわかりやすくなるようにスライドの背景色を変えていますが、PowerPointのスライドに背景がついた画像を挿入すると、このようになると思います。
このピンク色の背景部分を削除したい!
画像編集ソフトがあれば、背景部分を選択して簡単に一括削除することができますが…
「画像編集ソフトをインストールしていない!」
「画像編集ソフトを使うのは面倒だ!」
そんな時は…パワポがあれば、パワポだけでも簡単に画像の背景を除去することができます!
パワポで画像の背景を除去する手順
それでは、さっそくパワポでスライドに挿入した画像の背景を除去する手順を紹介していきます!
背景を除去したい画像をスライド上で選択した状態で、リボン(画面上部のメニュー)から「書式」タブ→「背景の削除」と選択していきます。
すると、パワポがまずは大雑把に背景と判断した部分を自動で除去してくれます。
自動除去の結果が問題ないものであれば、この時点でリボン(画面上部のメニュー)に表示されている「変更を保持」をクリックして背景除去の結果を保存しても良いのですが…
恐らく、この時点では納得のいく背景除去の結果にはなっていないことがほとんどなので、背景として除去する領域、そうでない領域を微調整していきます。
除去する領域の微調整
ここからは自動で除去される背景の範囲を微調整していく手順を解説します。
まずは、背景を除去したい画像をスライド上で選択した状態で、リボン(画面上部のメニュー)から「書式」タブ→「背景の削除」と選択し
大雑把に背景と見なされる領域が自動除去されたら背景として除去したくない領域を指定するためリボンに表示されている「保持する領域としてマーク」をクリックし、除去してほしくない領域をなぞります。
すると、なぞった領域の色などをパワポが判定し、自動で除去しない領域として再認識してくれます。
このようにして、背景として除去したくない領域を次々となぞっていくと、徐々に背景として除去する領域とそうでない領域とのメリハリがついてきます。
反対に、本当は背景として除去したいけど認識されていない箇所を除去したい場合には、リボンに表示されている「削除したい領域としてマーク」をクリックし、除去したい領域をなぞります。
ここまで紹介してきた手順で、背景として除去したい領域と残したい領域をそれぞれ「マーク」するためになぞっていくと、このように背景部分だけをキレイに除去することができます。
以上の操作で、パワポの機能を使った背景削除の作業は完了です。除去した状態を保存する際はリボン(画面上部のメニュー)に表示されている「変更を保持」をクリックすれば保存されます。
背景透過された画像として保存する
このままパワポのスライド上に挿入する画像として使用するのであれば、特に再度画像として保存し直さなくてもパワポ上で使うことはできますが、例えば今後もこの画像を素材として使っていきたい場合や、ウェブページなどで使っていきたい場合は画像として保存する必要があります。
この背景が透過された状態として、画像を再保存する際は、まずこの画像を右クリックして表示されたメニューから「図として保存」を選択します。
図を保存する画面が表示されたら、ファイルの種類を「PNG ポータブル ネットワーク グラフィックス形式」として保存すればOKです!(JPGにしてしまうと背景が透過されないので注意です!)
これで、パワポのスライド上で背景除去した結果を反映させた状態で画像を再保存することができました!
おわりに
今回紹介したパワポでできる背景削除の手順は、古くから搭載されているPowerPoint標準の機能なので、パワポをよく使っている人なら既にご存知な方も多いかとは思いますが、たとえば会社のPCで画像を編集したいけど、画像編集ソフトがインストールされていない(インストールすることもできない)、でもパワポは入っているといった時など、役立つ可能性がある情報として紹介させて頂きました!
背景透過についてはスマホアプリで簡単にやってしまう方法も以前に紹介しました!こちら!
d3dayo.hateblo.jp他にもパワポでできるちょっとした編集の小技を紹介しています!
d3dayo.hateblo.jpでででーさん
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