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麦茶は他の飲料と違って、人工的な保存料や甘味料などがほとんど添加されていない本物の天然飲料です。そんな身近な「麦茶」ですが、最近の研究で知られざる実力が明らかになってきました。
そのスゴイ、美容・健康・生活習慣予防効果をご紹介します。
1.熱を冷ます
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麦茶の原料である大麦は、カラダを冷やす働きがあるので、熱くなったカラダを癒すにはぴったりです。この効果は緑茶やウーロン茶にはありません。
風邪をひいている時や、冷え性が気になる人は、人肌にあたためてから飲みましょう。
2.抗酸化作用
麦茶にはがんや脳卒中などの原因にもなる活性酸素を攻撃する成分が含まれており、生活習慣病の予防効果が期待できます。
麦茶に含まれる酸が、酸化因子に対して高い消去活性があることが研究で判明しています。
3.リラックス効果がある
麦茶には独特の香りがありますが、この香りにも効果があります。
麦茶の香りは、大麦を焙煎することで発生する成分ですが、この香り成分には高い薬理作用があることが認められています。
4.血流を改善する
麦茶に含まれるピラジンという成分には、血流を改善させる作用があります。
その効果は、青魚を食べた時と同じ、もしくはそれ以上であることが明らかになっています。
5.胃を保護する
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麦茶の抽出物には、糖尿病の合併症を防ぐ効果や炎症を抑える作用、胃の粘膜を保護する作用など、様々な優れた機能があることがわかりました。
研究でラットの胃の粘膜に傷をつけ、麦茶の抽出成分を作用させたところ、傷を抑える効果が認められています。
6.カフェインが含まれていない
コーヒーや紅茶などには、カフェインという刺激物質が含まれている場合が多いのですが、麦茶は大麦が原料になっているためカフェインが含まれていません。
タンニンやカフェインといった刺激の強い物質を含まないので、昔からお母さんが安心して赤ちゃんにあげられる飲料として勧められてきました。
7.水分補給に最適
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カフェインが含まれるお茶は利尿作用があるので、実は夏の水分補給には不向きです。
水分補給には、麦茶のようなノンカフェイン飲料が適しています。便秘や貧血につながるタンニンの量もお茶やコーヒーの数分の一です。
飲むときは量に気をつけて
喉が渇いている時は、一度にがぶがぶ飲んでしまいがちが、胃液が薄くなり、もたれた感じになることもあります。コップ半分から1杯程度をこまめに飲む方が、胃に負担をかけません。
これからは、水分補給には麦茶を飲んで、カラダをいたわってあげてはいかがでしょうか。