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 20日午後6時40分ごろ、長野県塩尻市上西条のJR中央線小野―塩尻駅間のトンネル内で、辰野発塩尻行きの普通列車(2両編成)にクマが衝突した。列車に損傷はなく、乗員乗客計15人にけがはなかった。列車は安全確認後、4分後に運転を再開した。

 JR東日本長野支社によると、警察や地元猟友会などがトンネル内で死んだクマを撤去するため、後続の上下線計4本が運休、同日午後9時過ぎに運転を再開した。塩尻署によると、クマは体長約1・2メートル、体重約50キロで、4歳くらいの雄だという。

 県内では、今月12日にも大町市平のJR大糸線南神城―簗場駅間でクマと列車が衝突する事案が発生している。このときもけが人はいなかった。