前回ご紹介しましたマット運動の続きをご紹介させていただきます。
四つん這い歩き(クマ歩き)
マットの上を四つん這い歩きで歩きます。
最初はクマ歩き導入によるハイハイ(ワンちゃん歩き)で自由に歩かせます。
膝を床から離して、お尻を高く上げるように指導するとクマ歩きができます。
私が体操を指導するときはこのクマ歩きを非常に重点を置いて指導しています。
それはこれからご紹介させていただくでんぐり返しや跳び箱の開脚とび導入の指導でもクマ歩きの姿勢をとるからです。
お芋転がり
子どもをマットに寝かせて両手を頭の上で重ねて指先を見させながら転がることをお芋転がりと指導しています。
この遊びはかなりの運動量で全身の筋肉を鍛え、平衡感覚を養います。
そして側転に必要な横回転の感覚を身につけるのを目的とし指導しています。
でんぐり返し
年少から前回・今回ご紹介した遊びの経験を通してでんぐり返しを指導します。
家でも布団の上など柔らかい場所で練習できますので是非行ってみてください。
でんぐり返しができる4つのポイント
- クマ歩きの姿勢(手はパー、お尻は高く)
- 足のすぐ前に手をつく
- 目はお腹をギュ~~ッと見る
- 頭の後ろをつけながら回る
この4つのポイントに気をつけながら行うとカッコイイでんぐり返しができます。
1は、お尻を高く上げないと頭を中に入れることができないため。
2は、手を遠くにつくと頭の後ろではなく、てっぺんがつくため。
3は、ただお腹を見るだけでなく、しっかり見続けるため。
4は、頭のてっぺんをついて回ると首を痛める可能性があるため。
でんぐり返しをアレンジ!
でんぐり返しに慣れてきて、上記の4つのポイントを上手にできてきたら様々なでんぐり返しに挑戦してみましょう。
- 連続で・・・2回連続ででんぐり返し
- 足首を持って・・・手を最後まで放さず起き上がれるかな?
- 頭の後ろで手を組んで・・・組んだ手を放さず、手をつかずにできるかな?
- 2人・3人で・・・保護者や兄弟と一緒に手をつないでタイミングを合わせて
次回は・・・
いかがでしたか?
前回と今回ご紹介した運動遊びは身体の基礎をつくる目的でおこなっています。
次回は側転、倒立、後転の練習方法・コツなどをご紹介したいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。